すべてのおすすめ
  影だけが落ちていて  拾い
  においだけが落ちていて  拾い
  ねむりだけが落ちていて  拾い
  線路の上をゆく雲と月に
  拾いものでいっぱいの両腕を照らされ
  歩 ....
    私が「知っている」と言うとき
    知らない何かがひとつ生まれる
    その終わり無き巡りのひとつひとつを
    深く 浅く 
    許してやりたい
小石の影が長くのびて
夕陽の家系図を道に描いた
たくさんの冷たい子供のなかに
ただひとり暖かい曾孫がいて
近づく夜にまたたいていた
「ちえこさんや
 めしゃーまだかい?」
「おじいさん
 ちえこさんじゃありませんよ
 まちこさんですよ」
「佐々木のおばあちゃん
 いつもごはんどきになるといらっしゃるのね」
「ちえこさ ....
拡声器の夢が
拡声器の子守歌に背負われ
揺れている


道から道へ
原から原へ
静かに理想は移動してゆく


堂々巡りの内の人よ
たどりつかないは
たどりつき ....
ナナコ。
{ルビ霙=みぞれ}落ちる午後の日差し。
聖霊の結晶のきらめき。
その名を呼べば、
ナナコの声、
遠い海の向こう側からやってくる。

ナナコ。
誰もが初めての場所で
誰もが初 ....
頭の悪くない毎日
たまには酒を飲まない
そんな毎日


雲間にぽっくり
遺産で食ってる老人のための
きいろい雪玉のしずくの
せせらぎとなった
今宵の


(りーりーりー ....
赤い靴はいてお出かけ

花屋を通り過ぎて、「うつくしいなぁ」
と 思うんだけれども

家の近くまで来て
雑草の中の白い小さい花などを凝視。
あまり見てると通報されるので気をつける。

 ....
なぜなら一遍の詩は
水蒸気で組成されているからです
ある一個人の無意識から生じた詩は
一瞬だけ完全な美の結晶となりますが
すぐさま跡形もなく消滅してしまいます
詩は遍在しているのです
詩は ....
しようよ、って
いって どうぶつみたい
なんでもライオンみたいに
がおう!
おおきなくちをあけて
たべる
きもちいいねえ
ひきちぎるか
ひきちぎらないかくらいのちからで

はだかで ....
霊安室の白い籐籠のなか
ピンクの野の花にうずもれた君の
艶のない栗色の背中から
ひからびた鼻先から
濁った黒目のまわりから
しぼんだ肉球のすきまから
丸々と太ったノミどもが次から次へと ....
川の水と
海の水が
からだのなかで
縞模様に重なり
相容れるようでいて
相容れることのない
ふたつの双葉になってゆく



ゆらめく二枚の絵の前に立ち
ゆらめく水から来 ....
帰りの地下鉄は
あたしのおっぱいを想う
一生懸命に急ブレーキをかけたり
できるだけからだを揺らすのに
おっぱい、日に日にとけていて
今日もきみの相手はできない

満員電車は酸素がすくなく ....
ファミレスの横でキスをした
村上春樹の小説みたいに 素敵なキスはできなかった

緑の壁の家 薄暗いロフトのベッド
チェックのワンピース 使いかけのコンドーム

初めて買ったおそろいのマグカ ....
たくさんの雀が
それぞれの空を持ち
わたしの内をはばたいている



淡い羽が 喉を昇り
外に出て 腕に乗り
別の色の 空へ帰る

繰り返す



今ま ....
チェリーとのり子は12歳
2人そろってチェリーとのり子
得意技は自動書記
今日も2人で自動書記


                    ガガガガグガガ………………ググガ ....
雑音の雲の子守歌
雪を蹴り 光る
雪を蹴り 光る
凍ることのない遠い音


夜には優しい二本の手首
朝には見えない起伏を照らす
起伏のひとつであるわたし
片方の目 ....
今日の僕は0点だったな
0っていう数字は
とっても難しい概念らしいが
街に新しい色が来て
赤はみんないなくなる
空の鳥は銀になり
小さな家を埋めたので
原の鳥はただ一度だけ
冬へ昇る階段になり
原を行き来する足跡に
雲と羽を散らしながら
空の鳥 ....

