私自身、ともすると自信を失っている。

いや、自信がない訳ではない、自信が限定的になっている。

年を重ねると経験値が上がる。

その経験には当然、プラスもマイナスもある。これが私の自信を ....
SMAPの解散が勇気をくれる

当たり前のことを教えてくれる

世の中そんなことがほとんどだ


永遠なんてないし

陳腐なことは多い

いちいち傷つくな


SMAPの解 ....
月が未明に

ひだりしたにだけ

亀裂を走らせ

音もなく

ざわつき

かがやき

それとは関係なく

オリオンは南天から北の裏側に


(天体とはそういうものだ) ....
年寄が熱狂することに

希望を探したりしている

年を重ねるうちに希望は

希薄な望みになってしまうようだから

年寄がいまだ熱狂していることに

切実を探してしまうのだ


 ....
マッサージにいってスーパー銭湯にいって

老廃物をだして

リンパをながして血のめぐりをよくして

古本屋によって

古本屋はさいきん

漫画やハードカバーのコーナーがちいさくなっ ....
めんどくさくなっちゃったのだろうか

それともなんにもかんがえてない?

ますますこわくなっちゃったのだろうか

このぜんぶたすそのたぜんぶ?


弟が部屋に引きこもってもう3年ぐら ....
息が落ち着かない

頭痛がする

もう2週間ぐらい続いている

真夜中頭痛で目をさました

病院へと車を走らせることにした

居住エリアを入れて脳神経外科、急患、夜間で検索し

 ....
殺されることもなく

太陽に照らされて椅子から転げ

ぼくは仔犬に看取られた

妻と踊ったワルツ

娘に教えたワルツ

甥に継がせた椅子


この島の太陽は

けなげな生 ....
エンターテイメントなんて所詮

人間がやっていることだから

夢や切実はもう遠いおとぎ話

若者はどう傷ついたのだろう

老人はどう消化したのだろう

エンターテイメントなんて所詮 ....
ひどいことされて

それを正当化されて

お金や時間や尊厳をうばわれて

泣かされて

うらまず

なやまず

うれいを持たず

生きていくには奇蹟が必要だ


ぼく ....
街角にはロボット

ロボットのつぎは鹿

さいごにセンサーを外した俺たち

ブドウ畑が青白いひかりを浴びている

モーティブから落ちて怪我しようが

まるでかまわない

まだ春 ....
いいこと考えた、が

その合図

砂漠に水をまく

借金十三億、未回収金三億、不良在庫八千万、

みんな切実になって

仕方ないことだと

本気で開き直っていた


うら ....
平成だ

まったく平成いがい

ない光景だ

汚れていく緻密な先端

つきまとう

粗雑な日常のひかり

平成だ


砂漠に水をまこう

焼け石に水かけよう

傷 ....
先生は本気でおこっている

なんで友達ができないんだろう

なんでみんなに誘われないんだろう

いつも世界を信頼していたのに


ひとを傷つけたり

わがままと言われたり

 ....
戦争はメリークリスマス

もう来ないさ

まだやってるけど

戦争はメリークリスマス


白のスーツで

だだっ広い白い階段を

音符みたいになって

横に

縦に
 ....
口笛のような

オカリナのような

電子音楽のような

みらいのような

懐かしい時代のような


内なる世界へ

校長がこの文化祭に掲げたスローガンだった

先輩とふた ....
霜降りた田園のあとかたに

朝日の残滓が

それは早すぎる追憶

天涯より撃ちつけられる萎び

もう戻れない日々のなかにいる


最初からなければ良かった原発

誰にでもある ....
こころとからだ

ひとはどちらかに重きを置きたがるけれど

そしてそれは定まらないのだけれど


どっちもなんて

いかがわしいことを

言うのはなしで


こころとからだ ....
障がい者が殺された

19人も殺された

殺人の理由がひどい

そんな理由なら

世界は俺をいらない


それでも泣きながら

歯でも食いしばりながら

誰かのために生き ....
緑をうしなった銀杏の葉っぱは清洌だ

