正直今日の日はえぐれるような1日だった
いろんな意味で
あたしはもっと強くなっていかねばならない
昨日よりももっとぐるぐるめまいがした
あたしはもっと強くならなければならない
....
ハズレをひいた
がっかりした反面、ほっとした
出る杭は打たれ続けて
成長期は終りを告げる
尖った角は
穏やかな下流に着いた頃には
すべすべとして
どこにでも転がっていそうだ
まわり ....
忘れてないよ、ただ
少し照れ臭かっただけ
低血圧で高所恐怖症の僕と
渓谷の暖かなこちら側まで
一緒に飛んでくれたのは
君の翼だった
忘れてないよ、ただ
言葉が見つからなかっただけ ....
明日、青い鳥が
素敵な未来が待っていると告げても
私は、信じない
だってキミには羽があるから
気が変わったら
どこかへ飛んでいってしまうでしょう?
だからといっ ....
影を落としたのでしょう
その想いのそばに
闇を忍ばせたのでしょう
その言葉のすみに
誰に伝える事もない
誰に触れる事もない
ついのすみか
....
お人好しの楽天家を
気取ったって
些細な石にもつまづく
几帳面
後ろを向きながら
前へ歩いていく
ちょっと湿っぽい
僕らしき僕
典型的なO型気質を
なぞったって
大雑把な素 ....
静かに愛を伝える
この瞬間ほど
大切なもんはない
結婚祝いの掛け時計
箱の中で眠ってた
曲がった針のその横で
若い妻と僕とが笑ってた
今は時を刻まぬ時計でも
思い出一杯刻んでる
僕は写真を取り出して
出窓に置いて眺めてた
....
駅前の公園で
大人になることをまだ知らない僕は
彼女の帰りを待つ友達のふかした
煙草の煙を吸い込んで
萎れた茎のような心を直視してしまう
どうしようもないから
雲の多い夜空を見上げた
そ ....
あなたがしんとしたので
わたしもしんとしました。
大きい紅葉が山の中で鬱蒼と茂っていました。
大きなどんぐりもありました。
わたしが笑い転げたのであなたも
笑い転げました。
....
昨日の誓いは
はや破られて
気がつきゃ
お天道様
はるかに彼方
朝のラッシュは
既に終わって
お魚さんは
今いずこ
ホテイアオイの紫色が
風に吹かれて滑り去り
むき出しに ....
砂に埋もれ
沈みそうに生きて
手の届く範囲の幸せを
ただただ全うする
あたりまえに生きることが
どうして
美しくないと
思っていたのだろう
みんなの中に居るか
「だれ ....
湯船に浸かり
うつらうつらしていたら
突然誰かが部屋に入ってきた気配を感じ
バスタオル胸元に巻いて飛び出すと
消したはずのルームライトに薫る
わたしの大好きな秋桜のアレンジメントに
添 ....
私は大変な気分屋だが
きみの前では落ち着き払いたい
顔が保護色ならば完璧なのに
私は大変な詭弁屋だが
きみとの討論を望まない上に
出会った人の数だけ私がいるため
本当の私とは身 ....
ねえねえと肩を揺すっても
寝たふりしてたはずの
あいつは
いつの間にか深い眠りに落ちていて
久しぶりに触れ合いたかったのに
わたしのこころは
ちょびっと傷ついてしまった
それでも ....
そうだ、中三のとき
愛について、いつも考えていた
こころの灯、なんて題名つけて
愛について、ノートまでつけていた
母が死んで整理していたら
耕太郎関係、って書いた段ボール ....
永遠に交わらぬはずの者同士が
交わろうとする
水と油
そんな感じで
高温にまで熱せられた油は
邪険にも寄せる思いを弾き飛ばして
ふつふつと
行き場の無い怒りに震え ....
何をしていてもどこで誰といても
与えられるもの降ってくるもの落ちてるもの
砂や社会の排泄物に塗れているものを必死に
追いかけてるかき集めてる気がするよ
近いうちにまたきっと泣いてし ....
朝の暖色の中
僕はもう名前を知らない
__君以外の
名前を知らない
薄透明の世界に息をして
僕はもう何も知らない
__君以外の
何も 何も
そっとキスをしよう
触れるよりもやさし ....
私は調子にのってた。
私は調子にのってた。
満足してた。
充実してた。
満足してた。
充実してた。
昔の話なのでした。
反省。
ソレはない。
だからソレがダメ。
私は調子落とした。 ....
煌びやかな贅沢や
世界を動かすことのできる
怪力だけじゃなくて
幸せの震源地だって
僕らの透き通った心のなかにある
孤独な生きものだけが
見ることのできる
鏡のように耀く
大地があ ....
男は
働く
金を稼ぐために
男は
金を稼ぐ
遊ぶために
男は
遊ぶ
女を楽しませるために
男は
女を楽しませる
女を幸せにするために
男は
女を幸せにする
....
なにかしようと考えていた。
それでその、
けだるく暑いせいにして、
考えるのをやめたいよなと、
考えたりした。
それでまた、
考えるのをやめるには、
どうすりゃいいかと考 ....
でたらいいんです
でたもんがちです
なかにいたまんまだと
やりこまれたまんまです
えいきゅうに
どもまでもどこまでも
まんぞくなんて
できません
まんぞくさせな ....
{画像=110417072954.jpg}
手頃なる橙ひとつ
夕暮れの熱き雲よりつかみ取ってよ
ランドセルを
つまらない教科書だけで
ぎゅうぎゅうにしちゃあ
イケナイよ
空の一粒と
海の一滴分の隙間に
遊びと闇を詰め込んで
毒とケーキを弁当箱へ
筆箱を開けば
尖った魔法 ....
おなじすなをさわっている
別の数を言うから
涙がでるだけ
目を見て。 それか
目を閉じて。
見渡す限りの砂場で
雨が降って
いたとしても
同じところにいる、
それだけで
掘ったり ....
発した言葉がすべて詩になるなら
思いを伝えるのは容易いことだ
だけど僕は百分の一さえ
思いを伝える術を知らない
何より自分の本当の気持ちさえ
すべて理解することは出来ない
放った言葉が ....
あのね。
上手く説明できないんだけど、
そばにいてほしいんだ。
お願い…何も聞かないで。
あのね。
わがままなのはわかっているんだ。
あとでいくらでも怒っていいから、
少しだ ....
ちょいとそこのお嬢さん
浮かない顔してどうしたの?
一曲歌って差し上げましょうか?
野暮なことは聞いたりしないよ
ワンコイン入れてくれるだけで
好きな曲を歌ってあげるよ
ある程度のリク ....
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