やわらかなシーツに包まれて
そっと盗み見る

ゆるやかなウエーブの髪に指を絡ませて
唇を寄せる

幸せそうに眠る
起こさないようにベッドから降りようとして
冷たい床に足が触れる前に
 ....
忘れかけてた
ブレーキランプ
“未来予想図”は
一瞬にして
脳裏を独占したこと

蘇り始めた過去


否定し続けて過ごした年月
今更、受け入れても遅いこと
幼さの過ちが痛い

 ....
ひとりで
回転寿司に行きますと
何周もしている
モンゴイカにふと
周回遅れのじぶんじしんを重ねて
真向かいの
ホスト風の男が
うにいくらと注文しているのを
同じ色の皿ばかり積む私は
 ....
それはきっと

お月様
木漏れ日
嵐の夜の海
森深くにある空気
金木犀の薫り
我が子の寝息
君と触れ合う指先の
ぬくもり

当たり前にあるすべて

当たり前じゃない

す ....
灰色のコンクリートには
ない、ない
としか書かれていなくて

薄紫色の夕暮れには
さあ、さあ
としか書かれていなくて

茶色の地面には
まあ、まあ
としか書かれていなくて

青 ....
夢のように細い骨で
ぼくたちは生きてきたんだね




愛についてを乞うたのならば

骨と枯れても

幾千

幾憶


そこには声があった、と
想う

 ....
つらつらつらと
したためるように降りますので
真夜中、
ふとんの中より失礼して、私は両の耳で静かに拝見いたしました

お手紙は
窓や庭の木木いっぱいに長々と書かれてありますようで
これは ....
帰り道 君は南に私は北に 二人を分かつ夕暮れに秋


ロンハーの青田典子が好きと言い笑い転げる君が愛しい

疲れてる君の様子に少し似たスーツの上着抱きしめたくなる

ネクタイを慣れぬ手つ ....
飼い殺した新鮮な感情 目は曇っている
心に吊ったてるてる坊主 一体 何個目かな

絶えない否定と肯定 大丈夫 昨日は戻らない
慰めるだけ 虚しくなるから わかっているのに 忍ばせた

卵が ....
ななこ 「 ねぇ つとむくん、おいしゃさんごっこしようよ。 」



つとむ 「 いいよ〜。どっちがどっちの やくをやろうか? 」



ななこ 「 わたしがおいしゃさんに ....
ほら みて
ふってるよ


あなたが言う

窓の外をみると
ぎゅ っとひざをかかえた雪 
みたいな雹が
こつこつと
じめんにおちてきた


なんだろうね これ

ひょう ....
あなたと
いつでも
たのしく
いれたら
それが楽しみで少し早く起きたりするの
いるのかな、いないのかなって
いつくるかな、こないのかなって
ちょっとソワソワするのも好き

いざ見つけ出したら急に視線はずしちゃったりして
ちょ ....
ジャストサイズを選んだはずが
いつのまにかもの足りなく感じる

酷いことだって分かっているけど
追いかけられると逃げ出したい時もある

あとを濁してばかりのこの暑さも
街で香るつけす ....
悲喜(ヒキ)とりどり
色鮮やかな
あの日の絵画

ただ「アリガトウ」と
隅に書き添え
かなしくはないと云ってよあおい檸檬
    軽く齧ったあなたとわたし


黒髪が胸にまつわり痛くって
    あなたを睨むそろえ前髪


爪を噛むしぐさを憎むいっそすぐ
    指を ....
包帯 が
巻かれた
そこから
光 が差し込むのならば
身体いっぱいに
包帯 を
巻いてやれ
君はもう忘れたんだろ角にあるセブンイレブンでキスをしたのは


