なんだかさ

しゅん、となる時もあるんだよ

大人だってさ



なんだかな

カッコ悪いことばかりなんだよ

大人なんてさ



だから

見逃してほしいんだ ....
そらみみさまのみみはききちがいのみみ

空気踊るくらいあつくなつく夏の夜
ジャンキー頭は
つぎはぎだらけのだらけたことばばっかり
思い浮かんで
へらず口あきれるくらい
生ぬるい唇ふやけて ....
釣りなどはじめてみた
君の影響かしら
と思ってみるけれど
釣り好きの君の傍らにいて二年間
そういえば竿のひとつも持たなかった
たまたま起きた早朝の四時に
君がいつものように釣りに出 ....
 1

 雨に打たれながら
 空をふり仰ぐ
 喜びは消えて

 土に手を当てて
 星の身体の温もりに
 触れる喜びも奪われた

 原発の吐息が
 燃えている

 風に乗り 雨 ....
葉月の昼下がりのどうしようもなくもてあました窓の
したで、たったいま、わたしにできることをすべて思
い浮かべてみても、ただ、雨の日の猫のように四つ足
を投げだして眠ることしかできなかった。
 ....
きめたの
あなたと、いきてゆくこと

そして
きめてくれたの
わたしと、いきてゆくこと

そんなこと
ゆめみたひとが、
いたけど

そのきもちは
きらめきを
はなって
 ....
楽園の門が閉ざされて久しい
寝室には潰れたふたつの枕だけ
ふたりは台所にいる
夏は不快な熱で部屋を満たして
居座っている
まるで昨夜着いたばかりのように

テーブルには缶詰がひとつ
ふ ....
五年ぶりに義父と食事をしてきた。
家に帰えると、その義父から電話がきた。
「お前が嫁にきてよかった。串カツは弟にも似ている」

(食事をしているとき、串カツを見て、私に似ていると義父が言ってい ....
部屋の中 わたしの吐息で満たされていて
蒸し暑くて目が覚めた

普段お洒落なんてしないから
どうしたの?って聞かれて恥ずかしくなった赤いペディキュアを

あれから何度も何度も塗り直した
 ....
余計な一言が面白いと思っていらっしゃる 辛いこと貯めこんで利子がつく そのあと
泣きながら話したこと
そのあと
青い空に憧れたこと
そのあと
たんぽぽの綿毛が優しかったこと


きみが傍にいたこと
本のあいだにしまい込んだきもちのこと
故郷という ....
大きな山があって
そのまわりを道がくるくると続いている
頂上からゆっくりと転がり落ちてゆく

それがわたし
あなたであり、わたしたち

一本道は迷うことはないけれど
あなたはいつも怯え ....
繋がりなんて無いと思っていた
見えないものは信じないと
決め込んでいた

飛び交うのは
想像したくないものだと
決め込んでいた

見えないものは
ふれあえないものだと
勝手に案じて ....
いいじゃねえか TPP
いらっしゃい TPP
ヨダレ垂らした海ン中
かみきれないステーキにぶら下がって
あっぷあっぷもあきただろ

国の出入りが自由になりゃあ
あっちの国こっちの国からわ ....
 











からからに
































傷んじま ....
ポケットにベルリンの壁しのばせて見えない壁はどう壊すの?と

永遠に君が異国に住もうとも隣でぼくは息をしている

ゆく雲が片割れならばつかまえて終わりにしよう鬼ごっこ

空だって境界線を描 ....
だから俺は生きてこれた

日々を告白するように

だから俺は書いてこれた


音楽と過ごしていた

ただ未来を見つめて

夢まぼろしの立体が

遠い虹のようだった


 ....
痂を剥がして傷に戻す

昨日の夜を思い出す様な軽い気持ちで
 
あまりにも賢しくなってしまった僕たち
たくさんのバナナキャンディが液化する夜
いちばん先になくなる
火を灯した心臓

大人になってしまったね僕たち
ソネットが夜と心中するのは
遠景の丘の ....
朝起きたら
おもいのほか寒かったのです
肩がひんやりします
すっかり秋ですね
早起きしても
ひぐらしの声はどこにもありません

