ドライブのかかった行進曲

モノクロのぶちぶちいってるフィルム

曇り空

背のたかい草むら

ワンピース

にのうで

石立鉄男のドラマの再放送


水灰色の昭和に食い ....
ぼくはいちにちに何百回も

不安になったりホッとしたりしている

手を離してくれないのに

ぼくが手を離しても

手を離してくれないのに

それに感謝することが出来ないのだ

 ....
ベイベー

まどろむ沿線が歪んでも

引き裂かれて流す涙とか

カモンベイベー

そんなもん毎晩愛苦して


どっかに突破したい

脳だけじゃ我慢ができない

こっから突 ....
ある日かわいくていじらしいおさかなが

つりぼりで

おとなたちがおとした針にくいついていました

かわいいけれどまずそうだったから

おとなたちは糸をきってしまいました


い ....
音楽は音になる

音は盆栽になる

盆栽は音楽になる

それ自体がフェルマータ


その音楽とは

プランクトンの独り言

電子音のような自然音

朴訥なるデンジャラス
 ....
悲しみよついてこい

肩を組もう

酒を酌もう

涙を汲もう

いのちを捧げるなら

断崖に立て

退路を断て

今すぐ発て

悲しみよついてこい


東京の林に ....
公園で

夜のベンチで

おとこがきもちを冷ましている

仕事や人間やじぶんも含めたまわりや未来

おとこがきもちを冷ましている

夜のベンチで

公園で


何度みつめ ....
町のノイズか

バッハのパイプオルガンか

UFOの襲来か

割れたスピーカー音か

耳鳴りか蝉かせせらぎか

滝かドローンか


電子ビームがなにかになりたがる

だか ....
秋なのに夏のような暑さだ

この日の朝は

異国で迎える朝に似ていた


この次元にいる哀しみ

過去のこと

環境のこと

身体のこと

だからこそ感じる歓び


 ....
この哀しみは

量子や光子いっぽ手前の

自然物の哀しみです

この場合

自然物には合成物もふくみます

この次元にからめとられた

あらゆる存在の哀しみだからです

観 ....
このまえ番組でAloeがまるで

あいつから年末やっちゃうつもりだからと言われて

それにかり出されるひとたちがかわいそうだから

かり出されるひとたちの存在をだれが見ても合憲にしたいとい ....
女遊びも賭け事もしないからっていいひとだとか

いいひとがやってるからって宗教や政治に肩入れするのは

もうただ本能レベルで間違いだって確信している


明確に指示をだしているにも関わら ....
少しばかり荒野だ

もうひとの消えた暴動のあと

キャンプのテントで鼻唄など歌う

凄惨は朝から静謐にくりかえされる

みんな見捨てて

間違っちゃいない

粛々と俺も含めてう ....
クラゲが優美だ

イルカが跳ね上がっている

イグアナがのっしのっし歩いていく

森の木々のあいだから空が見える

人間が笑っている

大きな波がループをつくる

飢餓のキャン ....
村上春樹は朝仕事して昼間運動して夜は読書するんだとか

面白くないやつだ

こんなやつと比べられたくないから夜更かししてやるんだ


加齢臭はカズオの勝ちっぽいよな

女のほうが男の ....
茫々と 野を下りて 犬に非ず 紅葉まえの木々からも虫の音が

鈴の音が

降ってくる

星の音が

大マゼラン星雲から降ってくる


もうひとりの自分よ

観測しておいてくれよ

俺に期待してくれよ
 ....
いつもの公園で待ってるから

ガラクタみたいな行進曲

ツギハギだらけの人生だ

くるまに轢かれてもラチられても

なんともならなくたって

なんとかなったって

悪意しかない ....
努力が足りないのか

家庭が悪いのか

行政が悪いのか

国がやるべきことをやっていないのか

貧困問題もそうだが

秘密保護法問題にしても

じぶんには関係のない話だと

 ....
ロケットが発射

ミサイルかも

空を焼く音

宇宙に突入する音

悲しいかも知れない

張り裂けそうかも知れない


ぼくの敬愛する首領様が

