すべてのおすすめ
いきなり教習所でF1に乗せられたような

いきなり手術の執刀医をさせられたような

じぶんやまわりの命の重さや軽さも認識しないまま

ひょうひょうと

ぬくぬくと

瞬間を

 ....
蒸し暑い曇天にカミナリがときどき光っている

だいぶたってから音が聞こえる

町並みが湿っている

湿っている

悲しい気持ちが詰まってくる

戦争と疫病を向こう側に見ながら

 ....
終戦の日に69年まえを思う

69年まえのここから

69年まえのここではない場所を思う

そこにいるひとを思う

そして69年まえのひとから

69年まえのひとではない存在を思う ....
ぼくらがこの身体から発して

世界を考え感じている限り

人生にはいろんないやなことがある

それがこの世に生まれてきた証だ

でもこの身体からだけではなく

時代や文化をこえて
 ....
気にするな蝉の声

気にするな息苦しさ

気にするな心変わり

気にするな生きてゆくこと


気にするな後悔

気にするな能力

気にするな身体

気にするな無念

 ....
原発関係者たちは

何度も何度も内輪にダメだしされながら

ついにその高く厳しいハードルを越えたのだ


このことはあれに似ている

ロンハーでやってる時間と金をかけたドッキリに似て ....
金さえ愛さえ社会さえ

受け入れてくれるなら

いま吐き出した欲望は

我慢などしなくていい

切実な循環になるのだ


生命の維持や種の保存は

本能のまねをした観念なのだ ....
おまえのだからと

おれをとどける

おまえのなかに

おれをとどける

あまえているだけ

あまえたいだけ

おれをとどけて

うけいれられて

しんじているだけ
 ....
せわしなく魂を洗う

生身のまんま立ち止まる

永久なる過去より聞いている

蝉の鳴く緑のほの暗さよ

ゆくりなく道を行く


遠く消えゆく波間に

空を見上げる

天使 ....
我涙ぐむ
蟹と戯る

我涙ぐむ
蟹と戯る

海と思想の測量船
虹と数字の測量船

我涙ぐむ
蟹と戯る

我涙ぐむ
蟹と戯る

まだ身体と外側が
まだ血潮と海風が

 ....
ひとりでいるときその秘密を

写メか動画でおくりたくなる

ひとりじゃなかったと

その切実な気持ち信じこみたいから


だから喜ばれる

だからなくならない

だから株を買 ....
みんなみんな渡り鳥

みんなみんな切実さをもって

なんぜんメートル

なんまんメートル

空高く海越えていってしまう

みんなみんな渡り鳥


まっていてくれなかった

 ....
風もないのに木々がたわむ

木々が葉うらを騒がせる

風もないのに

風もないのに

風もないのに不穏がゆきすぎる


地球の皮が地球の皮の下が

ちいさくちいさく

震 ....
最高気温36℃

そとをしずかに見つめている

夏の日差しがほどけている

さやかにこぼれているのは

もう秋のひかりだ


時計回りの高気圧だ

南から潮風を運んでいる
 ....
いま45才だから

15の頃はまだ30年まえのこと

いまとおんなじ強さと切実さで

84才のとき

15の頃を思おう

それとおんなじように

きょう69年まえのことを思おう ....
たぶん悲しい

元気がないのは

たぶん悲しい


元気がないのが晴れるのは

嬉しい

渦中にいたら

いつになるのか分からないけれど

そうやってひとは

少しず ....
ふつうの愛はいい加減で

おかあさんは適当に生きている

なんにもうまくいってないのに

こんな感じでやってきて

うまくいってるんだと思い込んでいる

父にはなぐられたことがある ....
元気でなくなったり

必要でなくなったり

そうなればどうなる

そんなこと考えては

練習している、何を

元気でなくなったり

必要でなくなったり

そうなればどうなる ....
竹島や従軍慰安婦

尖閣諸島や靖国参拝

韓国や中国を

ぼくらが嫌いになれば得するやつらがいるのだ

そいつらに騙されてはならない

正しいことは絶対ではないし

世の中なん ....
花火のおとだけ聞いている

火災ビルからひとが落ちてくるような

ドスンとも

ガタンとも

なんとも言いようのない破裂音がする

夏の湿気とうごかない風

花火大会

浴 ....
雨にも負けず

風にも負けず

西に東に奔走する

命嗄らして生きている


お天道様は知っている

きみの真心知っている

相手にどれだけ決めつけられようと

