春はたまごの眠り
たまごの中でまどろみながら
イースターエッグの夢を見ている

{ルビ復活祭=イースター}の朝が来たら
ウサギが隠したたまごを
子どもたちが探しに行くよ

春になったら ....
白魚にためらい傷がありました

スーツ着て会社に行かず凧あげる

君だけが友達でした藪椿

春淡し俺から会社辞めてやる

種芋になれずに腐り果てていく

ミシュランの調査員ぶり田螺 ....
川のほとりの

裸の枝の先に片方だけ

手袋がいろとりどり

沢山刺さっている

風が吹くといっせいに

手を振っていて

どこかで探している持ち主に

さようならと別れを ....
ひとりで生きられる
生きられない

それとも、ひとりで生きざるを得ない

わたしってどれなんだろうね




無責任ってわけじゃないけど
ちょうど
満員電車のなかで誰かに寄り ....
空も
海も
荒れている
鉛色した浜辺に
鈴をなげる
こんな日であっても
ひとは
生まれ死ぬのだろうか
鳥たちは
季節を選ぶというのに
どんな理由があって
生まれ死ぬのだろうか
 ....
{画像=120219045735.jpg}


最近不思議な夢を見る。
ぼくが眠ると夢の中のぼくが目を覚ます。
夢の中のぼくが眠ると現実のぼくが目を覚ます。
会社の会議中に居眠りをしている ....
今年こそ行こうねと やっとのことの格安バスツアー

強制イベントは トイレ休憩のサービスエリア

お土産ひとつ 幸せひとつ



 
短歌を超える詩が、あってもいい
詩を超える短歌が、あってもいい
詩人も、歌人も夜はおなじ寝床で肌をよせあって
眠るのだとおもう

今日はもうなにも書けなくて
はやくお風呂にはいってあし ....
たらりたらりと
バリウムみたいな空気が
どんより、
且つほんのり。
汚れた肺で、
ニコチンと添い寝。

灰つぶれる虹彩
はい、つぶれる交際
頑張る頑張らないが、あたまに混 ....
腰を
ぐしゃぐしゃにして
生死を混ぜる


ぼくたちは
同じだ

待ってろ
いま
してやるから

ぼくたちは
同じだ
同じように
ろくでなしだ

待ってろ
いまし ....
草を踏む軽やかな足音。
ストーリーテラァに手を振ってから
ここは動画なのに
いや
動画だからこその一幕か。

巻き紙を垂らしながらのエンドロール
そこから始まる再〇ロール

ロ。では ....
牧場のレストランの窓辺から

光が奇跡のように射していた

ここにぼくが存在しなくても

光は奇跡のように射していた


だからぼくはこう思ってん

だから奇跡やって思ってん

ぼくなんかおらへんくて ....
嫁入り道具に緑黄色野菜
箪笥の中に
新しい郁ができたから
外套を仕立てて
真冬の海を越えよう

汽船は
象の浅い眠りを北上する
腐葉土の寝台の上で
僕らは窓枠を外し
マッチで焼き殺 ....
カラオケ行こう
バドミントンしよう
ボウリングに行こう
バッティングセンターに行こう。

旅行に行こう
遊園地に行こう。
食事に行こう。
飲みに行こう。

一緒にマザーグース歌って ....
もう後戻りできないよ
君は僕のもの
今後ともよろしく

コーヒー飲んで
KBQ食べて
タバコ吸って

帰りの切符渡して
キスをした。
君は振り向いた。
手に手をとって
仲良く楽しく生きましょう
弱いもの同士、支え合って
共に生きましょう

人を喜ばせ
人を泣かせ
人を感謝し
人を尊重する

見返りを拒み
隣人愛
神が喜べば
 ....
鼓動は いつも我と共にあり
孤独や不安も 共に受け止めた
うごめく感情も すべて
そこにいたんだね

感情ってどこにあるんだろう?
見えやしない心の傷を
どう癒せばいいのだろ ....
悪玉菌

キットカットかじりながら

大人になったら
食べさせてあげるね
きっとね
幼なじみだった君は
お姉様気取り

自然の成り行きか
一緒になった僕たち

わさびの入った苦言を
ちょこちょこかじ ....
幾何学模様の視点から
感情の起伏の凸凹が取り込まれ
次第に次第に
抑圧され削り取られ直線

直線と曲線で囲まれた幾何学模様も様変わり
その視点で見ると美しいものも
グロテスクであったりす ....
お空にうかぶお月様
まあるい大きな傘さして
明日はすねて出てこない

足元で咲く小さな花は
精いっぱいに背伸びして
きれいでしょ?と自慢顔

隣のあの子は憂鬱そうに
あくびと一緒に涙 ....
台詞が浸透する
蝶じゃなくて花なんだ
月じゃなくて太陽なんだ
生活に懐かしい呼吸が舞う

遠くから見守っていた蝶が
夜のとばりのつぼみにとまる
戯れながら休息を得たなら
朝日を浴び 光 ....
海沿いを走る列車が
波飛沫を浴び
潮風を{ルビ喰=く}らってサビまみれだ

通りすがるたびに
このリビングに{ルビ軋=きし}む音が
クロスに跳ね返ってこだました

生活の一部となった音 ....
{画像=111110214109.jpg}



打ち寄せる砂浜に
文字を書いている

崩れ消えて行く文字達

流木を持ち
強く刻み付ける

水際に暗く強く ....
綿毛の海で泳ぐ
後ろ姿を探す
秋の始まる午後に
あたたかさとつめたさの両側から
等しく守られていることを知った


星の人から届けられる
言葉によらない通信を
言葉に変 ....
二人して並んで座る公園のベンチに印す秋の秘め事

お手紙にほのかに香るスミレの{ルビ香=か}可愛い人とからかっちゃ嫌

セーラーの襟にはらりと舞い落ちた紅の使者秋を運んで

お揃いのリボン ....
部屋の床が見えない
積まれた本の上に領収書の束が乗っている
捨てられそうなものは目を瞑って放りなげよう
無くなった物を想いだすことはないから

記念品や
参加賞も捨てる
ぼくは有名になら ....
この香りが五月でもないのに
懐かしさが全身に{ルビ迸=ほとばし}る
僕は気になる この香りが

逆らいに倒れた僕をそっと
この華奢な体が抱いてくれた

揺れまいと
木の葉が{ルビ頑=か ....
なにもかも捨てなければ眠ることはできなかった
今日ひろいあつめた荷物をまるで投げ捨てるようにうば
われていつまでもあきらめきれずに夢の入口に立ちつく
す日は朝まで眠れない
それはなぜか、老いる ....
二人の”おば”は
しらない行き先のしっているバスに乗り
どこかへ連れられて行ってしまった

けいたいでんわの
ぼたんが押すたびにこぼれて
ただの二つ折られになった

心配されても
わ ....
「海」を書いたら「波」があらわれ
「雲」を消したら「光」がさした
「木」の上には「鳥」がさえずり
「春」の木陰 疲れた「君」がねむってる

「ぼくらあの大草原の小さな家にふたり仲よく暮らそう ....
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