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鳥よ、あなたは自由なのか

風を大気をコントロールする羽よ、

自分が自分でいられなくなるくらい

鳥よ、あなたは自由なのか


こころとからだを

あたまでかんがえる

こ ....
そこにはもう

これ以上いることができなかった

からだもこころも

いることができなかった

ひとの幸せ願いたいのに

自由はどこにもないようだった

だからこの殺伐へ

 ....
ながい土手を

むこうは鉄橋

むこうはビル

風が吹きつける

風に飛ばされる

両腕を羽にして

ぼくは鳥になる

あなたも鳥になる

おーい

こっちこーい
 ....
悲しくて

からだじゅうの細胞が泣いている

でも涙はでていない

がんばってるからだろう

あいつもがんばってるからだろう

涙は細胞にまかせたから

ぼくは目のまえのことにがんばろう

呼吸もいち ....
ぼくはまだそれを途中だと思い

あなたはそれを

途中ではなく逡巡と受け取っていた

自然にまかせることができなかった


ぼくは不要だった

死を想ったら

もうなじんでい ....
計算して

失わないようにする

計算?

自由にならないことは

そう、計算!


損は失うこと

失うって何?

得は失わないこと

失わないって何?


 ....
幼稚園のとき

ぼくはまだ透明なまま

この世の不平等に

まるごと理不尽を感じていた

小学生のとき

ぼくはまだ型通りのまま

真実はひとつ、だと

冤罪を晴らすかのよ ....
ぼくはぼくのからだを

出発点にしてしか考えられなくて

不愉快になっては悲しくてぬれている


ぼくはたぶんきっと絶対馬鹿なんだ

永遠なんてない

答えなんかひとつじゃない

最初っからない

裏 ....
朝日にゆれている

ひかりを透かせてゆれている

風にゆれている

水のおとがする

うたの練習のこえがする

車がとおる

公園で食べている

コンビニで買ったカレーのレトルト

朝日にゆれている
 ....
ひとりのひとに分かって欲しい

ぼくはまだふさわしいのかな

ひとりのひとだけに分かって欲しい

いまじゃもう

みじめな話だけれど素直な気持ち

なぐさめて欲しいわけじゃない

生きていることを

 ....
きょうもいちにちよく恨まれた

恨まれてることがいっぱい分かった

精一杯してきたことは

むこうにはあたりまえだった

むこうにとってこっちは

足りないか過剰だったのだろう
 ....
ごめんなさい

ごめんなさい

またしてる

またしてる

ごめんなさい

ごめんなさい

さびしいよ

いとしいよ

ごめんなさい

ごめんなさい


ここ ....
雨の日曜日

その午前のひかり

冷えた大気がまだ

あらゆる空間に存在している

すべての音は軽やかな音楽だ

うしろから突かれる

指紋は溶け合うことはないのに

ちび ....
損か得かもわからない

疲れ終わったからだには

世間の香りが辛かった


諦めきれない思いより

あなたと繋がっていたかった

さびしい変態行為でも

あなたに見ていて欲し ....
おばあちゃんが

この牛乳ヤバイ、と言ったら

その牛乳は本当にヤバイ

でもみんなが使うヤバイは

本当のほうではなくて

その逆のほうが多いような気がする


おばあちゃ ....
桜の散り枯れた花びらが道端を汚していた

街道はツツジの赤や白に埋められて

木々は煙りのような新緑を纏い始めていた


移りゆくいのちの景色よ

あなたは無常ではない

私がい ....
大会の日はいつもおじさんの自転車のうしろに乗って会場にむかった

ぼくはその日6人に勝って町の将棋大会に優勝した

ひとさら2100円の寿司を高いねとつぶやいて食べた

優勝したんだから文 ....
風の声
風の声
緑の声
緑の声
木の声
木の声
自然の声
自然の声
地球の声
風の声
風の声
風の声
風の声
緑の声
緑の声
木の声
木の声
自然の ....
春になると飛んでる虫が集中的に増える

