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何十年も生きてると祭りの意義というものが深刻な課題となってくる
おわかりですね
そうです
祭りは日本の心です
私たちを奮い立たせてくれるのです
おわかりですね
我々日本人にとって
祭りは ....
おはよう
で、今日も誰かが溶けていく
それでも、空を見上げることを止められなくて
いつの間にか、あちこち穴だらけになっている


使い古しの気持ちを手紙に残して
あなたもすっかりと溶けて ....
もしかしてしかですか?
いえいえ、もしかしなくてもしかでした
もしかしてかもしかもですか?
はいはい、もしかしなくてもかもしかもでした
もしかしてしかもかもしかもですか?
そう ....
マクドナルドで
ジム・モリソンが
お前は何を信じてる?
と言った

神か?
魂か?
宇宙か?
自分か?
富か?
名声か?

俺は何も信じてはいなかった
いや
ただひとつ信じ ....
五月の岡を歩いている
松林の間から
ひめ春蝉が鳴いている
ここは
天国ですか
みんなは笑っている
天国かもしれないが
あなたの天国であり
私達の天国ではありませ ....
 ノームの目には ほかに何も映ってはいなかった
 青い空
 白い雲
 風にざわめく木々の枝
 その目に写し取られた風景は まだ世界としての意味を与えられ
てはいなかった いまだどこにもい ....
魔法使いの女は星を司る蛇を探す
佇む兵士たちは闇夜を知ろうとして身を潜める
灯りの点った牢で捕らえられた彼らの膚に黙々と焼印を押す腕
悲鳴は押し殺された大地の果てに寒々と吹く
時は十二杯の ....
風の暖かくなった
空から鳥が落ちてきた
インフィオラータを知っているか
無数の花びらで地上に大きな絵を描くのだ
極楽鳥や孔雀は空から落ちてこない
カラスとハトの
いつのまにか 大雨だ

 ....
ゴシック体で
明朝の予定を
書かれても

それで
洒落がわからないとか言われても

はみ出した一日の
ここいらが潮時
面識どころか 要は

そろそろ

冷蔵庫のライトも消して ....
ぼへらっとテレビを流していると
詩のボクシングを番組でやってる
対戦する人
対戦する詩
対戦するための 態度

アナウンサーがいる
板金業者がいる
学生
主婦
カリスマ

職業 ....
指先であそぶ旋律がピアノの鍵盤の上を流れて 
部屋に溢れるやさしい音階のすきまに
天球図は青くひろがってゆく
東のかなたの
さそりの心臓は自ら発火し
そのきらめきは引き出しの奥で眠るルビー
 ....
朝 あなたは やって来て
部屋の そこここは せせらぎ
時間は 急速に 速くなり
そうして あなたの声の他は 何も透らなくなり

僕の呼拍は 透きとおり 僕は何も 思わなくなり
愛が 部屋 ....
一心不乱の息づかいが
助詞をくるわせ
やつらのアイドルの地位を与えるのだ
何だ 君は
ただの委員長じゃないか
少しばかり髪が綺麗なだけじゃないか
笑ったりするな
液晶が 関東平野を東へ走る青年 を映す 速度にまつわる素朴な
感嘆は冷気にあてるとしぼむ はずだから「ああ」という呼気をふ
くらまさず口のなか でビールと混ぜてのんでいる 速度よりも  ....
蛾か何かの最後尾が
視界の斜め上をかすめ逃げ去る場面、に似た
或いは、目尻の痒みにも似た
地下鉄の、蛍光灯の、黄緑色の、光芒の
消える寸前の瞬間と消えた直後の瞬間、との
交互 ....
葦際だった
確かに
葦際で跳ねたはずであった


  通り過ぎた
    水際で


  また
   一つ


    葦が揺れる
          葦が割れる
    ....
 
 
 
 
鳥角度、見た(ぼくの)ひとにちを終電車、ふりかえり逃げる。どうしてあんなことを(こどもの)と流れてゆく(せせりだしてしまう)蛍光灯。つるつるとした(足の爪で)金属の棒にもたれか ....
がっこうからかえると
おかあさんのからだがばらばらになって
いえじゅうにちらばっていた
あわてて
ぜんぶかきあつめて
しんちょうにくみたてると
とりあえず
おかあさんみたいなかたちに ....
白いポンティアックのバンパーがねじまがり、ボンネットに飛ぶ鳥の愛称はスポッティ、可愛い名前でしょ、挽肉は力を入れて強くこねます、潰れた卵が二個、パン粉は少なめに、刻んだタマネギを軽く炒め、臭い消し .... 野茂がいなけりゃイチローだってメジャーには行かなかっただろうよ
9.11が無けりゃイラク戦争だって無かっただろうよ
みんながゴム付けてりゃHIV感染だって減る筈だったんだ

