あの時
私を救ってくれたのは
きみ達だから
たったひとりの
僕の心を
僕の世界を
僕の未来を
ひきとめてくれた
だから
だから
だから
....
抜け殻
風にそよいで色あせていく毛皮からでたりはいったりするたましい
水たまりのわだちで
のぼりたての太陽がぼんやりと揺れている
ハレルヤ
ハレルヤ
ハローしんせつなサマリアの ....
同じ番号が何度も液晶に表示されるB級ホラーな現実
純度のたかめられた質の高い結晶が通過するたび
搾取されてひからびていく平等
ゾンビから脳がながれだし
ゆびがとれちゃったよー
うう ....
夕方、雨が降っていた。遠くの空は
燃えるように赤かった。その時、僕は
失われつつある詩の中で、電話ボックスに
駆け込み雨宿りをしているか、永遠に続く
右折渋滞の車内にいると思った。
しかし ....
もしも ぼくらに子供ができたら
なんて名前をつけよう?
おとこのこだったら おんなのこだったら
もしも ぼくらに子供ができたら
宝ヶ池の こどものらくえんに行こう
BALの地下に行こう
....
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