だから燕はこの時期にこの国にやって来る

命を食べみずからも命に食べられる

命のピンボール

切実でも偶然でも運命でもない

ぼくみたいに ....
裏切り者が

ふたりで決めたことだからと

言ってきた

それを覚えておこう

裏切り者は忘れてしまおう

約束は反古にされ

密談は続けられていた

だからこんなふうになってしまった

都合のいい不 ....
星を見つめる

海のうえの夜だから

わりとたくさん散っている

星座をもっと覚えていたらよかった


アメリカ人に話し掛けられて

英語をもっと覚えておけばよかった

そう ....
なくむしわらうむし

えんえんあはは

なくむしわらうむし

えんえんあはは

なくむしわらうむし


すこしはぐれたこころは

あなたの声で

ほぐれたりおちついたり
 ....
赤茶けた空疎なかたまり

そこに

黄緑がきらきらしている

さくら

散った張ったのさくら花

そこに

青葉や無常や青葉や無情


アホでもちゃんと仕事できる仕組みを ....
中学生のころ

幸福という映画を観にいった

当時映画といえば二本立てで

アモーレの鐘というのが同時上映だった

あのころぼくはさびしかった

じぶんを置いてきぼりにして

 ....
水色と灰色と

桜の花びらの色は似ている

似ているどころかおんなじ色だ

空と雲と桜の花びらは

おんなじ色をしているのだ


みんなそれを知っている

でもそれを言うとびっくりする

みんなほんと ....
その病室の番号と

あのひとは同い年になった

その病室で

あのひとは息子を失った

見舞いにゆくたび

あのひとが見たであろうその数字


過去になにを見つめ

それが今、未来、どんな意味を持つの ....
金色の色白の少年が微笑んで

長い指の手を決然と合わせて

不動のこころで合掌していた

離れなかった

ぼくは世界中の

うまくゆかない蹉跌のひとびとが

うまくゆくようにと ....
泣いてるのかよ

なにが悲しいんだよ

取るに足らないことじゃないのかよ

いくらでもあるだろ

そんな話

きっといっときのことなんだから


幸福より永遠が

ぼくに ....
こうも囚われにんげんは

ひとの道よりたいせつな

経道なんかを踏みはずす

ごめんよ尊きかたがたよ

なめるなおいらの人生よ


取るに足らないことなどに


こうも囚わ ....
密談の海を冷酷にすすんでいた

感情の海に難破船がゆれていた

黒雲がわれ光の束がさしている

嵐のあとの静けさは自由だった


終わりが始まる

裏切りと

切実が連環する ....
芦沢 恵さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(623)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
鳥よ、あなたは- 吉岡ペペ ...自由詩413-5-9
からだもこころも- 吉岡ペペ ...自由詩113-5-8
ながい土手- 吉岡ペペ ...自由詩213-5-8
がんばってる- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...813-5-4
途中- 吉岡ペペ ...自由詩713-5-4
計算- 吉岡ペペ ...自由詩413-5-4
まるごと- 吉岡ペペ ...自由詩313-5-2
普通のこと- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...113-5-1
朝日のおと- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...313-4-29
ひとりのひとに- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...713-4-28
ガラスのあなた- 吉岡ペペ ...自由詩813-4-25
ごめんなさい- 吉岡ペペ ...自由詩513-4-25
宿題の獲得- 吉岡ペペ ...自由詩313-4-21
世間の香り- 吉岡ペペ ...自由詩713-4-19
戦争反対- 吉岡ペペ ...自由詩413-4-18
無常と常住- 吉岡ペペ ...自由詩513-4-15
ぼくのエジソン(1)- 吉岡ペペ ...自由詩313-4-14
あの木々たちは今も- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...513-4-14
命のピンボール- 吉岡ペペ ...自由詩613-4-14
人間を測る- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...113-4-13
星を見つめる- 吉岡ペペ ...自由詩113-4-13
- 吉岡ペペ ...自由詩213-4-10
青葉や無常- 吉岡ペペ ...自由詩113-4-10
幸福- 吉岡ペペ ...自由詩513-4-10
一緒- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...213-4-9
誕生日- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...313-4-8
離れなかった- 吉岡ペペ ...自由詩313-4-8
ホームシック- 吉岡ペペ ...自由詩313-4-8
取るに足らないことなどに- 吉岡ペペ ...自由詩213-4-8
難破船- 吉岡ペペ ...自由詩513-4-7

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