イリュミナシオン
眩い光の欠片が散らばって
掻き集めたくなるけれど
踏み付けて進む
茨の道はとても気高く
悦びに溢れている

イリュミナシオン
理解など求めてはいない
自己満足してい ....
なんだか落ち着かない

理由は分からない
なにを書いてもうまくいかない
綴る言葉の一つ一つが悉く気に入らない

想いが伝わらない
想いが表れない

だのに書きたい

気持ちばかり ....
小雨が止めどなく降りしきる
一一月はかなり寒くて
凍えそうになるけれど
本格的な冬がくれば
もっと寒くなるのだと
覚悟をしなければならない

吐く息の白さに
驚いてなどいられない
震 ....
いっそのこと
辞めたらいいのに

そうしたらもう
苦しくないよ
辛くないよ
悲しくないよ

恥ずかしくなんてないよ
いいんだよ
できなくったって

いやいや続けても
嬉しい気 ....
冷たい空気
蛇口から迸る冷たい水
擦り剥いた膝小僧
洗い流される
砂混じりの鮮血
ほんの束の間
寄りかかる肩が
頼もしくて
緊張感を覚える
掻き毟りたい
この想いを
噛み締めて
抱いたまま
闇の中を
彷徨い続け
涙を流し
生き血に塗れ
嗚咽を垂れ流し
それでもなお
未だ夢の途中
求めるのは
優しい心
甘い笑顔
 ....
駆け出したい

駆け出したら止まれないのに
息をつくこともできず
瞬きもできず
それでも走り続ける

どこまで行きたいのか
分からないけれど

ここに留まっていたくない
そういう ....
多分十七歳
イマノキモチ

弾けちゃって
初心者気分で
恐いものなくて
やりたいことやって
言いたいこと言って

晩御飯食べれなくなるくらい買い食いしてみる
明日歩けなくなるくらい ....
止めておいた方がいい

それくらいのことは分かっているのに
止められない

止めたくないんだ

どうしようもなく
焦る気持ちが募る

どうしようもなく
どうしたらいいのかが分か ....
砂の感触が足の裏に残っているから
この瞼は閉じないでおこう

まだ眺めていたい景色があるから
この手はつないだままでいよう

眠ることも
食べることも
忘れたままで構わない

朝も ....
月に呼ばれてる
そんな気がする

だからって飛べない
両腕を広げてみても
風はそよぎもしない

吠えたくなる
まあるいお月様を見ていると
叫び出したくなる

まあるい
きいろい ....
供されたお茶は
どうしたって危険で
口を付けるのが恐いのだけれど
いただかない訳にはいかなくて
ただ眺めているだけにはいかなくて
もうなんとも誤魔化しようがなくて
だからといって逃げ出すこ ....
後頭部が気持ち悪い

なんだかスッキリしないのは
意地の悪いことを言ってしまったからだろうか

あんな言い方をしなくても良かったのに
そんな風に今更思っても取り返しがつかない

傷つけ ....
白い羽が一枚
舞い降りてきた

冷たい乾いた空気の中
灰色の空を背景に
ゆらりゆらりと
右へ左へ傾きながら
緩い速度で堕ちて来た

誰にも触れられないように
汚されることのないよう ....
鼻歌なんか唄ってる
気分が良いわけでもないくせに
むしろ強がってるのか
ストレスに苛まれてるのか
理由もなく歌なんて唄っちゃって
てきとうに鼻歌なんか
ろくでもないツマラナイ日常だ
そし ....
息を止めて
走ってみる
あらん限りの力を込めて
肩を大きく揺らして
歩幅を大きく広げて
これ以上は出せないほどのスピードを出してみる
スローモーションにして見て欲しい
この努力の体現化を ....
冷たい雨が降り続ける
狂気の沙汰を洗い流すように
真夏の赤い太陽は失われ
孤独な木枯らしの到来を許すことなく
強固に降り続く雨が
寒々しく凍てついて突き刺さる
立ち止まって
空を見上げる
そこになにを
求めるでもなく
ただ上を向いていたい
あんまり下ばかり見ていると
堕ちてしまいそうになるから
たまには深呼吸して
空を見上げて
高みへと飛ん ....
書いても書いても気に入らないのは