黄色くてとうめいだ

西側の窓が額縁になって

たわわな銀杏が一枚の大きな絵のよう

風が吹くたび

朝の掃除の大変ばかりを考えてしまう

 ....
夕日

オレンジ

灰色

ピンク・ぶるー

ターナーの


雨駆けた

雲かさばった

夏のような雨

さよなら


夕日

オレンジ

灰色

 ....
繁華街

タクシー

夜気

連れ立つひとの群れ

〆のうどん屋

マッサージ


気にするな

偉そうなこと

控えめに言われても

諦めてしまえ

カラク ....
影にもまぎれもない命にも

届けぼくらのイメージよ

原初のもっと前を

飛び超えてこいよもっともっと


飛ぶ鳥のようすが

悲しくもあたたかくも

個体にも運動にも

 ....
古墳のある郊外の町には

なにか清新な風が吹いていた

プログラミングの講習を

五階建てのビルで受けていた


ぼくは思う

よくないことも

いいことも

起こっては ....
凄烈な黄いろのたわわ

ふゆの初めの空よりも

光にみちて輝いている

小学生が写生している


原爆ドーム周辺には

ただ明るさしかないのだ

あの惨事のさなかに

こ ....
耳元で南米みたいな光のなかささやいてみた

ぼくはあなたのヒーローか?

煙草をふかしながらオルガン

ぼくはあなたのヒーローか?

札束でお腹をなでながらキスから始めてみた


 ....
みんなじぶんが正しいと思っている

それがどれだけ陳腐であろうと

みんなじぶんの切実を演出するのだ




感情を圧し殺して

傍観しているぼく




みんなじ ....
運慶作とほぼ確定されている鎌倉期の大日如来像は、ころっとしていて小さくて、剛健でありながら赤子のような柔らかさが匂うようだった。
目に見えない宇宙の真理を、エネルギーを、擬人化ならぬ擬仏化したら、こ ....
欲と不安と

孤独と人声

ああ、そう言えば

そう言えば


他のために生きていくよりも、じぶんのために生きていくほうが大切だ

そんな真実を高らかに唱えるひともいるけれど、ほ ....
博多陥没

廃炉なん兆円

東京五輪

にっぽんてこんなこと起こらないと思ってた


トランプ大統領

ブレグジット

パククネ大統領


博多陥没

廃炉なん ....
吉岡ペペロ(4238)
タイトル カテゴリ Point 日付
自信自由詩417/1/7 0:09
当たり前のこと自由詩317/1/5 23:17
亀裂自由詩217/1/4 23:33
初日の出自由詩117/1/3 23:33
ネットとイヌ自由詩117/1/3 22:10
自由詩117/1/3 12:55
深夜病院にて自由詩417/1/2 15:16
太陽の島自由詩317/1/1 9:16
エンターテイメントなんて所詮自由詩216/12/28 0:38
奇蹟自由詩716/12/28 0:16
ふくよかな時代自由詩616/12/25 9:36
砂漠に水をまく自由詩216/12/25 6:40
平成の光景自由詩416/12/23 21:19
世界自由詩516/12/20 23:16
メリークリスマス自由詩216/12/20 12:52
懐かしい時代自由詩416/12/18 22:09
黄昏る自由詩716/12/17 22:45
こころとからだ自由詩116/12/14 22:15
世界は俺を自由詩816/12/13 0:09
加齢臭もない自由詩316/12/12 20:57
ターナーの夕日自由詩216/12/10 23:04
〆のうどん屋自由詩216/12/2 22:47
まぎれもない命自由詩116/12/1 1:38
古墳のある町自由詩616/11/30 0:24
銀杏と宇宙と人間と自由詩016/11/29 0:25
逃避行自由詩116/11/27 19:57
切実自由詩216/11/24 23:20
最近見た愛しいもの自由詩316/11/21 16:47
人声なかで自由詩216/11/21 15:28
にっぽんてこんなこと起こらないと思ってた自由詩016/11/20 13:24

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