きのうの自己嫌悪が仕事をしていても
刹那刹那に貼りついていて
ひとにいつもより優しくなれていたんだ
九州一日目の夜ひとにはぐれて屋台でのんでます
きのうの自己嫌悪を受け容れるには
ホテルちかくの名 ....
また女に振られた
無駄な時間を使うのが苦手で
ダメならダメ、いいならいい
はっきりして欲しい。
情報はすぐに流す。
女性は待てないと
ダメみたいだ。
無駄な時間が大切。
短気は ....
なけない彼女は
甘えん坊で
なき声一つで
欲求を満たすことを出来ずに
彼女は
膝上の愛情を一人占めしようと
椅子取りゲームに熱狂する
なけない彼女は
人なつこく ....
ほんとうのことは大事だからだれも話してくれない
そしてそれは教えられるものでもないから
「大人」はそれを子供達に教えようともしない
「世界」をいくら泳いでみても
ほんとうのことはわ ....
どちらとも言えない表情で
どちらとも言えない言葉で
誰かを騙して
自分の本当の言葉を濁していたら
いつの間にか自分でも
本当の気持ちが判らなくなってた
唯一の理解者が判らないならば ....
火の衣をまとった
お前が現れ
何もかも焼き尽くす
手に取った仏像さえも
灰に変え
何喰わぬ顔で
「聖なるものなど何処にある」と
叫び続ける
家の近くの公園は小さな森に隣接している
そこには斉藤さんという木がある
斉藤さんは他の木と違う所があるわけでは無い
ただ僕がその木を特別に斉藤さんと呼んでいるだけだ
斉藤さんは他の木と同じ ....
赤ん坊は泣く
抱いてよう 抱いてよう
ほんとうにそうなのか
生まれたことを嘆いて泣いている
のではと思ってしまうのは
生まれたくなかった私
赤ん坊のつきだす両腕は
求めている
....
君の街も
晴れてるかい?
こちらは青空
突き抜けて
春が夏を
探していたよ。
きみと初めて出会った季節はすぐそこで
相合い傘を思い出す
寂しがり屋のわたしはいまも
この青 ....
{引用=
雨ふる夜更け
テレビを消した後の静寂
凪ぐ海辺
心拍数
きゅうに予定の空いた休日
おかけになった電話は、
電波の届かない場所にあるか、
電源が入っていないため、かかりません。 ....
そうだ忘れてた
押し黙ればよかった
ひとりで爪をかんでた女の子はじっこであたる風はなんでこんなにも冷たいんだばかみたいじゃん
誰にも教えてやるもんか
秘密秘密秘密
誰もそんな秘密なんて知りた ....
何度でも思う
これは奇跡だと
春まで生きていて
本当によかったと
{画像=100413110014.jpg}
立ち去る君にかける言葉も無く、
立ちつくす僕は一匹の蛙だ
やっと啓蟄になったのに
気が付いた時に
桜の蕾はパンパンに膨らんで
僕らの別れを祝うように
枝は軋んでいた。
僕が声をかけ ....
青空も輝く真夏のある日
ヒップホップユニットの野外コンサートに来ていた
アコースティックギターを階段から落としたとか
天然ボケなボーカルのトークに
辺りは笑いで溢れていたはずなのに
北の ....
唄われなかった歌があり
語られなかった愛がある
繋がれなかった情があり
結ばれなかった花がある
それでも
呼ばれなかった名前はないだろ
そうだと言って
笑ってくれよ
うそになる
うそにならないように
きもちをつたえると
うそになる
ほしいものは
ほしいとつたえないと
うそになる
うそにならないと
みんなどっかへ
どっかへいってしまう
うそになら ....
わかったことの一つは、わからない、ということだ。
そんな気持ちはわからない。
わからないままにしておいてはいけないと、ずいぶん悩んだものだが
今は開き直っている。
わからないまま、そんな考えもあってい ....
夜の骨格
白く品性を保った
孤独
孤立とは
アイソレイションとは
ただ向かい合うために
悲しみが訪れるのであれば
僕も君も壊れた宇宙の
円盤で
いつまでも
ロンドを踊っている
....
君はいつか僕に会えるだろう
人は意外とかんたんに
見知らぬ遠い場所までいくことができるから
僕も毎日、想っていた
父さん母さんに連れられて
テニアンやサイパンにまで
砂糖黍畑を ....
へえ、そうなんだぁ
今はもう小さな児童公園の近くに祠があるだけで
不忍池と同じくらいの池がここにあったなんて信じられない
畔にあった茶屋のお玉さんが身を投げたのでお玉が池と名づけられたと ....
奥のテーブル席で大騒ぎする若者たちを、
バーカウンターの老婦人が睨んでた。
その中間の丸テーブルで本を読みながら、
ポテトフライを食べていた僕は
トマトディップがなくなってカウンターにもら ....
青い色 純白の色 赤い色
青青青青青 白白白白白白白 赤赤赤赤赤
▲▲▲▲▲ ○○○○○○○ ■■■■■
青い空 純白の雲 赤い花
篠突く雨の肌寒い日を過ぎて
惨い風に揺さぶられては砌を過ごし、
未だ、未だ幾日かの――
いつとも知れぬ散りぎわを
華やかな夜の影に埋もれ
ふたたび音もなく舞う、桜吹雪
いつか濃い朝靄に ....
温かい夜を過ごしたいなと
願っていた真昼間のサイレン
回転寿司でも食べようかなと
罠を仕掛けて誘い込むわざと
ずっと興味があったお前
最近バタバタしてるとかで
会えなかったが一緒に飲まれ
....
僕はただ綺麗な花が見たいだけなんだ。
道端で丸くて綺麗なものを拾ったのは、学校から帰る途中のことだった。
ただそれが何であるのかはわからなかったが、綺麗であることだけは間違いなかった。
だか ....
粋狂な程に
遠くから届く音楽
小鳥はさえずり
みつごは囲む
息は白いけど
ため息は白くはならなかった
君が無くした物なら多分僕が拾って
売り捌いたかもしれませ ....
鳥がみどりに
ひっかかっている
そこからはばたくそれは
とつぜん現れた影のようだった
今夜もまたワインよ
いちにちの疲れ
ぼくに差し出せよ
ぼくの疲れは癒され ....
雨が降りルーブルへ向かう足元を濡らす
とどまれないと二本の足が示すように
何事も今斥力ではじかれていく心のように
地下鉄から吐き出される人
肩を寄せ合って唇を吸う二人
一人冷たい空気 ....
平淡な 板上の 安定した 金属の 丸い 群れ
平淡な 板上の 安定した 金属の 丸い 群れ
平淡な 板上の 安定した 金属の 丸い 群れ
平淡な 板上の 安定した 金属の 丸い 群れ ....
涙が止まらない君を
為す術もなく眺めていた
いちばん綺麗な君を
見せてくれてありがとう
涙を流し終えたら君は
見慣れた景色の中で
自由になればいい
でも
また咲きたくなったら
会おうね
き ....
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