それから僕は、冷たい生き物に触れるために
僅かな夜を過ごす
山間の人々は自分達の歌を愛している
 ....
カフェに立ち込める煙は饒舌
ぼくは相槌だけで喉が渇くのを知る
シンクの隅に陣取るふやけた
米粒 ....
揺らいだ幻の夢
紡いだ言葉の数だけ
体温を奪われて

堕ちた四肢伸ばし
触れた淡い幻想
 ....
だから好きなんですよ。

忘れられない理由なんて
無いのですから。
僕には。


だか ....
最近夜になるといつも 
何処からか聞こえてくる 
密かなピアノの旋律に 
耳をすます 

 ....

ふるびた日記の片隅に残した言葉を 忘れても
わたしの中の心の片隅に残した言葉は 忘れない

 ....
遠すぎる! 感情前線が梅雨前線に遠すぎる
リアルタイムで変化していくラインは
ニュース速報で伝達 ....




触れ合えた喜びも抱き合った暖かさもきっと
気休め程度のカタチでしかなかった僕ら
交わる事も契 ....
終電近い電車を降りて 
人もまばらなさびしい道を 
今日一日の労働の 
汚れた作業着つめこんだ ....
らいおんは
つかれ切ったのか満たされたのか
あまいかおをして寝ている
ぐるるる
 
 かみ ....
ぼくは、
両手に新月を持ち
きみの
右横に、

眸は
きみの車椅子に
右肘を
すこし ....
話したりしているだけで

あそこの先が濡れている

そんなスケベでもないのにさ

それは動物だからか ....
ほら

手を

伸ばして
ささやく

このままそっと
抱きよせて

つよくて
 ....
深い深い記憶の奥
絡み合う蔦の
苔むした石橋

深緑に輝く水に
めくり上げた素足を浸し
 ....
物語は
いつからはじまったのだろう
あれは遥かふたばの記憶

いろおにの
むらさきが見つか ....
寄花貌

独吟坐覚雨声微
半睡詩魂散亦飛
夢裏相逢何鬱鬱
以詩顔色作薔薇


花貌に ....

いつからだろう

この熱と冷、混じる空のように
二人色褪せてしまったのは


このままちりちりと
 ....
指先ひとつでクリックするように
リセットボタンを押すように
ある日突然
消されてしまったワタシ ....

言い過ぎないあなたが憧れだ
長いこと身一つでやってきたから気づいているし弁えている
野暮なこ ....
 旧ソ連共産党員の娘である彼女が
 映画で見た紅衛兵の隊列や
 そこで振られている赤旗の
 美 ....
なぜ
楽しい詩を書いたらって言うの

そんなに何が分かるの
僕にとって詩は過去のハキダメだか ....
遠くから
貨物列車の轍の音が響き
耳元まで包まった毛布の温もりは
夜への抵抗を諦める

暦 ....
君に明日会えるのが
楽しみ
で そりゃもう
君に明日会ったら
嬉しみ
で そりゃもう

 ....

金物店の前の交差点に
洗濯機が横たわっていた
横断中に大型の車にでも轢かれたのだろうか
歪 ....
とろけるチーズよ
とろけるのもいい加減にしろよ
お前ばっかりとろけまくってムカつくぜ
とろけた ....
目を失って
泣いてる

湖に
人の顔が
映ってる

雲一つない
空なのに

ふと見たら梅の花が咲いてたから
なんとなく笑いたくなった

「お前と結婚する奴は楽だな」
 ....
帰る時を忘れた 冬の妖精に

帰る時を教える 暖かい南風

一面に広がる 明るい光は

 ....


俺は猫だ。
とは言っても猫という俗称もニンゲンが勝手に付けたものだから、「俺は猫だ。」と言 ....
車のフロントガラスも汚れています
黄砂の舞う季節ですから
灰色に立ち込めた巨きな空から
 ....
お月様のうしろで
キスしよう

誰からも見えないよ

真っ暗な中で
ふたりきり

荒 ....
おまえはあの日で出来ていて
爪の先には昨日の日付が
小さな黒字で書かれてる

おまえ、おまえ ....
見たものを
すべて
心の中に閉じ込めて
持って行きたい

今夜

それなのに
掌に掬 ....
  英訳・ハルダウン
            原作・灰里真実
            翻訳・海野 ....
貴方の匂いを忘れてしまいました

貴方の平熱を忘れてしまいました

貴方の表情を忘れてしまい ....


