すべてのおすすめ
おおきいひとと ちいさいひとと

こっちの部屋に集まって

大騒ぎで追いかけっこしている



あっちの部屋の

ちいさくなったおおきいひとが

熱心に見ている

かたつむ ....
壮麗な楽の音と雑踏の期待
たった一つがために交差する
潮風のとりつく喧騒に
独立記念日の夜を迎える

高らかに、いわえ
いわえ、高らかに

確かめ数を増してきた歴史の顛末をあかし
 ....
生きるほどに
すり減ってゆくとしても
僕は原石のままでありたい

たとえ自分の中に
トパアズやエメラルドみたいな
そんなきれいなものが隠れていても
僕は原石でありたい

たとえいびつ ....
 雪の街が歩く
 滑り転んで株価が白む
 女が女学生になって
 子供のような澄んだ顔で
 街の夢案内人になる
 魅入られたのはスリップした男と女の衝突事故 ....
さざんかの咲いている道を下っていました
私は光るペーパーナイフをたずさえて
ナイフはとてもよく切れるのです
手紙の封
白い手紙の封をサクリと

その手紙には何が書いてあったのか
今忘れる ....
 平安神宮に向かって歩いていると
 鳥居が見えてきた
 夕陽が西の空に脈打ってる
 
 なんか、やっとるで
 歌聞こえるやん
 なんやろな
 
 あ
 斉藤和義のやぁ無情が流れてる
 ....
俺の不安は
俺のファン
どこまでもつきまとう
狂信的な不安
どんなに迷惑を被っても
こいつは警察も捕まえてくれない
心の中にあるものからは
決して逃げられない
俺はこい ....
手が

手が震える

震戦は晴れた九月の夜みたいだ
明確で 間違えようの無いことを隠してる
爪の先に焦点を合わせられなくなって
初めて不便だと思った

逃げる者追う者も
僕には同じ ....
彼女と仕事をしてると楽しかった
たぶん仕事が終わればそんな気持ちもなくなるって思ってる
ぼくはクリエーターだ彼女は実務をしてくれてる
この広告の小冊子づくりが終わればチームは解散する

ちょ ....
開かれてしまったら
もう、あなたには見えない
最後に映るわたしは
どんな
顔、なんだろうか

まばたきのシャッターを閉じて
(すとろぼが、みちて

それから

。 ....
期限切れの“愛してる”

捨てきれず抱いたまま胸の奥で微かに揺れた

ハッピーエンドは架空の生き物

期限を知らない

物語の中の
 
「届け!」

そう思い投げたボールは
砂ぼこりの中へ消えていった

小さな少年が織りなした
短い物語は

誰の心に届くこともなく
彼の心の奥へ消えていくのだ

少年 ....
朝起きて
朝食もそこそこ
新聞開らけば
頼んでも無いのに
暗い時代が
飛び出して
今日もスタートで
躓いた気分


思えば
暗いの明るいの
今日も昨日も明日も
会社でも学校で ....
神様哀しいね
なんだっていつも僕たちはこう
目をつぶることでしか逃げられないの
 チョコレートは好きだけど
 チョコレートケーキは嫌いなあの子の
 公告を貼り付けた電車は
 今日もがたんご ....
aciddrop

霧雨が降ってきて、網戸の外はキイロのクレヨンの油の匂いがした

カラスアゲハの交尾細工の秒針がカッチカッチ音を立てていた

「私の弱みに 付け込んで、犯してください」
 ....
桑田佳祐から長渕、
そして原由子
自分に流していく
それへ、なにもかもに

精密採点
でもいいじゃないか
怒鳴り散らすマイクの
カラオケボックス

音楽にかまけ
忘れて歌謡曲を
 ....
嫌だから
向き合う

追わないけど
逃げない
湖を散歩すれば 
小鳥が景色で鳴いていて
枝葉がのばした手をそよいでいく
ぼんやりどこかへつま先を出すと
釣りをしている人を見かけた

道を見晴らして歩いていると
風が吹くたび小波が ....
始まりの音はいつも
水面に落ちた一滴
442Hzの{ルビA=アー}
完全な調和
人は昔から
その中に神を見る

終わりの音はいつも
Z型の{ルビ雷=イカズチ}
442Hzの{ルビA= ....
ホームクリーニングエマールで
セーターと靴下と下着を一緒に洗う
独り身の中年オトコ