伝えたい想いが零れ落ちんばかりに溢れているのに
口にすることができない言葉のようで
それらしいことを書き出すことはできるけれど
なんだか乾いている気がして ....
取って付けたように放たれたアイシテルは
とてつもなく無味乾燥で商業的で
気持ちが込められていないのがあからさまで
むしろ微笑ましかった

これでいい
だってあなたは煌めくスター
舞台の上 ....
出かけたい
出かけたくない

しなきゃならないこと
したいこと
したくないこと
本当はしたくないこと
やらされてること

いろいろあるけど
いろいろやってみる

やってみて嫌だ ....
揺れる心は止まらない
そのまま揺らしておくしかない
いつまで揺れているものか
楽しめるくらいの余裕が欲しい
嫌になるほど後悔してるけど
後戻りはできないから
前にしか進めないのだけれど
いっそのこと上の方とか下の方とかへ
突き進んで行きたかったりする
言い訳しながら
取り繕って
謝ってみたりも ....
雨が降り注ぐ
こんな夜は
哀しみも洗い流してくれる
そんな気がする
だのにとても寂しくて
切なさに押し潰されそうになる
冷えた足を必死に
掛け布団の中に押し込めて
息を殺して
この身 ....
ふわんてしてる
気持ちがふわんて

気合が入ってないんじゃないかって
そうかもしれないけど

ビシっとピリッと
どうにもいかない

ふんふんなんて
鼻歌唄って誤魔化してみる

 ....
いつからだろう
やらなくてはならないことが
できていなくても気にならなくなったのは

宿題や持ち物を
絶対に忘れることなどなかった
あれはもう遠い昔

いい加減にしても誰にも怒られない ....
ふわあ
なんとも落ち着かない気持ちは
文字を書き殴ることで和らぐ

書き殴るとは随分乱暴な言い様だ
けれどもこれは事実だ

事実だから曲げる訳にはいかない
なんとも曲がりようがない
 ....
ざわついた心が
いつまでも落ち着かない
気持ちを抑えようと
言葉を書き出してみるけれど
やはり効果はなく
むしろそこはかとなくやるせない気持ちが募り
また自己嫌悪に陥る
その繰り返し
息を吐くことができない
吸うことはできるのに
うまく吐き出すことができない
詰まりそうになる
鼻のところ
すんでのところで空気が漏れる
鼻の穴がヒクヒクしてる
痙攣している
実に格好悪 ....
眠りたいのに
眠れずにいる

本当は眠りたいだなんて
少しも思っていない
できることなら一晩中起きていたい
二四時間三六五日
一睡もすることなく
起きたままでいたい
したいことがあ ....
坂本瞳子(653)
タイトル カテゴリ Point 日付
イリュミナシオン自由詩016/11/16 0:17
無題自由詩016/11/15 0:35
寒い中で自由詩1*16/11/14 20:48
いいんだよ自由詩016/11/13 22:19
手洗い場自由詩2*16/11/13 11:01
アンバランス自由詩1*16/11/12 19:05
位置について自由詩1*16/11/11 23:28
十七歳自由詩2*16/11/10 22:35
夜明け自由詩1*16/11/10 0:48
夏の終わりに自由詩016/11/6 1:36
月に向かって自由詩016/11/5 0:35
エピローグ自由詩1*16/11/4 0:48
ココロノキズ自由詩016/11/2 19:29
白い羽自由詩1*16/10/31 15:12
鼻歌自由詩1*16/10/30 0:49
堕ちて行く自由詩2*16/10/29 0:31
十一月の冷たい雨は自由詩1*16/10/28 17:19
少しだけ自由詩2*16/10/28 0:12
ギャスパー自由詩016/10/26 1:30
皆の王子様自由詩1*16/10/25 2:59
いろんなこと自由詩016/10/22 9:22
スウィンギング自由詩1*16/10/19 20:11
どーだ!自由詩016/10/17 21:06
震える夜自由詩1*16/10/17 2:24
ふわん自由詩016/10/15 9:17
スパイシー自由詩2*16/10/14 23:49
ふわあ自由詩2*16/10/14 1:32
リピート自由詩016/10/12 22:00
プリテンド自由詩1*16/10/11 0:17
スリープレス自由詩0*16/10/10 1:42

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 
0.07sec.