すべてのおすすめ
波打ち際の子ども
陽炎に揺れる海の家
空を仰ぐ向日葵
総てが夏を歓迎してる
僕はただその向こうの秋を見ていた
君を連れ去った夏を
受け入れられな ....
空っぽの郵便受けと空っぽの着信履歴 あなたが居ない
晴れた朝あなたを想って泣きましたわたしわたし恋をしてます
夕立を追いかけるような恋でしたアスファルトだけ熱を残して
永遠と刹那の狭 ....
ゆっくりとほしがうごいてゆくことをおいのりとするちきゅうにうまれ
空は
晴天なり
晴天なり
恋は
その向こう
その向こう
いつか
この胸に
輝いて
この胸に
....
誰か私をさらって下さい。
鼻緒が切れたことにして
立ち止まっているのです。
そんな嘘も聞き飽きましたか。
明日晴れたら白状します。
愛 ....
心灯火散り花火
夏が来て風が吹く
夜が来て明かりが灯る
心灯火散り花火
あなたが居て永久を願う
わたしが居て愛を示す
線香花火は悲しい色 ....
遂げられない想いを
今も抱えている。
この想いが成就することは
雑木林に薔薇が咲くようなものだ。
雨に濡れて
乾かない髪を
結い上げたままにして
服を脱ぎ散らかす
バスタブにうな垂れて
泣きじゃくった声は
シャワーの音に
かき消されて
....
愛は金で買えないが
快楽なら金で買える
優しさは喜びをもたらすが
優しさに傷付くこともある
何が正しくて何が間違っているのか
誰かを愛した時はそんな線引きなど ....
{画像=120710105150.jpg}
小さい頃から
自分はいらない人間なんだと思ってきた。
いつもいつも、死にたいと思ってた。
そんな時はよく、空を眺めた。
広いな ....
真緑の水に素足を浸けているみたいだ
それは遠い日の御伽話
純粋だけで生きていけると思っていた頃
何にも縛られず
何からも独占されず
自由に ....
空想妄想現実逃避。
分かってるんだ。
あの人が私を好きになるなんて
1%の可能性もない事。
でもやめられない。
夜毎あの人を想って泣くんだ。
....
半分皮を剥がれた人体模型
ホルマリン漬けの胎児
『密会』と言う名がふさわしい場所
此処で総てが始まり、総てが終わった
もう二度と戻らない蜜月
....
吐く息が白くなって
煙草の煙と区別がつかなくなる頃
私は失恋をして
ショートホープを買った
短めの煙草は
涙が乾くのも待たない
先生へ。
身体に気を付けてね。
よぉく心と話し合ってね。
いつもありがとう。
追伸。
世界で一番愛してる!
ゆうより。
ばいばいアリス
叶わない夢はもう見ない事にしたの
ばいばいアリス
ウサギには到底追いつけなかったの
ばいばいアリス
わたし今日女になったの
....
あなたはまるで
サボテンに触れたように
優しくわたしを傷付けました
作った笑顔は見飽きたし
優しい嘘は聞き飽きました
あなたわたしを殴ってください
そし ....
母さんの前でうまく笑えない
母さんは昔、私の頬を往復ビンタした
母さんは昔、私を木に縛り付けた
母さんは昔、私の手の甲に煙草の火を押し付けた
何度も
....
愛し合う事は海に潜る事と似ている
どこまでもどこまでも深く潜ってゆく
その内上も下も分からなくなる
そして気付けば独りきり
愛に溺れるとはこういう事 ....
ぬくもりが欲しかったから受け入れた
心臓のないブリキ男脳みそのない案山子のような
オズは遥か遠くたどり着けない理想の芝生
優しい嘘に溺れるふりをするくらいには大人 ....
呼吸はソットヴォーチェだと言う
それが何だか分からないままだが
自分の足先も見えない程に急いで
手に入れたかった物はいつだって
遠い雨空の上にばかり拡がってた
....
裏道で春を売る女たちの笑顔
謳わない金糸雀の末路を知る
深夜一人で自慰にふける大人
街中の虚ろな目をした子供達
皆が悲しい詩人だった頃の話