ベッドにうつぶせになって
すうっと体がのびた
魚になった気分
黒い海を
すうーっと泳いでるような気がしてたけど本当は
まな板の上で
最後のお願いをする
まず頭を切りはなすために
 ....
みんな かみさまほとけさま、って
一気にどうしてふたりもすごい人をよぶの
困ったら頼っているけど
あたしは何をしてあげれるんだろ
そう思うとお願いができなくなった
日本人のばか、あたしのばか ....
ある晴れた日をくびかざりにする
そしてきみを置き去りにして
スキップする
ホップステップ じゃーんぷ!
してみる
しみる
かわいたからしみただけ
だれにも同情されないなみだは
ひとみを ....
[目ざめている]

朝からずっと
手のひらを見つめる
遠くのほうで
蛙が鳴いている







[祖父]

耳が遠くなった祖父は
海に似てきた
くりか ....
こころがあったかくなるように
がっこうから帰ってもまだあったかいカイロを飲んで
くちびるを ぶるぶぶぶぶ ってして
粉をたくさん吐きだしながら
かみさま、ってよんだ

今日も一日中
足の ....
こんな夢を見た。

月が嘘であることがばれる。
NASAあたりが作ったもので、実在しないのだ。月は。
投影装置か何かが故障して、全世界にばれてしまう。
月のあたりにいろんな機械が ....
今まで使ってきた名前と詳細

小坂あや…初めて売春したとき。クラスで一番かわいい女の子の名前を借りた
川崎えみ…二回目以降の売春。なんとなく、かわいいから、3年くらい使う
川崎彩子…悪いことを ....
白の白からはじまる声
ゆるくほどける水の鳥
ひろくとどまる陽の光
町に渦まく影を着せる


散る鳥 生まれる鳥の中心
人と機械の目のなかでさえ
生きた絵のように咲きひらき
 ....
右耳に車は聞こえない
左耳に降る金属音
追い抜くたびに空は笑う
切れぎれに拍手は過ぎてゆく


飛び去れ
飛び去れ
ひとりと
ひとりの道
ひとりの自転車の他はみん ....
目を閉じて
自分の身体をなぞる
髪がある 冷たい感触
耳がある したのほうが柔らかい
眼窩がある 目が飛び出そうで怖くなる
鼻がある 少し油っぽい
唇がある 言葉が溢れそうだ
首がある  ....
・マキャベリの「君主論」が好き

・「”不況だから貯金”の意味がわからねぇ。だから不況なんだよ!」と散財

・断末魔のようなヴァイオリンを聞いて ボクシングを観戦するのが好き

寺山修司が ....
たもつさんの未詩・独白おすすめリスト(324)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ノート(39Y・6.5)- 木立 悟未詩・独白3*04-1-15
ノート(39Y・12.24)- 木立 悟未詩・独白3*04-1-13
ノート(40Y.3・22)- 木立 悟未詩・独白204-1-10
崩壊の序曲- ポロリ未詩・独白3*04-1-7
ノート(空へ)- 木立 悟未詩・独白203-12-30
ナナコ- 青色銀河 ...未詩・独白103-12-27
point_me_at_the_sky- 石原大介未詩・独白6*03-12-27
理想の老後- 山内緋呂 ...未詩・独白203-12-26
詩について- 青色銀河 ...未詩・独白403-12-25
ライオン・クリスマス- みい未詩・独白6*03-12-25
畜生- 石原大介未詩・独白13*03-12-25
ノート(鉄叉路)- 木立 悟未詩・独白603-12-23
メリィ・クリスマス- みい未詩・独白7*03-12-22
無題- Kj未詩・独白203-12-19
ノート(雀)- 木立 悟未詩・独白403-12-18
チェリーとのり子- いとう未詩・独白203-12-18
ノート(夜火)- 木立 悟未詩・独白403-12-17
0- ヤックる未詩・独白203-12-17
ノート(冬の目_Ⅲ)- 木立 悟未詩・独白203-12-16
電気を消して- みい未詩・独白13*03-12-14
ぼくは、- みい未詩・独白5*03-12-12
花畑(仮タイトル- あみ未詩・独白303-12-12
目ざめている- 青色銀河 ...未詩・独白503-12-12
わたしは、- みい未詩・独白5*03-12-11
ゆめ。くろさわぱくり- いとう未詩・独白5*03-12-9
名前- dendrocacali ...未詩・独白203-12-6
ノート(けだもの)- 木立 悟未詩・独白403-12-4
ノート(自転車)- 木立 悟未詩・独白603-12-2
からだ- 竹節一二 ...未詩・独白403-12-1
スーパースター(男)- 山内緋呂 ...未詩・独白203-12-1

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