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おさないうぶ毛はやわらかく見えるが
じつは火花のように爆ぜていて
抱くと心地よい痛みがはしるのだ
いまはまだおさないあなたの
火花がだんだんと肌のおくへおさまって
それから花火のように打 ....
ため息のような光をむすんで
いくつかの夜に糸を張った

いまやそれはつめたい手のように
こぼれおちる影をやさしく拾っている
愛が理由にならない最終バスのなか
女と男は指を繋いで
まっさらな舟を編むような気持でいた
ここには何もないのに
海を
みたこともないのに
行っておいで

彼女は言った

でていけば
また
帰ってこられるんだから
あしの爪を剥がしながら
もくもくと呪文をつくっている

ぼくは
だれにも
うそをつきたくないんだ
ゆうぐれに
さみしくなったり

あるいていて
ふと生活のにおいに
あしをとめたり

ゆっくりとしか
すすめないこと
くやしくなったり

生きるとゆうことが
どれだけ不安でも ....
朧月さんのはるなさんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
火花- はるな自由詩315-7-13
影を拾う- はるな自由詩514-5-27
最終バス- はるな自由詩413-11-13
彼女- はるな自由詩311-3-3
しびれた手と足で描く半円、いびつな夜もよう- はるな自由詩111-1-2
日常- はるな自由詩410-10-3

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