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 手が届きそうな低い空を
 逆光に輝く雲が流れる
 私は何か恐ろしかった
 歩く犬の眼が不吉だった


 堤防の道を愛想笑いで
 私は歩いていたと思う
 濁った ....
子連れの熊だから
逃げ足が遅いの
お願い
驚かさないでね

わたし熊だから
大きな手に
鋭い爪があるの
あなたの首をへし折ったついでに
あなたの脳髄を掻き出しちゃうよ

わたしは ....
女は
胎内に新しい生命を宿したら
「母親」になるというのに

男は
新しい生命が誕生してから
「父親」になる権利を得る
のだろうか

それは
目の前に細く頼りない道が一本
 ....
僕がバイクで事故を起こした時

真っ先に駆けつけれくれたのは

君だった


いざとなると皆冷たいな

そんな僕の愚痴を笑って聞いてくれたのは

君だった


そんな君が今 ....
僕の部屋の窓ガラスが

強い風で音を立てる

今にも割れそうだよ

嗚咽か慟哭のようだ

僕の心の傷跡にしみる

僕も君も

そんなふうに泣いたね

君が僕を好きだと言って ....
ゆめの風
荒地のビルの砂けむり


起きるから寝られる

寝るとめざめる

その当たり前の営みの
出来ないこと

吹き荒れるはげしく

おそろしい
あたりまえの日々

 ....
花は何処かで咲いている

あなたが欲しい花は

必ず何処かで咲いている

だから いつか

その花を見つけるまで

今は目の前にある小さな花と

暮らしていこう


ほら ....
まちぶせた そのねつが
ニヤリとね ぼくにいう
とおまわり してただろ
そのとおり ひしがたの
たいようを さがしたり
くりかえす なみのはな
とめようと してみたり
うれいごと ひとと ....
すっかり草に覆われた
ぼくらが秘密基地と呼んでいたここに
今年もまた暑い季節がきました
打ち捨てられた自転車が
見捨てられたこの場所に
あの頃のまま忘れられて

なにが秘密だったんだろう ....
激しい雨音
それは、ボクの体を雑巾にする
そんな笑えるほど滑稽なシロモノ

たまにはいいこともする
笑えるほど滑稽なくせに
気のきいたハカライもする

近所迷惑な
喜怒哀楽
そいつ ....
幸せな奴は他行ってくれや
高温油で処理

あんた西瓜喰いたいんか
それはデザートや待っとき

何もおもろいことなんかせえへん
生もんをおいしく揚げるだけや
ちょっとアロエの花とってくれ ....
今日は雨だな

職場に

自転車で通っているあなたは

不便だろう

俺は暇なのか阿呆なのか

あなたのことを心配している

こっぴどく

ふられて

電話も

留 ....
激しい雨の中

坂道で倒れた俺は

服も手も泥だらけで

顔は擦り傷ができていた

傘を

放り投げて

俺を助け起こしてくれた

あなたは

天使でも女神でもなく
 ....
通勤電車でまいにち通りすぎる
田んぼの景色
あぜ道のとちゅうにちょこんとすわって
毎日欠かさずに
電車を見おくる親子の犬がいて
気になって気になって
もよりの駅で降りてみた
当てずっぽう ....
僕は沢山の想い出を 小さな箱に押し込んで
その箱を 部屋の押入れの 一番隅に押し込んだ

暗闇の中で 唯一残った指輪を薬指にはめて
押しつぶされそうになりながら 僕は目を瞑る

真っ暗闇の ....
すこしだけ発光を
ビブラートする
落花の軌跡と

翳翳発ちゆく
空気の群れに
追い詰められた
心臓が一組あります

匂い立つ
夜の坂道に
色づいた
紅の弓なりが
宙を彩る一夜 ....
トイレの便器に座って下着を下ろす
この普通の行為によって導きだされるのはそう、排泄物だ

食事中の方失礼

力んだところで出るものは出ず
変わりに長く細長いものがにゅるにゅると飛び出した
 ....
いつもこの時間になると
夜空で点滅する光に出遭う
ナイトフライト

君がまさか
その飛行機に乗って
空を飛んでいるなんて
思いもせず
君がどんな夜を過ごしてるんだろうって
今日も思う ....
遠い日の雪ふる夜あなたの瞳の中にみた海辺の足跡
理知のかがやきをひめて波間にただようほのあかり
やるせない吐息にうっすらとくもったガラスの部屋
窓に貼りついた蛾の群れが突如としてまっさかさま ....
いつの頃からだろう、この目に見え始めたのは
今更、こんなの誰も知らない
スピッツのCDで聞いてなかったら、解らなかった
よくある、赤い糸 ってやつ?

左手の薬指から生えている人が、多いこと ....
ころんで傷ついた膝に
消毒液をふきかける
わたしの鉄でできたからだは
それだけで うごかなくなる

すき きらい を
判別できない指先の半月
ことば おと を
区別できない壊れた右耳
 ....
つながりと呼ばれるもの
つかむと消える不確かなもの
近づけば近づくほど感じる距離
つなぐものなどない
人であるための限界
肉体に宿る 精神の限界

混ざりたい
二人でいたくない
溶け ....
男の料理は色々うるさい
彼の作るカレーは実に凝っているらしく
野菜だの果物だのがどっさりと入っていて
長時間煮込むのだそうだ
それはさぞかし美味いだろう
しかしうるさい

特にすりおろし ....
嘘が必要なら、僕がつくよ。
裏切りがあるのなら、僕のせいにして。
隠し事の知恵もきっと、僕の方がもってるし。
そうして君が、綺麗なままでいられれば、
僕らは、きっとうまくいくんだから。
ピザを好きな理由は 
ピザは 楽しいときに食べるものだから
ピザを注文する人は 楽しい時間を過ごそうとしている人だし
心に余裕がある人だから

とても忙しくて お金に余裕のない人は
ピザは ....
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