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あの頃はエゴだった

時がそれを砂にかえた

砂のように優しく風に吹かれた

あの頃は純粋だった

時がぼくを日和見にかえた

ぼくはひとに勇気をあたえた


正しいことは絶対ではなかった

いつの世 ....
畏怖を気高く朴訥に

口笛のように

風に身をまかす

大空をゆく鳥の飛翔のように


不安は不思議に不思議は確信に

確信は自然への畏怖に帰るのだ


畏怖を気高く朴訥に

口笛のように

風に身を ....
中国が

その歴史が

対岸が

憧れや不思議であった頃

文明がくすんで霞む

学びの対象だった頃

ぼくらの国を脅かすこともなかった


夜が明けるようにめくられた

精神かどこかで感じていた

 ....
火事のあとに遺体ひとつ

それが終なら

誰のための句読点だろう


昔の音楽ながれる

マイオールドフレンズ

消えやしないで

マイオールドフレンズ

昔の音楽ながれ ....
いつか思い出す

おまえの寝息

メリークリスマス

ジャマイカならば

夏の思い出さ

真剣かわいいよ


日だまりのような

風が過ぎる

こころから

愛し ....
イエス様
僕からの声だけ
聞いてるのずるい
イエス様
あなたの声が
聞こえない僕にも

夕焼けのイエス様

イエス様
声をください
気づきませんか
あなたにすべて
お任せします
してます

イエス様
 ....
世界はこんなふうに白く積もる

世界はこんなふうに白く汚れる


世界は非情だ

科学や物理より

世界は非情だ


世界はこんなふうに白く積もる

世界はこんなふうに白く汚れる
倒れてもいい

その代わり

はい上がるから


生きる生き抜く生き抜く生きる


倒れてもいい

その代わり

はい上がるから
先進国って前人未踏だ

お金で買える幸福だ

金融の出し入れで

整形美人が幸福になれるかの実験中


ルーブルだって資源のバブル次第

元だって暴力的な需要次第

ドルだっ ....
この国の政治家たちの世襲率はほかと比べてどうなんだろう

高いような気がする

北朝鮮とかわらないぐらい高いような気がする

韓国の財閥企業とかわらないぐらい高いような気がする

そし ....
木枯らしが黄の葉っぱを掃いている

このまえ歩いた道が逆走する

みんなに優しくなれそうな気がする


優しさは引き出しのようなものだ

創造力ではなくて

想像力の引き出しのよ ....
雲ひとつない夕闇にこだまする

いくらもないたったひとつの夢なのに

悲しかったのはなぜだったのか

砦になりたいと思ったのはなぜだったのか


相殺されるような気がしたから

 ....
月のひかりが

ぼくのとこまで染みていた

あお黒く白んでいた

その月明かりだけを頼りに

ぼくはクスリを探していた


ぜんぶ誰かが通った道だ

ぜんぶ誰もが通った道だ
 ....
車窓を過ぎる町並みを見つめるたび

そこにある暮らしに自分自身を嵌め込んでしまう

そしていつのまにか

胸を騒がせながら幸福について考えている

その書家の作品のまえで

わたしは車窓を過ぎる町並み ....
冬の夜が始まる

足もとにはタペストリ

藍色に挟まれる

精神のカルテのようだ

深刻に考えても

始まらない、冬の夜だ


羨みたくなかった

傷つけたくなかった
 ....
きのうも闘った

脳が覚える

薬を覚える

それをこころが覚えてゆく


脳もからだのいちぶであるのに脳とからだが闘っている

いや

脳が作り出したイメージにやられたから ....
小さな石段をおりて狭い路地を駅へと向かった

男はシンプルな出で立ちで女は濃い化粧をしていた

あのころ働く女たちは皆そんな化粧をしていた

商店街に入ると両際がプラスチックで出来た季節外 ....
ひとつの大鏡を取り合い皆でお洒落をして私たちは出掛けた

石段を姉ふたりが下りるのを私はうしろからなかを分け入って駆け降りた

ハーモニカをふく少年とぶつかって私は謝り姉ふたりにあきれられた
 ....
子供は三歳で殺される

お母さんも男もいない部屋で

たまねぎの皮

ろうそく

アルミホイル

自ら食べられないはずなのに

未熟な大人に殺される


幸福ではない自分 ....
雲かあ

あれは水か

おなじかたちなんて

あるのかなあ


秋空に昼霞みがかかっていた

肉の自由を嗅いでいた

埃は乾いて湿っていた

秋空に昼霞みがかかっていた


雲かあ

あれは水か

お ....