冗談にならない嵐 外に聞き“永遠はない”わかってはいる


「もしもし」とのろい私を罵ってくれるウサギが君ならよかった

 ....
温かい、涙を誘う詩も、

悲しくて、綺麗な詩も、

どれもこれも、うまく表せなくて。

あの時の涙は、偽物だったのかなぁとか

あの悔しさは、僕に何も残さなかったのかなぁとか

い ....
いま
あの日、に立っている


右手をのばし
空の高さを測るきみ
手招く左手は
薄の穂の間に
見え隠れして
黄昏の
目で追う背中には
金色の翼があった
喧嘩しても
すぐに忘れ ....
馴れ合いでニコニコマーク苦笑い 私は10年冬眠していた

 走って 走って 疲れてしまったから

 目を開けると

 良人も家族も 老けていた

 みんな 私より 弱っていた


 はいつくばって 鏡の前へ
 ....
できれば

君を抱きしめてしまう
あの日にもどりたい

あの日
君を抱きしめさえしなければ
今も
君の隣で笑っていられたかもしれない

かもしれない

かもしれないだけなんだけ ....
なんとなく
わかっていたけれど

夕風は
すっかり
つめたくて
昼間の陽光も
どこかしら寂しげで

緩やかに
届かぬ夏を
受けとめる頃合です


おろそかに出来るくらいなら ....
現実との駆け引きに負けて

セメント漬けにした思い出

腹の奥底に沈めてた光

こうも簡単に浮いてくるとは

思わなかったよ

期待はしてたけども




前を見るために ....
都会に迷い込んだタンポポの綿毛が
アスファルトの上で花を咲かせた

道行く人は忙しなく
誰もその存在に気付かない

それでもタンポポは咲いていた
人に踏まれても風に吹かれても  ....
アカ抜けた紫式部 連れ出して 都上空 歌詠みデート 惰性で生きている
其の銃口はチョコレートで塞がっている
テレビでピエロが首を吊る時代に
ドアを叩く
憂鬱はもう止まらない

ロックンローラーは死んだ 右手に一輪の薔薇を握って
最後に音を ....
ある日電車で向かいになったおじさんが
ちょっとうれしそうな顔して居眠りしてるのみたら
どうしようもなく親に電話したくなって
寂しくないのに涙ぐんで
なんでもないようなあたたかさ 
感じている ....
気をつけてね

もうすぐ秋が来るわよ


切なくてね

胸がキュンと痛むから



独りにしないでね
佐和さんのおすすめリスト(1526)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
シーツ- 暗闇れも ...自由詩607-10-13
ア・イ・シ・テ・ル- 見崎 光自由詩4*07-10-13
おひとりさま- ふぁんバ ...自由詩22*07-10-8
kamisama- こころゆ ...自由詩7*07-10-7
人生ノート- 小原あき自由詩24*07-10-7
ぼくのかなしみが骨に似ていても- わら自由詩36*07-10-5
雨つづり- フクロネ ...未詩・独白15*07-10-5
ひこうきぐも- さくらほ短歌7*07-10-4
言葉にできたなら- 蒼穹自由詩9*07-9-30
いまどきの- むむ自由詩407-9-30
みず_たま- はな 自由詩11*07-9-29
かしら文字。- 自由詩6*07-9-29
早起き- 蒼依自由詩207-9-29
日曜の朝- 蒼依自由詩307-9-29
『ムカシバナシ』- しろいぬ短歌3*07-9-29
あおい檸檬- 石瀬琳々短歌13*07-9-29
神秘- FUBAR自由詩6*07-9-29
君ならよかった- 町田アキ ...短歌8*07-9-28
例えば情けない夜に- 短角牛自由詩7*07-9-26
彼方- LEO自由詩19*07-9-26
ニコニコマーク- hasunikamaet ...川柳2*07-9-26
ぬくもり- 池中茉莉 ...自由詩2*07-9-26
Oo- こころゆ ...自由詩6*07-9-24
なごりの九月- 千波 一 ...自由詩8*07-9-24
treasure- 哀音自由詩2*07-9-23
小さな花- 1486 106自由詩13*07-9-23
平安ブルー_02- 北大路京 ...短歌6*07-9-22
69RL- 000自由詩207-9-22
おおげさな当たり前。- 短角牛自由詩207-9-21
虫の声- 北大路京 ...自由詩6*07-9-21

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51