まるでうまく生きれていない

人生はとれーにんぐ問題集

カンニング以前の吹き溜まり

痛い

胸痛い

蜩よ、鳴いてくれ

安易な自己の正当化

吾の、代わりに鳴いてくれ ....
あなたの願いや思惑が

うまくばかりゆきますように

そう立派な神様にでも祈ろうか

ほんとは立派でもなんでもない

立派な神様にでも祈ろうか


海から津波

山から土砂
 ....
できれば月に還りたい

できれば土に還りたい

犬の鼻っつらに広い夜

人工衛星お尻を見せて

できれば月に還りたい

できれば土に還りたい


指さきには赤ちゃんの匂いが
 ....
他者に無関心なひとが優しくみえるように

穏やかなひとが人格が高いひとのようにみえることがある

しかしながら穏やかにみえるような奴らの大半は

ただ諦めているだけの薄笑い野郎だ

諦 ....
宮本輝の泥の河を閉じて雄太は病室をでて用をたしにいった。
点滴をしたまま廊下を歩く中山さんとすれ違って雄太は顔も向けずに頷くような挨拶をした。
雄太の胸にすっと冷たい風が差し込んだ。
雄太は用を ....
蝉がちりちりと鳴いている

曇天に夕方の縞模様ができている

ヘリの音がする

電線がうごかない

縞模様もうごかない

ヘリの音が遠ざかる

遠ざかれば遠ざかるほど

そ ....
いきなり教習所でF1に乗せられたような

いきなり手術の執刀医をさせられたような

じぶんやまわりの命の重さや軽さも認識しないまま

ひょうひょうと

ぬくぬくと

瞬間を

 ....
蒸し暑い曇天にカミナリがときどき光っている

だいぶたってから音が聞こえる

町並みが湿っている

湿っている

悲しい気持ちが詰まってくる

戦争と疫病を向こう側に見ながら

 ....
終戦の日に69年まえを思う

69年まえのここから

69年まえのここではない場所を思う

そこにいるひとを思う

そして69年まえのひとから

69年まえのひとではない存在を思う ....
ぼくらがこの身体から発して

世界を考え感じている限り

人生にはいろんないやなことがある

それがこの世に生まれてきた証だ

でもこの身体からだけではなく

時代や文化をこえて
 ....
気にするな蝉の声

気にするな息苦しさ

気にするな心変わり

気にするな生きてゆくこと


気にするな後悔

気にするな能力

気にするな身体

気にするな無念

 ....
原発関係者たちは

何度も何度も内輪にダメだしされながら

ついにその高く厳しいハードルを越えたのだ


このことはあれに似ている

ロンハーでやってる時間と金をかけたドッキリに似て ....
金さえ愛さえ社会さえ

受け入れてくれるなら

いま吐き出した欲望は

我慢などしなくていい

切実な循環になるのだ


生命の維持や種の保存は

本能のまねをした観念なのだ ....
おまえのだからと

おれをとどける

おまえのなかに

おれをとどける

あまえているだけ

あまえたいだけ

おれをとどけて

うけいれられて

しんじているだけ
 ....
せわしなく魂を洗う

生身のまんま立ち止まる

永久なる過去より聞いている

蝉の鳴く緑のほの暗さよ

ゆくりなく道を行く


遠く消えゆく波間に

空を見上げる

天使 ....
我涙ぐむ
蟹と戯る

我涙ぐむ
蟹と戯る

海と思想の測量船
虹と数字の測量船

我涙ぐむ
蟹と戯る

我涙ぐむ
蟹と戯る

まだ身体と外側が
まだ血潮と海風が

 ....
ひとりでいるときその秘密を

写メか動画でおくりたくなる

ひとりじゃなかったと

その切実な気持ち信じこみたいから


だから喜ばれる

だからなくならない

だから株を買 ....
みんなみんな渡り鳥

みんなみんな切実さをもって

なんぜんメートル

なんまんメートル

空高く海越えていってしまう

みんなみんな渡り鳥


まっていてくれなかった

 ....
風もないのに木々がたわむ

木々が葉うらを騒がせる

風もないのに

風もないのに

風もないのに不穏がゆきすぎる


地球の皮が地球の皮の下が

ちいさくちいさく

震 ....
最高気温36℃

そとをしずかに見つめている