お前がいなけりゃ  ....
 *

文献によればビー玉沿線の原形が見いだされるのは乾永4年というから
はるか安土桃山時代まで遡る。むろん当時は鉄道の概念はなく線路など
というものは存在しないがビー玉を直やかにすべらせるた ....
またそんな見え透いた嘘をつくのか。
窓にもたれて、風鈴を揺らして、視線を上手く逸らすのか。

胸が、しくりとする。

青い魚眼を見上げる、この日陰の部屋で
こんな風に、輪郭だけ向き合う事で ....
風はカミソリのように
おれの耳を切り落とそうとして
電信柱の陰から狙っているらしい
くれてやる
くれてやるよ耳ぐらい

おれは幽霊だ
失くしたものが何だったのか
それさえ忘れちまって
 ....
ざぶざぶざぶ

投げた紙ひこうきがふうわりと戻ってきました
私はきっと風に乗ってそのままどこかに行くんだろうと思っていました
でも飛ばし返してくれた腕があったので下手な紙ひこうきはまた戻ってき ....
みじんと鳴って落ちる月
高い梢にキタキツネ
朝露の
濡れる重さに耐えていた

非体験の罪状は
朝日の中でも暴かれて
憎々しげに現れる
認否を迫る百済の観音
内蔵する
輪廻 ....
東京が 自殺した

新宿南口JR改札前 高架
整列する雀
凹む電線
ガードレールにとまる女 白く。
瞬く横断歩道 

歩行者用信号機が青に変わり
かちり
盲人用信号がボタンを掛け合 ....
球体関節神の差す蝙蝠傘の天幕の
表にモルタルリバー 千の雨垂れ
に黒食カヤックが尖天目指して進んでいる
黒食カヤック上砂漠談が花を咲かす
少女はどうか!で銅貨銭2枚
一つはドレスにレースを、 ....
空から落ちた
星の砂
母さま想って
泣いている
優しい浜辺の神さまが
お空へ返して
あげました
お空へ返して
あげました
わっこ ほっこ ゆぎっこ ちみで

なして おらえのほうさ ふるなだべ
まんじ あさはやぐがら おぎでしゃ

みぢ こしゃねば あるがれねべた
ゆぎっこ つもって あるがれねべた 
 ....
 
 



 面接官は一重の目で
 おれを見つめ
 何も言わなかった
 机にある採用チェックシートの上の宙を
 ボールペンがせわしなく回転する
 肌寒い頃だったが
 秋だかまだ ....
佐々宝砂さんの自由詩おすすめリスト(596)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
祭りの意義- 不老産兄 ...自由詩305-4-2
水溶性の、誰かの- 霜天自由詩2905-3-29
もしかしてかもしかですか?- ベンジャ ...自由詩505-3-27
ジム・モリソンとマクドナルドで- ty自由詩4*05-3-26
ひめ春蝉- あおば自由詩9*05-3-26
ノーム- 浅見 豊自由詩3*05-3-21
本棚- 浅見 豊自由詩3*05-3-20
インフィオラータ- 岡村明子自由詩8*05-3-18
明日、和える- 吉岡孝次自由詩305-3-16
ポケット- umineko自由詩3*05-3-12
さそりの心臓- ワタナベ自由詩3105-3-3
指先のソネット- tonpekep自由詩6*05-3-1
準備- 吉岡孝次自由詩305-2-28
散乱- 田代深子自由詩805-2-22
擬態の森- A道化自由詩1005-2-15
- 北村 守 ...自由詩3*05-2-14
鳥角度- nm6自由詩905-2-13
なにか- アンテ自由詩20*05-2-12
「生きるに値しない生命の根絶の許可」もしくは「美味しいハンバ ...- がらんど ...自由詩305-1-24
金があったら何も怖く無ぇよ- 虹村 凌自由詩3*05-1-24
ビー玉沿線- 角田寿星自由詩705-1-22
カナリヤ- イグチユ ...自由詩605-1-13
結晶- 大覚アキ ...自由詩305-1-13
飛ばして- ふく自由詩1*05-1-13
A_River_Runs_Through_It- あおば自由詩4*05-1-9
上空自殺(東京Ⅲ)- 英水自由詩9*05-1-7
film2- 六崎杏介自由詩305-1-7
星砂伝説- ツクヨミ自由詩5*05-1-7
ちみで_雪- 砂木自由詩13*04-12-26
セプテンバー山男- カンチェ ...自由詩6*04-12-25

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