すべてのおすすめ
なんで 私が
あなたの詩が好きかっていうと
ソウルフル だからだよ
どんな アプローチでも 言葉も形
完璧じゃない
音や みてくれから くるものが
ほっとけない感じなんだ
....
イメージの中では ブルーの球体
1枚 膜をへだてて
違う時間を 生きるしかなくて
イメージの外では
灰色の なんでもないもの
あちこちの隙間から 入り込んできて
....
私の見えている
見えていない
神の住まう処でない場所で
黒猫が鳴いていた
それは確かに墓地で
決して泣くこともなく
林を歩き
ただただ此処へ来た
来てしまった
独りの自分に
笑って ....
さびついた
すいどうのじゃぐちを
ひろってきてくれたひと
さぁて きせきとやらを
おこしてみようか
ぐるぐるうでをまわしながら
ほんとなんにもないなあ
おしいれやどうぐばこをぶっしょ ....
ゴトゴト、と音がした
「ん?」
何かを踏んだかな
例えば
空き缶とか。いやそんな大きなものじゃなくて。
ゴトゴト
音が大きくなった
「え?」
焦ってきた
がたんがたん!!
「わ ....
ほんの
わたしがあなたを好いている
っていうことを
他の誰かとおんなじような言葉に変換したくないせいで
いろいろと言葉をいじくってるのです
つまりは
わたしがあなたを好 ....
ねえ おねがい
あなたが持っている
わけのわからないネタ帳の
一番大切な詩は
どこにも公表しないでほしいの
誰かが大きな声で
その詩が良いと言ってしまったら
きっとみんな同じ事を ....
いつだってただ生きるためだけに眼をこらしているけれど
たしかにあの頃はそうして寝転んだまま泣いてさえいたら
おいしい物だとかやわらかい声だとかあたたかい手だとか
そういうものはいつもかたわらにあ ....
天井に頭がつきそうなあなたと
どてっ腹に穴のあいた私は
どこか浮かれた心地で手を繋ぎます
やがて日暮れて
子どもたちはそれぞれのミノに潜りはじめる
私たちも
アンゴラのマフラーを身につけま ....
指のあいだからこぼれてゆく、
アルファベット、
ひらがな、
漢字、
カタカナ、
見覚えはあるけれど読めない象形文字、
もしかしたらヒエログリフ、
言葉になる以前のかけらたち、
さりりと ....
男が一人
過去を闇に弔うように燃やしてる
空からは舞い落ちる人々
幸せは降ってはこないけれど
昨日、私は死にました
たった20余年の短い人生
明日からは新しい名前で生きていこうと思いま ....
ね マナちゃん 今日はいっぱいおひさまがいるよ
母はわたしの名前を間違えたのだ 公然と 間違えたんだ
肩を抱くと 猫と同じにおい がする
今日の朝ごはんは 半分くらい食べたんだよ
....
隣の犬が吠える
僕は 心の中で言う
『おはよう!』
ウーワンワンワン!
想いは
なかなか
伝わらない
あのさ恐竜ってさ
誕生日
2回あるよね?
どうやら去年のクリスマスも
恐竜グッズをお願いした彼は
新たな発見に大興奮だ
卵を生んだ日と
卵から出てくる日
ハッピバースディが2回 ....
君がふと
だまりこむだけで
私は遠くへとばされる
沈黙という名の遠心力によって
私は遠くへとばされる
恋し君を想う
幾年の月日
幻想と現実の狭間で
彷徨い
バランスがくずれ狂気の世界に足を
踏みいれ始めた
頬を伝うは
悲しみ 喜びの涙か
その世界で
なにを見たのか
....
ただ 生きていたい
分かるかな 君がいて
夕日が輝いて 生きていて
これは 君のおかげ
水溜りに空が移る 動いてく
これも 君のおかげ
そんな 簡単な事ね
ふと 気づくんだよ ....
風に乗って
誰かの泣く声がする
かけよって抱きしめてあげたいけど
姿が見えない
どこにいるのかわからない
何が哀しいのか
何が辛いのか
胸が締め付け ....
窓のむこうがわに
青い空をならべて
窓のこちらがわに
鼻筋のととのった顔をおく
わたしだけのものではない
その世界がすき
海亀の産卵に
つきあったことはないが
砂に穴を掘って
跨り
カプセルのような卵を
産み落としている
映像はみたことがある
海から這い上がっ ....
パレードがいってしまう
オープンカーがいってしまう
紙吹雪がいってしまう
にぎやかな楽隊が
歓声がいってしまう
パレードに手を振った
誰かが
こちらに手を振った
私が手を振る ....
アナタとの関係は
着かず離れず、
そんな感じが一番落ち着く
でも、
たまに近づきすぎて
たまに遠すぎて
私もアナタも傷つくんだ、
目指すは、月と太陽
惑星のように一定の場所、
....
道 たんぽぽ 笑い声
父 温もり 母
私はその時子供だった
息 白い 細波
私は 歩む
薄い 夏 戯れ
昔 いつ うしお潮は
果てなく沈む日の
向こうにも続く
それがクニ ....
上昇気流が息をし始めるが、
僕は、24時まで何もせず、
あたかも無実をよそおって、いる
おねがいしますと言う人が、いる
わたしを過去にほおって置かないで
緑の看板を地軸に、交通規制
こ ....
僕は消耗品
コンビニでもらうお箸やストロー
街角で配られているポケットティッシュ
どうぞ僕を使ってください
用が済みましたらゴミ箱に捨ててかまいませんから
あ ....
裏返る感じがして
げぼっと吐いた
ごめんなさいごめんさないと
つぶやいてみたけど
ほんとは誰もいなかった
いないのはわかっていて
わたしは必死で謝る
ごめんなさいこんなことしてごめんなさ ....
あなたの玩具箱から
逃げ出したいと思う
このまま
古いもの 新しいものに
埋もれていくのは
嫌なんです
なぐさめてくれるお人形は
ひとつぐらい
どこ ....
この真夜中の
この静けさに
チラチラと
狂気は降って
闇の秒の遅さと
生の流れの速さに
僕は怯える
明かりを付け
異国の古い
映画に紛れながらも
こ ....
雨が近づき
誰もいない
贈り物を捨てた
霧に立つ
赤と白の脚
ひとつの弦を聴いた
動かない虫
窓ごしの雨
深緑の声
夜は去り
水は残り ....
ゆうやけ こやけ あかねいろ
かごめかごめの こどものわ
ながく のびてく かげのかず
なんだか ひとつ おおいみたい
なんだか ひとり おおいみたい
みんな しってる ....
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44