相手がど ....
真白がこぼれる

自然の白が

神聖とは清濁のあるなしではない

自然の白がこぼれれば

それがすべての神聖なのだ


まだつめたくないのに

まだあたたかいままなのに

 ....
かきむしられる夜が来る

真白なすべてが汚される

あんまり地道な悲しみに

みじめな涙が止まらない


まったく完璧な絶望だった

病院から戻ったら

感謝と欲望で汚される ....
大雨が泣いていた

理屈と感情が擦れあって

雷が音を鳴らしていた

雨に吹きつけられていた

蛍光灯の黄色いひかり

ホームで傘をささないでください

ひどく孤独だった

心臓が止まりそうだった

 ....
汚れちまった悲しみに

今日も宇宙のふりかかる

汚れちまった悲しみに

今日も生死がふりかかる


たとえば死体に蝿などが

たかる様子を忌み嫌う

宇宙や生死のなますがた ....
水色がほんとうは

桃色でも灰色でもあるように

白はほんとうは

黄色でも灰色でもあるようだ


自然は

水色だけを跳ね返すことをしないのだ

自然は

白だけを跳ね ....
秋も冬も春も

歩いたね

五月も梅雨も

歩いたね

生き物たちが

呆気にとられて

悲しみに暮れている


ひとが生まれるということは

たぶん津波にのまれるこ ....
特撮映画の基地みたいな音がした

僕は静かを見つめて身構えていた

やがて小さな地滑りみたいな予感に身をまかせていた

地下500メートルの岩盤につくられた個室にも

攻撃の震動が届い ....
きのう土砂災害で死んだ少年がグリーン車に乗っていた

ニュースで少年の横顔を見たときそれは短命の容貌ではなかった

だからいまグリーン車に少年を発見しても動揺はなかった

きのう会社に戻っ ....
狩猟生活より農耕生活を選んだのは

富の蓄積だとか食生活の安定だとかが理由ではなく

命の剥奪から逃れたかったからではないか

命の剥奪はひとを満たすのだろうか

幸福とはぼくらのどの ....
芦沢 恵さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(623)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
テレビっ子- 吉岡ペペ ...自由詩214-8-17
湿っている- 吉岡ペペ ...自由詩514-8-17
終戦の日に- 吉岡ペペ ...自由詩4*14-8-16
世界平和- 吉岡ペペ ...自由詩814-8-16
生きてゆくこと- 吉岡ペペ ...自由詩414-8-15
川内原発再稼動セルフ・コメント- 吉岡ペペ ...自由詩314-8-14
真実- 吉岡ペペ ...自由詩614-8-14
あまえているだけ- 吉岡ペペ ...自由詩214-8-12
ゆくりなく道を行く- 吉岡ペペ ...自由詩714-8-10
血潮と海風- 吉岡ペペ ...自由詩314-8-10
その秘密を- 吉岡ペペ ...自由詩214-8-9
みんな渡り鳥- 吉岡ペペ ...自由詩1014-8-9
終末の風- 吉岡ペペ ...自由詩314-8-9
秋のひかりや高気圧- 吉岡ペペ ...自由詩814-8-7
8月6日- 吉岡ペペ ...自由詩614-8-6
いつか晴れるかな- 吉岡ペペ ...自由詩414-8-5
ふつうの愛- 吉岡ペペ ...自由詩314-8-5
練習- 吉岡ペペ ...自由詩314-7-27
騙されない- 吉岡ペペ ...自由詩2*14-7-27
花火のおと- 吉岡ペペ ...自由詩914-7-26
お天道様は知っている- 吉岡ペペ ...自由詩114-7-23
真白がこぼれる- 吉岡ペペ ...自由詩214-7-23
みじめな涙- 吉岡ペペ ...自由詩414-7-23
大雨が泣いていた- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...414-7-21
汚れちまった悲しみに- 吉岡ペペ ...自由詩3+14-7-21
ほんとうの白- 吉岡ペペ ...自由詩214-7-21
悲しみに暮れている- 吉岡ペペ ...自由詩314-7-21
緊急地震速報- 吉岡ペペ ...自由詩114-7-13
俺は生きてるか- 吉岡ペペ ...自由詩514-7-11
さよなら狩猟生活- 吉岡ペペ ...自由詩414-7-6

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