薄紅に
色づいて
ふくらんでる

花咲くのは
もう少し
そんなふうに
春が眠り 寝息が聞こえて
やすらって いたなら

霞むんだ

高雲の桜色の ....
自分らしさ
本当の
自分らしさとは
そのままの
自分で
ありのままに生きるってことなのかな ....
私も
結構
辛い目に
合ってます
知的障害があるために
なかなか
自分の思うとおりに
 ....
アメーバーで
大仁田厚さんが
事務所公認で
ブログを
今まで
書いていました
最初は
 ....

もう、
どこからどこまでが地図だったかなんて
関係なくなって
美しいことをいうよ
きみは ....
かわずが関節炎になりやすい季節
うぐいすは宣伝活動に忙殺され
太陽は黄ばんだ寝間着のまま
おが ....
日向で

猫が
まんまるくなって

昼寝をする
午前10時

おだやかに
すぎゆく ....
図書館は雪の日だけに震え出しあのころの君が恋しいという

28ページの11行目には笑っているね一 ....
春がやってくるらしい
新しい旅立ち
夢に向って新たな一歩
憎たらしい春
くそったれ 春
意 ....
あのひとのいる
夢の味はコーヒー
苦く透きとおって
わたしの肌の内側を
密かに磨き上げる
 ....
春には夏を
夏には秋を
秋には冬を
冬には春を
人の小さな思いが降り積もり
世界を塗りかえ ....

瓶詰めの淡い桜の花びらに葬られている背骨がふたつ



水仙を手折った君の指先が夕陽 ....
おはようと合図する

朝日はいつもより

力強く循環している

ことばで愛し合えば

ふつうの営みも ....
片栗の花は無理やり天を向く

春が来てこの身この心踊りだす

手を振りて明日は咲くかな梅の花
自分の指からではないのだ

髭も
悪くはない
唇から
私の味がかすかに

それがなによ ....


今現在俺をとりまくすべてのことは思い出であり回想なんだと上からみつめた様に考える。


 ....
開かない窓

患者たちの
絶望や
やるせなさ

狂おしいまで
窓を全開にしたい

 ....
着ぐるみの中の僕は、隙間から見える君を見て泣いたんだ。
渡そうとした風船はスルリと抜けて藍に溶けた ....
好きの定義はわからないけど

目を赤くさせながら

メールのやり取りをしている

セック ....


