目に痛くない光を見つめる

見事なくらいの絶望を見せてあげる

ネオンを浮かべた夜の河と

丸福珈琲のブラックに映る電気の灯


揺れている

澄んでいる

泥や炭の汁みたい ....
オカリナふいた

しあわせ

しあわせ

星空に光

ふつうに
ふつうに

星空に光

みつけた

みつけた

まえからあった


濁りあるから

こそ光
 ....
少年時代

NHKのシルクロードや

大黄河をみていた

なんさつか

分厚い写真集も買ってよんだ

四千歳の巨大な竜を

尊敬の気持ちで見る思いだった

あのとき感じた中 ....
ひとはなぜ

なぜ

なぜだろう

きみはなぜ

なぜ

なぜだろう


おかど違いの茶番だろう

ただ一杯目のバーボンを

グラスのなかのブルースを

ちゃちな ....
会社を出る

日時計のころも

ひとは夜になると

目が見えなくなるぐらい

こんなに働いていたのだろうか


太陽が動く

時計回りの影が浮く

太陽と地球の信頼関係
 ....
これ以上なにを求める

ここよりソーマッチな場所は多分ソーバッドだ

ここが現実的にいちばん神秘で

善なる感情にあふれた場所に違いないのだから


宇宙とつながる、だなんて今さらな ....
けちんぼホタル

灯せや光

けちんぼホタル

灯せや命

なんの因果かじぶんばっか

なんの因果かしゃれこうべ

なんの因果かあたしゃ切実

けちんぼホタル

灯せや ....
ありがとうとか

おめでとうって

なにに対して言っているのだろう

存在に?
いのちに?
存在はいのちによって存在する?
こころに?
存在が放ついくつものこころに?
精神に?
 ....
戦争に売春婦を連れていったりするのはどうなんだろう