朝起きたら
寝違えていたのです
眠りながら何かを間違う ....
雨の音が聞こえている。
昔、聞いていた曲が流れている。
いつの間にか、父親になった。
一日が短いのに、一年がすぐに過ぎてしまう。
青い空はやってこない。
明日は、遊びに行くんだ。
曇り空で ....
湖底から水面を見上げて
湖の周囲には深い森が広がっている
白いシーツを乱すように
水面に陽光が跳ねる
森の上にだけ天気雨が降っている
それは恋人の涙のようにすこし塩辛い
恋人の涙は小鼻の脇 ....
河田町のランチ時
ショートカットの急坂を
曙橋へと下りる時
おとこ社員を従えて
登って来たのはお地味なあの顔
あべちよ
羽織ったカーデのあいだから
堂々お山の五合目見せて
やっぱ露出度 ....
蝶に似た花に
花に似た蝶がとまっていますね

うろこに似た雲が
ここではないどこかから流れてきて
ここではないどこかへ泳いでいきます
そこは空ですか
ええ
海によく似た空です

せ ....
雨傘のとても良い
鳴声を聴きながら
裁ち切られた
耳鳴りをさがしている
砂丘で失くした
二月の誕生石を
さがす女の
袖口からほつれた
生糸に視線を落とし
遠い目をする
仕草のように ....
大海原の真ん中で
 立ち泳ぎ
途方に暮れて日も暮れて

せめて目指すべき陸地が見えたなら
それが遥かに遠くても
そこに向って進もうと
いのちの限り泳ぐだろう

だが今 四方八方 
 ....
悲しむことは
私にとって一番たやすい
同じ列に苦しむもあるけれど
それは
くらべての話しになって
後味もすっきりしない

さめざめと泣いて
シャワーや霧雨みたいに
すずしくなる効用が ....
君に会いに来た
昼も夜も越えて
君を観たくて

やがて夜になって
どうせ朝がくる
そしたら少し散歩しませんか

君に会いに来た
ついでがあったので
君と話したくて

やがて帰る ....
涼しい水に
足を浸して
スイカを食べる
焼き鳥を頬張る

麦茶を飲んで
麦藁帽子で
お散歩をする
魚が泳いでいる

夜になったら
お星様を見て
寒いから
車の中に入った

 ....
佐和さんのおすすめリスト(1526)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
大人だって- hiroto22自由詩2*13-8-18
そらみみさま- 阿ト理恵自由詩613-8-17
しあわせを釣る- かんな自由詩7*13-8-4
黒い手紙- まーつん自由詩17*13-8-3
雨の日の猫は眠りたい_2013- たま自由詩30*13-8-1
「ちかうこと」- 玉兎自由詩313-8-1
失楽園- salco自由詩9*13-7-29
義父からの電話- なかうち ...散文(批評 ...313-6-30
新しい夏- なかうち ...自由詩413-6-25
余計な一言が面白いと思っていらっしゃる- 北大路京 ...自由詩1613-6-22
辛いこと貯めこんで利子がつく- 北大路京 ...自由詩1613-3-29
そのあとがある- かんな自由詩20*13-3-12
支配する環- 瑠王自由詩413-2-8
無線- subaru★自由詩17*12-12-6
いいじゃねえか_TPP- オイタル自由詩2*12-11-24
俺もマリーも南を目指す- TAT自由詩412-11-17
ぼくたちはもともとひとつだった- そらの珊 ...短歌6*12-10-8
遠い虹- 吉岡ペペ ...自由詩412-10-5
治りかけが一番痒い- 徘徊メガ ...自由詩312-10-3
大人- いつも神 ...自由詩112-9-23
なで肩の運勢- そらの珊 ...自由詩17*12-9-23
明日、遊びに行く理由- ブライア ...自由詩2*12-9-22
虹のプラットフォーム- カワグチ ...自由詩612-9-22
がんばれあべちよ- salco自由詩8+*12-9-20
うつろい- そらの珊 ...自由詩24*12-9-15
針と糸- sample自由詩212-8-31
遥かな灯- ただのみ ...自由詩16*12-8-26
夜の過ごし方- 朧月自由詩312-8-26
君に会いに来た- トキハ  ...自由詩212-8-16
清流- ペポパン ...自由詩9*12-7-9

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