秋をつくる

ほんとうの色に


もみじ

いろんな絵

木々に

空に

地面に

宇宙に

慣性の法則に

緑がぬけて

ほんとうの色に


色はその色を跳ね返した光

跳ね返す意味?

も ....
高倉健が死んで

もうこの日本の世の中に彼がいなくなったと知って

日本の男たちは

彼が私たちの代わりにしてくれていたことについて


精神のどこか片隅で気づいただろう

これ ....
風にちる

枯れ葉ちる

茶色や黄色

タペストリ

うら返る

枯れ葉ちる

茶色や黄色

タペストリ


悲しみ/疾走する/気持ち

KPPをゆき過ぎる

 ....
悲しくてしかたなかった

どうしたらいいのか分からなかった

だからひとに電話した

悲しみを伝播させただけだった

この悲しみを詩にしてみようかと思った

でも悲しみの伝播を無責 ....
薄紫いろの軽自動車

後部席のドアに開いているような影

だれか乗っている人影

それをぼくは

喫茶店で

珈琲を呑みながら

見ていた立ち上がったそれきりだった


 ....
ぼくらはアリだ

アリより小さいかも知れない

命さえ持たないものなのかも知れない

宇宙から覗いてなにが悪い

ぼくらは命さえ持たないものなのかも知れないのに

アリが儀式をして ....
遮断機がおりる

喧しい静寂につつまれる

電車が激しく行き過ぎる

心が傷ついてゆく


どうしようもない

業を見せつけるように

ほとんど絶望的に

命を振り落とし ....
生きづらさ

なんでこんなこと考える

スマイル

幸せを考えるなんて

現状否定みたいなもんだから


ほんとうのぼくを

ゆっくりと解き放とう

ガンダーラガンダーラ

デイセーイトワズインイーン ....
美輪明宏の幻だらけだった

美輪明宏ならすべてを歩いて確かめているはずだ

たとえ肉体でなくても霊魂でそうしてるはずだ

座席を探していたら香りでむせ返った

まんなかあたりに座って俳 ....
月の光がぼくに問う

ぼくもまた心のなかで

それをひとに問うのだ

楽しいことを

見つけたときのように

ビニールが発する光の

美しさや無意味さのように



き ....
芦沢 恵さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(623)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あの頃はエゴだった- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...214-12-30
飛翔- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...214-12-30
大黄河- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...214-12-30
マイオールドフレンズ- 吉岡ペペ ...自由詩214-12-30
風のなかメリークリスマス- 吉岡ペペ ...自由詩214-12-30
夕焼けのイエス様- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...214-12-27
非情- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...314-12-26
生きる生き抜く生き抜く生きる- 吉岡ペペ ...自由詩214-12-26
整形美人が幸福?- 吉岡ペペ ...自由詩214-12-26
切実な普遍- 吉岡ペペ ...自由詩214-12-26
木枯らしの道- 吉岡ペペ ...自由詩314-12-17
たったひとつの夢- 吉岡ペペ ...自由詩514-12-16
- 吉岡ペペ ...自由詩314-12-12
いつからか- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...514-12-4
群青のサンドウィッチ- 吉岡ペペ ...自由詩514-11-29
闘っている- 吉岡ペペ ...自由詩314-11-26
昭和32年の冬- 吉岡ペペ ...自由詩414-11-24
昭和10年の秋- 吉岡ペペ ...自由詩314-11-23
子供/三歳/大人- 吉岡ペペ ...自由詩414-11-22
秋空に- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...314-11-22
秋をつくる- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...414-11-22
高倉健がしてくれていたことについて- 吉岡ペペ ...自由詩114-11-21
枯れ葉ちる- 吉岡ペペ ...自由詩114-11-21
悲しみ- 吉岡ペペ ...自由詩614-11-19
珈琲を呑みながら- 吉岡ペペ ...自由詩414-11-18
アリの儀式- 吉岡ペペ ...自由詩414-11-17
踏み切り- 吉岡ペペ ...自由詩214-11-16
スマイル- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...414-11-15
美輪明宏の香り- 吉岡ペペ ...自由詩314-11-9
月の光- 吉岡ペペ ...自由詩614-11-8

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