じゆうだなあ
白いなあ
なんでも書いていいんだなあ
むつかしいことも
おふざけも
純愛や青春や絶望も
宇宙人だって
なんでもここに書けるんだなあ
ポンコツなのでも
傑作でも
みーん ....
スープストックの安心を
幾つも並べ立てて
漸く応答する
眉の太い
少年漫画の強さで聞いてくる奴がいて
まだまだ一生無視するつもりでいる
誇りを二度と傷付けられはしない

夕陽が真っ赤に ....
薔薇の花が言葉を喋り、彼女の喚く下らない自分本位な痴話話をいなしながら、俺はヘルメットのバックルに紐を通す。俺は郵便配達の飛行機乗りだ。俺は砂漠を飛ぶ。俺は砂漠の広大な原野に、砂漠の民たちが読む、一日 .... 前を見れば誰かの背中
後方からは抜き去ろうとする者の足音

周りを意識し過ぎれば
自ずからデスレースを走ることになるだろう

胸の中ににぶら下がった心臓は
おまえだけのストップウォッチ
 ....
だめなひと

いとしい


すまなそうにうつむいて

小さく笑う


もういいから

だめでいいから

わかってるから


そんなに小さくなるな

泣きたくなる  ....
夏の終わり
暑さだけ残して

太陽が少しずつ
遠くなる

街の中で
暑い暑いと言いながら

人のいなくなった海の面影が
頭の中でしまわれる

毎年同じ

何か忘れ物をしたよ ....
木はおどる
きみたちは知らない
木の舞うすがたを

木はおどる
風に揺れるなんてもんじゃない
種から芽生えたそのときに
体をブンブンゆするのさ

枝が広がり
葉をのばし
おど ....
大きな山だった
立ちはだかったまま青く動かないで
汚れたままの靴と
広くて深い空
その空に追突していった
ま白い鳥が
置いていった羽をくるくるもてあそびながら
雲の上や切れ間を流れる風に ....
 新しい風は窓辺を抜けてこの部屋に一枚の若葉を寄こした。
 柔らかな音楽に私の心がハミングしている。
 描きかけのキャンバスはひっそりとそこに佇み、
 次の一筆を黙って待っている。

  ....
窓の外 人の姿も無く

ただ 車の群れと 青い空だけ

同じ国の どこか遠くでは

とても強い雨が降っているらしい

他人事

自分以外の全ての出来事

悲しいニュースも 嬉し ....
あなたのスカートの中で暮している
というのは比喩だが
すべてはメタファーである 
だが何の?
わたしの放った鳩があなたの胸まで飛んでゆき
白い花を咲かせる
理解するのではなく到達する試み  ....
一人を越えた一人で
異を受け入れる小鳥

見つめあった訳
それは誰にも見えない
ラムネ工場で作られたビー玉にあの夏の日が閉じ込められてる


初恋を{ルビ啄=ついば}む小鳥に{ルビ啄=ついば}まれたとこがいつまでたっても甘い


遠くまでちいさな泡がのぼるからおそらく ....
あの子の寝顔を観て
はあ美しいと思う

部屋には私の匂いがたちこめている

さあ今から残った弁当を食べよう

あの時の人参を思い出して
或いは
オブ・ザ・フットボール

或いは
万延元年のフットボール

或いは
1973年のピンボール




 ....
いつも
礼儀正しく
控え目で
慎ましく
誰よりも優しい
人の善意を信じている
君には
酷かも知れないけど
この現実の世界には
つらのかわひとつ人間で
にくは底知れぬ悪意
はらわた ....
アメリカのミシシッピ川周辺を
起源とする
黒人の
ブルースミュージック

或いは日本の競走馬

或いは賀茂川の三角州





バーのカウンターで ....
{引用=くたびれはてたやつらが
ざくざくとわきだしてきて
としとったたいようとあくしゅをする
わたくしは
くるい
すべてをだめにしたあとで
えりをただして
あしたにあいさつへいこう}
 ....
怒ってくれているうちが華だったのか

