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教父が恐怖した歌を聞きながら
アパートのベランダ三階から視える宇宙、スバル散開星団が胸中に宿り
踊る蛇のLSD 林檎を取るイブの子孫、虎の息吹く徒ライブの
マドリガル、窓から覗くガルーダの眼がダ ....
いちばん
すぐれた楽器は
わたしたちの耳である

どんな音でも
鳴らすことができる

もっと
すぐれた楽器は
わたしたちの心である

どんな音でも
きれいにすることができる
 ....
その舌の根の
乾かぬうちに
あやしく
くるしく 
はじまる わたし
ホット・ペッパーください
く、くださいませんか
クーポンついてますから
剥いたブルー・チーズですから
まだ、だ、でしょうか
え、駅前のあなた
く、くだい、ってば
というより、ください ....
きよらかな恥辱を
浪費して
おしまいに
わたしよ わたし
薔薇と咲け
それは
濡れた樹々の梢に透かし見た
緑の扉
明るい庭先のその扉を夢見る
光と影を刻み憧れにたたずんで
あるいは移り変わる街の喧騒の中に
待ちくたびれて
人知れず錆びついていたあの扉
そ ....
まっていたおもいすらする懐かしい驚きは
鼻の奥から桃の実の香をともなって
額のさきへとつきぬけふきだした
馴染みぶかいあの痛苦のみなもと
乳白と鮮赤の漿と沫がまじりあい
桃色の滴となって地に ....
先週教室のみんなで飼っていた「リス」が死んだ
死んだというか「窓」から逃げたのだ
クルミを食べるときに動くほっぺや小さな歯
かごの中を走ったりしているときの爪のかりかりする音
たいそう人気者の ....
ホントの詩を語りに
風のなか 集まろう
みんなが いっせいに
この指 つかんだので
ぽっきり 折れちゃった
「樹を」
折れてゆく私の直線をめぐって溶け出す樹々、の泳ぐべき海の直線。泳ぐのは海、ひらくのは海。樹の斜線は海を分解して新しい樹々の斜線を生産する。いくつもの遠さに囲まれながら樹はかわくのをやめない ....
手をつながない
なかよくしない
月のうらがわを
のぞいても
とびこんだりしない
あそこのT字路に行きあたると
追突注意の看板があるんで慎重に横切ってください

交通整備しているお兄さんに早口で言われます

もしかして

もしかして
太ったおばさん
もしかして ....
メランコリッタ
きみの口笛が
さびしく水平線に難破しているのが聞こえる
情熱はいずれ消える火なのだね
メランコリッタ
うなじにまかれた針金
それをといてあげられるのは誰
怒りも苦しみも敵 ....
ぼくは詩人

言葉をつなげたものは
単純な言葉の和ではなく
積や累乗に拡大する

今日もまた

朝の散歩をしていると
フラスコに出会いました

丸底フラスコ

物質と物質を混 ....
ガビ
ガビビビビビ
変な音
とても変な音だ
ソファーに腰掛けた真向かいの人は
その変な音をたてながらわたしに向かってきた
思わずよけた
ガビビビビビと
強烈に変な音を高めて
真向かい ....
たえず流れゆく虚飾で彩られた十字路たちの、
過去の足音が、夜明けのしじまを、
気まずそうに囁いている。
燃え上がる水仙の咲き誇る彼岸は、
すでに、水底の夢の中に葬ってある。
落下する時を ....
「おれ死ぬね」ねで終わる死にはなんとなく潔さがかんじられずただのお休みメールだとおもい絵文字をかえすと
泣きながら電話がかかってきた


「死ぬな」といわれ目が覚める
全くそういう気分じゃな ....
髪をゆるやかに洗う春
花たちを促し
か細くささやく夜
はらはらとお話

本は開いたままに
ゆらり眠り
ホルンの音が耳に
夢に妖精が踊り

そっと見ていて
あの歌
空と大地に触れ ....
家が軋んだ。霊感を持pigaったひとなら騒ぐとこpigaろだ。わたしはただそpigaの出来事をノートにつpigaける。ノートは日記代pigaわりに使う場合と授業pigaに持っていくことがあpigaる。 .... この先は、記憶に住まうちいさな村です。

まるい形の標識があらわれたので、わたしは
あこがれの物語を
指先でなぞるときのように、目を閉じてみました。 
水色ガードレールの
はしっこに寄って ....
1.