風立ちぬ寒き手紙は寒椿花ぞ散るちる紅(くれなゐ)は君



せせらぎの凍てつく青に紅 ....
おまえを抱きたいと思うことが

したごころというものなのかな

さびしいときおまえの恋愛の話 ....
路地には梅が

夕日は夕日で鏡のようで

黄砂は地球の

メカニズムにのって


 ....
放った光で

きみのすべてを

てらしたい

裸のなかみは

かなしみでも

嘘でもかまわない


 ....
色褪せたような気がした
こんな果実を読んでしまったあとに
何を書けばいいのだろうか


 ....
わたしの影は揺れながら
誰も知らない夜道を歩く
永遠に追いつかない 
「 一人前 」に向かって ....
空が青く見えるのは錯覚

鏡に映る私は幻覚


いま、この瞬間に

紫煙とアルコ ....
きみが終わるその前にぼくが終わるから
その時を見届けて
未来はいつもそこにあって
正しく時を刻 ....
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2008年3月4日
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
小詩集 朝と夜嘉村奈緒自由詩708-3-4 23:41
キッチンの喉元船田 仰自由詩608-3-4 23:08
貴 方 を く だ さ い御影自由詩108-3-4 22:20
だから好きなんですよ。xたろおx自由詩508-3-4 22:02
明日の台本 服部 剛自由詩508-3-4 22:01
わすれない ひより自由詩6*08-3-4 22:01
壮行車狩心自由詩1*08-3-4 21:58
ママゴト的イロコイ69自由詩008-3-4 21:48
新・365歩のマーチ 服部 剛自由詩1*08-3-4 21:36
らいおんの春唐草フウ自由詩9*08-3-4 21:35
きみが新月を書いた日草野大悟自由詩108-3-4 21:33
きれいごとだけ吉岡ペペロ携帯写真+...108-3-4 21:30
とわのいのりのうた相良ゆう自由詩0*08-3-4 21:03
奇跡のカンパネラこゆり自由詩8*08-3-4 20:59
うねる、時のゆくえ佐野権太自由詩10*08-3-4 20:54
漢詩 寄花貌三州生桑伝統定型各...3+08-3-4 20:51
色褪せの二人赤澤るろる携帯写真+...208-3-4 20:26
バーチャル・アフェア渡 ひろこ自由詩10*08-3-4 20:24
そして繰りかえす鎖骨自由詩0*08-3-4 20:19
雲を掲げ持てば風花が散る右肩良久自由詩2*08-3-4 20:14
思い出ポンテク自由詩0*08-3-4 20:12
苦い雪銀猫自由詩10*08-3-4 20:06
うれしみ乱太郎自由詩23*08-3-4 19:57
黄砂たもつ自由詩808-3-4 19:42
とろける新守山ダダマ自由詩008-3-4 19:28
天気雨小川 葉自由詩108-3-4 19:18
青春ひめと自由詩108-3-4 19:10
菜の花choco3...自由詩108-3-4 18:54
詩猫の独白しろう自由詩0*08-3-4 18:52
惰眠の春けんご自由詩108-3-4 18:50
お月様のうしろでキスしよう風音自由詩4*08-3-4 18:48
おまえフクロネヅミ自由詩508-3-4 18:24
大覚アキラ自由詩708-3-4 17:57
英訳・ハルダウン(1)海野小十郎散文(批評...0*08-3-4 17:43
喪失サッドソングかるび自由詩308-3-4 17:20
早春風音携帯写真+...2*08-3-4 16:23
春が寝息をたててアハウ自由詩12*08-3-4 15:39
自分らしさ妖刀紅桜散文(批評...4*08-3-4 14:17
私も散文(批評...1*08-3-4 14:13
荒らしの被害散文(批評...1*08-3-4 14:07
透明船石田 圭太自由詩2908-3-4 13:35
さくらについてわたしはなにも知らないにひとしい木屋 亞万自由詩1*08-3-4 11:58
まどろみ風音携帯写真+...3*08-3-4 11:30
図書館アイバ シュ...短歌308-3-4 10:26
fomalh...自由詩108-3-4 9:50
目覚める前によしおかさく...自由詩5*08-3-4 9:37
シフォンの雲にミルクティの福音をプル式自由詩2*08-3-4 8:27
青色遊戯しろいろ短歌1208-3-4 8:21
朝の歌吉岡ペペロ携帯写真+...108-3-4 8:00
夏川ゆう俳句008-3-4 7:51
冷たい小指FUBAR自由詩7*08-3-4 6:14
回想という名のものなんですかねどうなんですかね榊 慧自由詩208-3-4 5:57
これだけしか風音携帯写真+...2*08-3-4 4:59
片思い山田隆自由詩208-3-4 3:12
大人げない吉岡ペペロ自由詩508-3-4 3:05
寒椿Rin.短歌9*08-3-4 2:45
したごころ吉岡ペペロ自由詩008-3-4 2:44
春の切実自由詩208-3-4 2:40
携帯写真+...208-3-4 2:38
共鳴する果実kauzak自由詩5*08-3-4 2:23
四行詩 服部 剛自由詩708-3-4 1:40
ニヤっとね紫音自由詩1*08-3-4 0:47
寂しいと嘆いてもそれはただ宙を舞って消えていくだけと。り。自由詩308-3-4 0:10
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