夏の日差しがほどけている

さやかにこぼれているのは

もう秋のひかりだ


時計回りの高気圧だ

南から潮風を運んでいる
 ....
いま45才だから

15の頃はまだ30年まえのこと

いまとおんなじ強さと切実さで

84才のとき

15の頃を思おう

それとおんなじように

きょう69年まえのことを思おう ....
たぶん悲しい

元気がないのは

たぶん悲しい


元気がないのが晴れるのは

嬉しい

渦中にいたら

いつになるのか分からないけれど

そうやってひとは

少しず ....
ふつうの愛はいい加減で

おかあさんは適当に生きている

なんにもうまくいってないのに

こんな感じでやってきて

うまくいってるんだと思い込んでいる

父にはなぐられたことがある ....
元気でなくなったり

必要でなくなったり

そうなればどうなる

そんなこと考えては

練習している、何を

元気でなくなったり

必要でなくなったり

そうなればどうなる ....
竹島や従軍慰安婦

尖閣諸島や靖国参拝

韓国や中国を

ぼくらが嫌いになれば得するやつらがいるのだ

そいつらに騙されてはならない

正しいことは絶対ではないし

世の中なん ....
花火のおとだけ聞いている

火災ビルからひとが落ちてくるような

ドスンとも

ガタンとも

なんとも言いようのない破裂音がする

夏の湿気とうごかない風

花火大会

浴 ....
雨にも負けず

風にも負けず

西に東に奔走する

命嗄らして生きている


お天道様は知っている

きみの真心知っている

相手にどれだけ決めつけられようと

相手がど ....
真白がこぼれる

自然の白が

神聖とは清濁のあるなしではない

自然の白がこぼれれば

それがすべての神聖なのだ


まだつめたくないのに

まだあたたかいままなのに

 ....
かきむしられる夜が来る

真白なすべてが汚される

あんまり地道な悲しみに

みじめな涙が止まらない


まったく完璧な絶望だった

病院から戻ったら

感謝と欲望で汚される ....
大雨が泣いていた

理屈と感情が擦れあって

雷が音を鳴らしていた

雨に吹きつけられていた

蛍光灯の黄色いひかり

ホームで傘をささないでください

ひどく孤独だった

心臓が止まりそうだった

 ....
吉岡ペペロ(4238)
タイトル カテゴリ Point 日付
とれもんの唄自由詩614/8/26 1:38
生命の陳腐自由詩714/8/25 12:02
月に還りたい自由詩1014/8/22 21:53
夏の終わり自由詩414/8/20 23:45
彷光自由詩414/8/19 2:39
時よ自由詩714/8/17 18:51
テレビっ子自由詩214/8/17 16:55
湿っている自由詩514/8/17 1:26
終戦の日に自由詩4*14/8/16 13:36
世界平和自由詩814/8/16 3:15
生きてゆくこと自由詩414/8/15 16:42
川内原発再稼動セルフ・コメント自由詩314/8/14 12:40
真実自由詩614/8/14 1:45
あまえているだけ自由詩214/8/12 1:10
ゆくりなく道を行く自由詩714/8/10 23:44
血潮と海風自由詩314/8/10 22:37
その秘密を自由詩214/8/9 21:08
みんな渡り鳥自由詩1014/8/9 17:24
終末の風自由詩314/8/9 17:15
秋のひかりや高気圧自由詩814/8/7 0:12
8月6日自由詩614/8/6 0:12
いつか晴れるかな自由詩414/8/5 19:29
ふつうの愛自由詩314/8/5 0:49
練習自由詩314/7/27 18:44
騙されない自由詩2*14/7/27 0:08
花火のおと自由詩914/7/26 21:04
お天道様は知っている自由詩114/7/23 14:24
真白がこぼれる自由詩214/7/23 0:38
みじめな涙自由詩414/7/23 0:35
大雨が泣いていた携帯写真+ ...414/7/21 22:15

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