萎れたようにすぐ涙ぐんでしまうなら

ぼくらはもう終わりかもしれないのか

君の涙は所詮流れる水

心を殺してそう決めていたのか僕は

事実を ....
先生、あのね
わたしは不幸な花なの
蜜を吸いに、不幸な蜂たちが集まってくるの
わたしはそれを友達と呼ぶし
向こうもわたしをそう呼ぶけど
蜂たちが幸せになったら
わたしの蜜なんて不味くて飲め ....
どうにも目がさえて眠れないので
今日の夢をゴミ箱に捨てました
今日の夢は泣いていましたが
何も言わずにゴミ箱に蓋をしました
ひとは残酷ないきものです
ティン・マシーンを聴いていてふと
 ....
口達者で
何をおいても理路整然
しかも
思いやりまである妹に
君は
常々嫉妬してるね

そんなとき
僕は
微笑む
ここぞと
ばかりに

君は口が下手だ
お人好しよく騙される ....
誰が見てなくても
少しだけしっかりやろう

今夜は違うんだ

僕は姿勢をいつもより正して椅子に座ってる
君からの電話はいつくるんだろう

今夜は気持ちが少しだけ落ち着いてる
目もつむ ....
「きょうのあなた」





昨日は 自動販売機
今日は ミルクせんべい


毎日変わる お気に入りを
クリームパンのような手で
かかえながら


まんまるくなっ ....
細かな砂利と一緒に寄せ
滑り落ちてゆく
向こう側へ
くるぶしまで濡らしては
かえすゆらぎ

見上げれば
三角形の
それぞれの頂点が
数万年の誤差で
瞬いている
1時限目の授業では線分だったのに、4時限目が始まる頃には、世界に見えない向きへと広がっていった。
すぐ近くにある日々が、どんな場所より遠くに感じるとき、
とても遠くの景色が、すぐ隣にあるように思う ....
踏んだり蹴ったりの目にあって
精神が
ジャガイモのように歪になって
その上、凍てついて
カチカチに固まっていた
そんな僕の精神を
イザベラは、柔らかで、
あたたかな愛で、癒し、とかし
 ....
毎月の通信量が
何ギガお得であるとか
マイナポイント
キャッシュレス決済
アバター
アプリ
いいねの数や
フォロワーとか


いったい
何 ....
右の側頭部に寝癖がつくのが僕の癖でして。
その寝癖を優しく撫でるのが君の癖でして。
バンドやグループの名前は


頭にザを付けて


おしりに複数形 ....
佐和さんのおすすめリスト(1526)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
白い畑- 道草次郎自由詩5*20-10-1
接近禁止- よしおか ...自由詩220-9-19
サン=テグジュペリ- TAT自由詩1*20-9-12
マイペース- 自由詩120-8-18
街灯- ガト自由詩3*20-8-18
サンダル- ガト自由詩2*20-8-18
木はおどる- 木屋 亞 ...自由詩3*20-8-13
手探りで- ふるる自由詩8*20-8-13
Scenery- メープル ...自由詩2*20-8-13
青天の霹靂- たいら自由詩120-8-12
わからないことばかりなので- 滝本政博自由詩5*20-8-1
飼育員- moote自由詩220-7-30
誰もいない夏- 青色銀河 ...短歌5*20-7-30
あの時の人参- moote自由詩220-7-30
球道無限- TAT自由詩220-7-29
彼らが神さまから盗んできた言葉- ジム・プ ...自由詩3*20-7-29
デルタブルース- TAT自由詩3*20-7-24
混沌ー予備校のことなど- 道草次郎散文(批評 ...420-7-23
惑いのなか- 道草次郎自由詩2*20-7-20
先生、あのね- 印あかり自由詩720-7-19
夢を見るのは悪いことではないけれど- ホロウ・ ...自由詩12*20-7-19
- 道草次郎自由詩2*20-7-19
満月の夜- 道草次郎自由詩5*20-7-19
あさ- ゆるこ自由詩11*20-7-15
- wc自由詩1920-7-14
とても広いね- 水宮うみ自由詩5*20-7-9
それが答えさ- ジム・プ ...自由詩3*20-7-9
是は銭であり_銭は万物と替わる- TAT自由詩2*20-7-2
寝癖- クーヘン自由詩1*20-6-21
考えてから跳べ- TAT自由詩3*20-6-20

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51