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その泡は未来を保証するものではなく
ただ覚悟を映すもので

眠りから覚めたとき
えがいた夢から突き飛ばされた

触れられぬ茨に
落ちた涙は意味をなさない

溶けるまぼろしは
 ....
雨がふっていたので、
街に人がいなかった。
もういなかった。

くもが波のようにうねり、
静かに雨が。
ぼくはあのひとと歩いた。
本屋さんのおもてにも青いビニールシート。
ときどき ....
ふっと一息 TVのスイッチを点けた
震災関連のニュースを眺めてた

ある震災経験者の男性のメッセージが流れた
『もうこれ以上頑張らなくていいんだよ 甘えてください』
これ以上ない最大限のエー ....
  おっぱいは最後がいい
  まずはくちびるからがいい
  それからうなじの匂いを嗅いで
  おなかの温度に埋もれるのがいい
  おっぱいは最後がいい
  まるでそこに興味がないよう ....
 
愛ってやつは

○だったり□だったり、ときに△だったり

そんなもんだろ、なぁ



 
涙の筋 渇ききるまで隣に居て
赤いブランコ 後ろ向きの君
軋む金具を見やる
明日に僕等を描くのはもうやめよう
笑いあった毎日に寄り添わず
二人の距離 さめてゆくだけなら
引きとめはしないか ....
小さな傷には小さなばんそうこうを
大きな傷には大きなばんそうこうを
深い傷には情けないほど無力だけれど
ポケットに入れておいても邪魔にはならないはずさ
自分に使ってもいいさ
誰かにあげてもい ....
透明な絵本を
じっと見ている子供がいて
クレヨンを持って
かがやいた笑顔をみせる
 (これは何色なの?
としきりに尋ねてくるので
答えに困って
好きな色で塗ってごらんと
うなず ....
ていでんのよる
きみとみていた

あのよぞらを
わすれない

ほしでみたされていく
あのよぞらを

いきのびて
みていたよるを





せいぎのみかたは ....
 

鉄鉱石の中にある海を
小魚が泳いでいく
夜の明けない方に向かって

今日は海が重すぎるから
いつまでたっても
カモメは空を飛べない

そしてわたしは
シャボン玉の作り方を
 ....
それはもうどこまでもはてなく

雪の原なのか それとも 雲海なのか

もう わたしの目には、区別がなくて

光をもとめれば

中空にむかうほどに 罪をとう青天は

くるしいほどに  ....
雲ひとつなかった

青い空に

裸の木々の先端たちが

根のようにのびていた


空を吸って根を地球にのばしてゆく

地球という孤島に、空という孤独に、


雲ひとつなかっ ....
どこまでも続こうとする坂道
喘ぎながら

繰り返される独り言のような呪文
聞きながら

やみくもにしがみついたあなたの背中
眠ったふりしながら

安いおしろいに混じった汗の匂い
嗅 ....
ばらばらでしょ?
顔も声も
ことばも胸も
こころも

仲良くなりたい
私がいて
出し抜きたい
自分がいる

愛を語る
私のそばで
いつでも
愛を疑って

そのうち
虎に ....
青い球体に手を突き刺して
あなたを引き抜きたい
白い球体はゆっくり東から西へ
いつもより明るい夜を巡っていく
孤独なんて簡単に乗り越えられる
と思っていたのに、私はもう潰れてしまい
そうに ....
行っておいで

彼女は言った

でていけば
また
帰ってこられるんだから
乾いた大地に
夏の厳しい日差し
しおれてしまった花に
水をひとしずく下さい

*

空っぽになった部屋で
なくした希望を探す
仕方がないと言いながら
耳障りなため息を吐く

* ....
言葉足らずの季節がやってきて
降り注ぐ涙も白い息を吐く

部屋の暖炉で暖まっていたのは
自分一人だけ

棚に飾ってある詩集が
染みで黄ばんでいくのにも気がつかず

突然起きた表層 ....
 仏間に坐って
 うなだれ
 首を
 さしだしていたことがある


 白刃の前に


 ながれる水音に
 耳を澄ませていたことがある


 客観的なまでに静まった ....
目に入る幻の運河

冷たい河水を手に汲めば

己の顔がぼんやりと映る

通りすがるアメンボ

教えてくれない知ったかぶりの船
ツバメグリルにはいちねんにいちど行った

いちねんにさんど母と会っていたのだが

そのうちいちどはツバメグリルでだった

ぼくと妹の誕生日がちかかったから

そこで母が祝ってくれたのだ ....
僕の中で何かが決壊するとともに
完全に終わった
真夜中は爆発して
ウルトラマリンの朝が始まる
その青さったらなくて
スコールのように
目にじゃばじゃば入ってくるんだもの

原色の獰猛な ....
路地から通りにでると

いや、もう路地から

あたたかな風がほどけていたのである

それがからだをやらかくぶ厚く

バイブレーションさせていた

坂道を明治神宮のほうへあがった
 ....
おはようが
はいる
からだ
{引用=
夕暮れの戸口を悪魔が叩いたら
手の甲を扉の隙間から差し出して
蒼褪めた唇にくちづけを乞いたい
それは夜風に晒され芯から冷え切った
明日のいとしい人であるかもしれないから

ラン ....
透明な壁
両手のひらをつけたら
冷たい冬の風が伝わってきて
内側と外側の隔たりを感じた
両手のひらを胸にあてたら
どうしても届かないところにあって
淋しくなるほど困った
夜になって窓を見 ....
ふと真夜中に鏡をのぞきこんだ。

眉間のしわは、わたしはそう思わないの勲章かな。

右にはずし、左へはずれて、ごろんごろん。

蛭にひるを吸われて夜を生きたしるしの肌はエノキダケみたいよれよれ白く ....

午後四時
青の上から
橙や赤や紅色が
塗り重ねられてゆくのを見ながら
大急ぎでベランダのシーツを取り込む
あのうつくしい仕事をしている人が
どんな人だかは知らないが
時折
ゆるめ ....
蝉が鳴いている

経ち揺らぐ夕焼け

染み透る 何十年も前から変わらない

空の焼ける匂い

僕だけが--- などと

分かっちゃいない

彼らは時の列車に乗り

見捨てゆ ....
{引用=
音源:http://youtu.be/-JXshprSPpg


原始、女性は太陽だったと
どっかのだれかがえらそに言った
今は女性は月なんだって
ひかりを集めてふわりと笑う ....
朧月さんの自由詩おすすめリスト(1315)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
お伽話- 一酸化炭 ...自由詩5*11-3-23
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お元気で- モリー自由詩4*11-3-18
- 茶釜自由詩4*11-3-18
透明な絵本- かんな自由詩33*11-3-16
余震- 小川 葉自由詩1211-3-13
授業- たもつ自由詩511-3-10
光のなか- 月乃助自由詩11*11-3-10
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柔らかな化石- nonya自由詩15*11-3-5
ばらばら- umineko自由詩4*11-3-5
青い孤独- within自由詩8*11-3-4
彼女- はるな自由詩311-3-3
悲しみ- 未有花自由詩23*11-3-3
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タタミのうえの椿ふたつ- 石川敬大自由詩23*11-2-28
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2012- 真山義一 ...自由詩2111-2-26
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不変の情景- 甲斐シン ...自由詩511-2-21
コギャル- にゃんし ...自由詩411-2-20

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