寂しい
そう連想したヒトは

独り
イコール
寂しいと

思い込んでる寂しいヒト

 ....
寒い寒い しんと冷えるね 今夜は雨か霙(みぞれ)になるらしいよ

肩が冷えて 体がカチカチだよ まいったな つま先はチリチリしているよ

だけどマッチの火みたいに私の心臓は燃えているよ 

 ....
(夢を見た)


ひた、ひた、ひた、
静かな輪を描いて波紋が幾重にも広がる
光だけが生きているように満ちて来る
ひた、ひた、ひた、
夜の岸辺に足先を濡らして
何ものかが生まれるのを見て ....
どうしようもなく淋しい

だから、
今夜も寝てしまおう


電源を消して
寝てしまおう


鳴るわけないと
納得できる状態で


『オヤスミナサイ』


 
言葉がひどく群れて
どどぅ どどぅ と
目下を蹂躙し始める
隣では、哲学やらモラリズムやらが
うなだれて枯れている
 
行き場の無いまま
どこに向ければいい、幾多の銃口を
 
 ....
髪がざっくりと伸びてきてとても眠い
車中のキスはとても甘くて

大音量で天野月子が歌っている

どうしてもやらなければならない事を
とてもとても考える事を
とっても大事にする事
僕はま ....
懐かしい声から
その表情が見える

突然消えたその人は
数奇な人生を送り
普通の人生では
見ることのない風景の中に生きた人


老いた目蓋の奥に
鋭い瞳を覗かせて

奥底から笑 ....
 

野菜スープを
朝食と同じように,出す
雨は止み、妻帰り来る
夕食時

木曜日は絵を描く日
薔薇を四輪
妻にはまだ見せぬ
二人で外へ、傘をさす

雨の木曜日
木曜島という ....
少し前まで{ルビ賑=にぎ}わっていた 
デイサービスのお年寄りが帰り 
部屋ががらんと広くなった 
{ルビ掃除=そうじ}の時間 

いつも掃除機をかけるおばちゃんが休みなので 
「じゃ、俺 ....
夜になったらねむくなるのはすてきだ
きもちいいだるい感じなんだ

もしイライラして空気がビリビリしているなら
そのささくれがしおれるのを待つことだ

ただそのささくれが治まらないなら
そ ....
駅のホームに 
四葉のクローバーのペンダントが 
落ちていたので 
思わず拾い、ポケットに入れた。 

幸せというものが 
一体何なのか・・・? 
未だに僕は、わからない。 

四葉 ....
朧月さんの自由詩おすすめリスト(1315)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
かたつむり- ポッケ自由詩5*09-6-28
独立記念日- 月乃助自由詩3*09-6-26
「原石」- ベンジャ ...自由詩6*09-6-20
女の肩を揉む- ヨルノテ ...自由詩4*09-6-20
ペーパーナイフ- ふるる自由詩2*09-6-11
ほな- 山崎 風 ...自由詩3+09-6-5
ふあん- 新守山ダ ...自由詩509-5-29
シャーマンどもは扉を開けない- 竜門勇気自由詩1*09-5-22
五月の夜/六月の闇- 吉岡ペペ ...自由詩809-5-22
すとろぼ(当たり前な話)- 山中 烏 ...自由詩5*09-5-21
制限区画内ストーリー- 徘徊メガ ...自由詩309-5-18
最期の一球- ark-eyes自由詩1*09-5-17
飛び出す絵本- 三之森寛 ...自由詩7*09-4-27
神様哀しいね- 亜樹自由詩309-4-21
aciddrop- satyri自由詩309-4-4
DAM- K.SATO自由詩209-3-28
我を張る- 未完自由詩2*09-3-28
二人- kiriko自由詩109-3-13
442- 亜樹自由詩309-3-2
ふゆ- よーかん自由詩509-3-1
こころ- 小野カオ ...自由詩5*09-2-27
夜の鳥- 石瀬琳々自由詩8*09-2-25
- (悪)自由詩209-2-24
【感情論】- 黒子 恭自由詩209-2-24
真空異相- 透明な魚自由詩209-2-18
電話- 舞狐自由詩9*09-1-24
雨の木曜日- 生田 稔自由詩909-1-23
掃除の時間_〜延長コードと僕〜_- 服部 剛自由詩709-1-21
ささくれがしおれるまで- 石川和広自由詩6*09-1-21
宇宙ノ心_- 服部 剛自由詩409-1-18

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