執事を学校に連れていく御嬢様とは意味がちがう

日本人に従軍させられたというのがしゃくにさわるのだろう

強制連行があったのかどうかで ....
ダークネスはチャンス

授業だから

授業だから

彼は彼は彼は

死んでいく死んでいく

私を追わないで

私の話もきかないで

ダークネスに咲く妖精だけが

始まり ....
マンションのベランダから

旧神田川と井の頭線が目の前に

左手には遠く吉祥寺

遥かむこうに富士山

ずっと飽かずに見つめていた


なにも変わらない

冷たい風をあびる
 ....
星空から光学ビーム

未知の怪物を撃破せよ

未知の原因にダイブせよ

ピラミッドは何千年前から

古代遺跡だったそうだ

ブラジルの自然界放射性物質が高いのは

なん万年前に ....
天動説のそらのした

まあるい都市がゆっくりとまわっている

紙でできたビルが

神様のじょうろで濡らされている


立ち向かえ

あなたとわたしの距離のあいだに

うつくし ....
ギターを弾きながら

ぼくをあなたは外に誘った

可能性なんてなかったのに

あなたはギターを弾きながら

ぼくを見上げて微笑んでいた


たぶんディープロンググッバイ

ふ ....
重金属のアラカルト

沈んでゆきます

沈んでゆきます

波があるのに漂えず

沈んでゆきます

沈んでゆきます

僕忌み嫌われてます


母さんが観葉植物のしたでキスし ....
トントン

トントン

トントントントン

トントン

トントン

トンットントントン


あなたのからだが治る音

ちいさなちいさな妖精が


トントン

ト ....
誕生日はなんでおめでとうなんだろう

これよりもっと素敵なことってある

んじゃないかなんて

誕生日はなんでおめでとうなんだろう

おめでとうっていつのことなんだろう

だれのこ ....
詩はいつも

説明不足の

ひとの確信

だから全く誤解も生じよう

正当化にうずうずもしよう

声があってもそうもなろう


詩はいつも

こころの数だけある

こ ....
空気が澄んでいて町がきらきら言っている

集団が神社に向かったり家路についたりしている

神様たいへんだな

神様たいへんだな

ちょっとした煙や焦げたソースの香がする

帰り道が ....
生存率0%の戦いになる

海沿いの町で風に吹かれる

ネクタイがHEROみたいだ

砂利道ふんでいざ事務所へ

つめたい風が強く吹く


テンションの低い奴がいても

おかま ....
新宿の横断歩道をわたる

ぴよぴよぴよぴよ信号機がなる

みんな何処かへとあるいている

爽やかな混沌に音たてて


アイドルっぽい歌がながれている

サイレンがかけていく

 ....
○○小学校入学式と書いた看板のよこで、

母とふたりでうつった写真はだれが撮ったのだろう。

小学校御用達の写真屋さん以外考えられない。

無伴奏チェロ組曲第1番をひくときまってこの写真を ....
新宿は滝の音がずっとしている

ひっきりなしに行き交う車の音なんだと思うけど

それは間違いなく滝の音なんだ


その音に近づいていく

歩いて歩いて近づいていく

目の前にとつ ....
悲しまないで御姉さん

LEDでもない安い光のしたで

そんなことを楽譜にします

インスタントラーメン二人ぶんつくって

踏切までの坂道を考えています


なんで平気なんだろう ....
カラスはいつも何処の空でも

四羽で飛んでいる

たまに三羽にはぐれたりしているけど


新宿の変な巣みたいなビルをセンターに

古いのか新しいのかよく分からないビル群

ここで ....
わずかにでも希望が

あるのなら帰りたい

荒野でもいいのなら

水さえ飲まずに死ね


こんなとこに住んでたのか

働かざる者食うべからず

東風はいつ吹くだろうか

 ....
オレはだあれも来ない神社の神様だ

霊格が

人格ぐらいまで錆びついて来やがった

だからもう腹も立たないし

だれかのために

一生懸命になるようなことももうない


金持 ....
霊的なこと以外

妄想だったり不確かなものだと

痛感しています

唾を吐きだしながら

イチョンの坂道を下ります

そこでおんなを殴ります

おんなが起き上がるまで

煉 ....
花のかたちは化かしあい

化かしあいはいたいけな愛のかたち

水はかたちをかえていく

とめどなくこんなとこまで流れ来る


不安と寂しさがまじりあう

健気な生き物たちを迷わせ ....
新宿で生きてくには

あのビル群が富士山で

歌舞伎町が樹海みたいなもんだ

生きてくだけだから

じぶんの哀しみを守るために敗北したり

理不尽を振り払うために憎んで壊したり
 ....
吉岡ペペロ(4238)
タイトル カテゴリ Point 日付
泥や炭自由詩218/1/21 19:33
オカリナ自由詩518/1/21 18:37
あのときの中国自由詩018/1/20 22:58
きみはなぜ自由詩118/1/20 13:59
日時計のころ自由詩618/1/18 23:15
遥か光自由詩218/1/17 20:17
けちんぼホタル自由詩118/1/16 22:54
ありがとう/おめでとう自由詩218/1/16 8:03
まずやるべきこと自由詩018/1/16 8:00
ダークネスの妖精に自由詩118/1/15 21:21
久我山にて自由詩118/1/15 0:04
ごほうび自由詩218/1/15 0:03
天動説のそらのした自由詩218/1/14 19:51
ふかい河自由詩1218/1/13 23:59
東京湾の底自由詩118/1/13 23:57
治癒の音自由詩018/1/13 18:39
手のひらのケーキ自由詩218/1/12 23:58
詩はいつも自由詩518/1/12 23:39
十日えびすのそのよこで自由詩018/1/12 13:09
HERO自由詩518/1/10 19:12
新宿量子世界自由詩018/1/10 0:23
無伴奏チェロ組曲自由詩118/1/10 0:22
新宿の滝自由詩218/1/9 14:21
インスタントラーメン二人ぶん自由詩318/1/9 0:15
カラス自由詩118/1/9 0:14
わずかな希望自由詩118/1/8 14:15
神社の神様だ自由詩318/1/8 0:05
世間自由詩118/1/8 0:03
健気ないのち自由詩618/1/7 14:01
にんげん時間自由詩118/1/6 23:51

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