世間では狂人扱いされたり ....
強い光は孤独だろう

強い光はまわりを焼き尽くす

強い光は頑張ってる


ひとは思い通りにはならない

だけどひととしか生きていけない

無人島で生きるのも味気ない


 ....
無知者には憐れみすら与えられない

たとえばシンポジウムの場で

松岡正剛にダメ出しされたり

生まれる前から決まっている

救われないことが決まっているのだ


三一論的に
 ....
まだインパールやガダルカナルみたいなことやってる俺たち

アメリカから見れば日本列島すべてが要衝だ

べつに沖縄だけが地政学的に要衝であるわけではないのに

あの基地の多さ大きさを放ってお ....
三歳児健診で幼児心理学者がこどもに質問している

こどもは今まで見たこともない真剣なかおをして椅子に座っている

真面目なかおをして質問に答えようとするこどもを見るのは初めてのような気がする
 ....
いのちやたましい

こころとかからだ

ニュートンもアインシュタインも

森敦もサルマーンルシュディーも

この宇宙の法則性や人生のからくりを

知りたくて知りたくてたまらなかった ....
会えばぜんぶ吹き飛んでしまうのに

臆病者も恥ずかしがり屋になれるのに

町に吹く秋の風

銀杏のひかりはすっかり黄色いのに

虫の声が星のように瞬いているなのに


どうしてど ....
大歓喜せよ

単なる歓喜ではまるで足りない

そうだ

パッパッパッパッ、パッパッパッパッ、パッパッパッパッ、パアッーパアッー、

大歓喜せよ

浅い息

あぶら汗

目を ....
きょうは電磁晴れ

ドイツもオランダも

ギリシャもナガサキも

世界なんて波の調べ

もっと適当でいいよ

意外な感情や答えを

ばっかみたいにトレース


男も女も愛 ....
さびしいというのは

状態としてはべつに悪いことではない

それに起因して

やがて悪い状態になるかもしれないというだけのことだ

だからさびしいということを

悲観的にとらえるこ ....
きのう

セミはことしいつ鳴き止んだかを

思い出していた

わからなかった

鳴き出した日もわからない

とっくに無頓着に生きていたんだ


窓のすきから台風一過の昭和の空 ....
吉岡ペペロ(4238)
タイトル カテゴリ Point 日付
石立鉄男の再放送自由詩217/10/16 1:39
感謝自由詩317/10/16 0:07
愛苦自由詩417/10/15 21:16
つりの糸自由詩217/10/14 10:42
フェルマータ自由詩317/10/13 23:39
悲しみよついてこい自由詩317/10/13 21:20
おとこがきもちを冷ましている自由詩1317/10/12 7:19
不協和音自由詩417/10/11 23:25
Solitude自由詩517/10/11 10:32
片方の道自由詩517/10/11 0:46
Aloeとlily自由詩317/10/9 22:34
言の葉がえし自由詩117/10/9 20:26
俺はヒーロー自由詩517/10/9 10:14
地球<量子自由詩617/10/8 21:20
村上春樹と夜更かしと自由詩517/10/8 9:47
犬に非ず俳句217/10/7 21:56
大マゼラン星雲自由詩1317/10/5 0:16
いつもの公園で自由詩1217/10/2 23:04
ほんとうの問題自由詩517/10/1 22:05
ぼくの首領様自由詩317/10/1 10:52
強い光自由詩317/9/30 14:57
無知者の救われ自由詩3*17/9/28 19:49
沖縄自由詩217/9/27 11:27
三歳児健診自由詩317/9/27 1:38
宇宙の法則、人生のからくり自由詩1117/9/26 1:22
秋の風自由詩517/9/24 4:49
大歓喜行進曲自由詩517/9/21 11:05
電磁祭り自由詩517/9/19 22:46
悪党のうた自由詩417/9/19 0:24
昭和の空自由詩517/9/18 14:46

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