おいはぎ
にあった
とても優しく
一枚一枚
はがされた
何も無くなった僕は
もう自由だ


2.

お前はゆたんぽだなぁ
君は本当にゆたんぽだね
あなたはだからゆ ....
わさえ

にすんいりん

ぬさえ

のまた

のさのさ

げんせんじょうどん

いでんひがすん

すばさ

のさのさ

わんさちどさけさ

どさけさ


 ....
花はそのままで美しい
草木もそのままで美しい

根も葉も茎も枝も美しい
葉が還る土も美しい

あれらは光の受け手である


ケイソウはそのままで美しい
渦鞭毛藻類もそのままで美しい ....
魚ロボットはプランクトンを食べない
魚なのに泳ぎは下手でぎこちない
魚なのに焼いて食べることもできない
海に還ったり旅立ったり
うろこを煌かせる日も来ない
飾りのエラは呼吸を許すこと ....
だれかれかまわず 噛みついて 
信者をふやしているが
きみだけは天然のまま
わたしを
蹴ってほしい
自宅出産だったので
離れの二階は落ち着きます
人工構造物にも 体温があるのですね
築三十五年の子宮は
隙間風やらひび割れやら歪みやらで
大地震でもあればひとたまりもないかも知れません
(わ ....
名を問へば風とばかりに涅槃吹
はやばやと浄土をめざす虻のあり
魚拓にして飾りたい春美人
眠ると死ぬぞ殴っても死ぬからな
洞みろダックスフンドは季語でない
神保町にゆきたい
中央線でゆきたい
半蔵門線でもよい
おれはもうだめだ
あとのことはたのむ
おれの好みをみつくろって
何本かのエロDVDをたのむ
あの店だ

神保町にゆきたい
どう ....
幽霊の歴史を持つ国よやって来い
肉の息を切りひらき
何者かの空腹からやって来い
何を踏みつけ
何を苦しむ
折れた風
折れた芽を運ぶ
糸羽の国よやって来い

 ....
笑ってやるつもりで夕空になった
そんな時間だから

恐ろしく冷たい態度を取ってしまったって
海岸線を描くのは どうか止めないで

早足で砂を踏む君の息が
斜め後ろから僕の肩に当たるだろう ....
佐々宝砂さんの自由詩おすすめリスト(596)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
暗い日曜日- 六崎杏介自由詩5*06-5-13
楽器- ZUZU自由詩106-5-13
そろもん(カルマの話)- みつべえ自由詩206-5-6
浴室密閉ブルーチーズタイム- たもつ自由詩8*06-5-6
そろもん(エピローグの話)- みつべえ自由詩206-5-5
緑の扉- 石瀬琳々自由詩17*06-5-5
桃源歌- 田代深子自由詩1106-5-4
オバケちゃんへ- モリマサ ...自由詩15*06-4-29
そろもん(集会の話}- みつべえ自由詩606-4-28
啓示- 葉leaf自由詩19*06-4-28
そろもん(マナーの話)- みつべえ自由詩806-4-26
そんなこんなで- ミネ自由詩506-4-22
メランコリッタ- ミネ自由詩606-4-19
ぽえむ君−化合−- ぽえむ君自由詩8*06-4-19
相関性の皆無- ミネ自由詩406-4-19
いのちの情景- 前田ふむ ...自由詩14*06-4-19
_あたししあわせだったとつぶやきながら愛するひとの腕の中で- モリマサ ...自由詩12*06-4-18
- ふるる自由詩16*06-4-14
pig_a- 黒川排除 ...自由詩106-4-10
水色ガードレール- なつ自由詩8*06-4-8
戯れ言4- 美味自由詩3*06-4-2
はしっこの村- AB(な ...自由詩706-3-15
たとえないばなし- 小池房枝自由詩21*06-3-15
魚ロボット- ススメ自由詩106-3-14
そろもん(ドラキュラの話)- みつべえ自由詩606-3-13
子宮- 窪ワタル自由詩7*06-2-21
そろもん(犀星の俳号の話)- みつべえ自由詩106-2-20
神保町にゆきたい- ZUZU自由詩32*06-2-19
シリウスの眠り_Ⅵ- 木立 悟自由詩206-2-15
きろ、つきはなし- 合耕自由詩2*06-2-10

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