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使い古した深夜帯から
紫色の空気が、香る
気付かれないようそっと
あたしは息をする

古くなった声は
黄色く傷んで
吐き捨てられていく


あの日の家はどこなの
あの日の声はどこ ....
花茶を飲んでいる
うかぶ桜色の花弁
咲けるようにして
1枚くらいは口に入って
いつまでもきみを
いつまでもこのままで
いつか
今を失うときが来る
そのことは知っている
いつもそのこと ....
穴を開けて、
愉しんでいる。
穴の向こうには、
ぼくの目を見て愉しむきみ。
相思相愛って奴だね。
セックスしよう。
淫らになろう。
誤解でも曲解でも、
 ....
「だって優しい方がいいもの」
いつかくだらないテレビドラマのなかで女が言った
ドラマ、くだらなかったけどね、


ぎぜんとかいうのもあいとかいうのもおいこした
または、はじめ、までまきもど ....
引き攣るように 音
余韻 華やかに消えて
残った間隙 嘘のように
冬の形 凍える頬伝う
色は瑠璃の
ああ 今日は
なんて美しい音色だ
風はすこしばかり強すぎるけれど
これは春なのだから仕方ない
それよりそこかしこで
草も木もみんな楽器みたいに
お互いをこすりあわせている

風が吹 ....
懐かしの母校に帰って来た
生徒ではなく教師の卵として
ネクタイを引き締めて向かった先は
問題の山積みな教室

授業の時間は昼寝の時間
教科書はただの落書き帳
テレビでは何度も ....
道は眠っていた
空になった夢を見ていた
春の暖かさに包まれて
とても気持ちがよかった
こうして一日中のんびりと過ごすのは
久しぶりだった
時が止まって
このままでずっといられたらと思った ....
?.

神経質そうに痩せた手を合わせて祈っている
ひざまずいて
教会の中 ステンドグラスを割ってこぼれる夕日に溶けそうな 
白金の髪

俺はその斜め後ろに座って
じっと ....
一重に幾重に
堆積した言葉の渦に
埋もれる心があったとさ

貴方の為だとか言う
使い古されたキーワードには
傲慢さが見え隠れしているのに

恥ずかしげも無く語る
思い至る事も無く告げ ....
みどりいろのタネから
ぼくはうまれた

うまれたときから
ぼくにはポケットがあって

そこにはぜんぶが
つまっていたけれど

たいようにこがされたり
あめにしみこまれたり
ほしに ....
晴れた日の夕暮れ
その詩人は必ず川原に現れた
夕陽を眺めては
気持ちを溶かし込みながら
一つの詩を生んでいった
ある時は静かに悲しく
ある時は力強い魂を
言葉を使いながら描いていった
 ....
ひとりの少年が 
壁をつたうパイプの上を 
猿の手つきでのぼってる 

壁の頂で少年は 
( 見ざる・言わざる・聞かざる ) 
のおどけたそぶり 

次の瞬間 
頂から 
両腕ひろ ....
営業はしているけれど
従業員のいない旅館の大広間で
卵かけご飯を食べていた
お箸と茶わんがかちゃかちゃ鳴っていた

とおい処にちかみちがあって
ちかみちはみちなりを少し折り曲げている
み ....
ブリキのおもちゃのような観覧車には
昭和の絵本の動物たち。
ぼくたちは運よくパンダの箱に乗ることができた。

小学生の頃亡くなったきみのお母さんが下にいて
きみの左手はぼくの手を握り
ぼく ....
俺をほっといてくれ
そっとしといてくれ
助けなど要らない
その心無い同情が俺を傷付けるのだ
分かるだろう?
簡単な事だ
昔は良かったなんて
言いたくないんだ
これで良か ....
少年は必死になって
学校から出された計算練習を
こなしていた
その数に何の意味があるのか
少年にとって関係のないことだった
この宿題を終わらせて
遊びに行くことの方が大切だった
仲間とと ....
遠く離れて 一人でいるとき
僕が何をしているかと言えば

君と同じように
起きて ご飯を食べて 仕事をして 休んで 勉強をして
ピアノも弾いたりして パソコンにも向かったりしてるのだけれど
 ....
ぼくの前にぼくが歩いている
ぼくの前のぼくはぼくに気がつかない
ひたすら前を向いて歩いている
声をかけようかと迷ったけれど
なぜか怖くなって
そのまま後ろを歩いた
ぼくの前のぼくは転がって ....
   3月10日に歌った「巣立ちの歌」

   たくさんの泣き声の中、わたしは泣かずに最後まで歌った

   以来、あの歌がきこえると、涙ぐむわたしがいる

   すきな人を見た、最後の日 ....
はるは蝶とささやきあい
  なつには蝉とうたいあい
    あきはむしとなぐさめあい
      ふゆにはみみずと遊びあい
風とは笑顔でダンスしあい
 光とはすなおに握手しあい
  雨とは ....
目を閉じると
ざわざわとした瞼の光がある
生き死にとは関わりのない所で
夜に終わっている

大変な引力で
言葉が土に還っていく
無音とはそういったもので
雪でも降ったりするんだろうか
 ....
山の中の坂道に出来た町のなかで一人だった



五年も前

五年も経ってない夜



マスターがアブラムシと言い張る茶羽ゴキブリだらけの木造りの飲み屋

別名だとはわかるけ ....
勇気を失ったサルたちは
木に登ることを放棄して
地面に生きることを選択した
彼らは器用にも後ろ足だけで移動した
自分の体以外にも身につけるものを生み出し
敵から身を守る時は体を使うのではなく ....
僕らはただの同級生
それ以上でもそれ以下でもない
あと3回チャイムが鳴ったら
きっともう二度と会う事は無い

サッカー部に入ったきっかけは
君がマネージャーをやっていたから
 ....
 腐臭、思わず溜息が漏れる。


 ビリヂガ バイゾン d-UST f-UCK
 スラスラホドケルヘイホウコンカラモトメラレルモンダイノカイ



 「巻き戻し」「プログラム再生」
 ....
港にしずむ
真っ赤な夕日が
君を乗せた船を
遠くに運ぶ

さよならさえ言わず
言葉さえかわさず
からんだ糸を
ふち切るように

水面に映る
真っ赤な夕日に
 ....
 大空に太陽が咲き
 夜空には月が舞う
 いつでも忘れない
 いつまでも忘れない
 この体を友に東へ西へ

 もう君は忘れただろうか
 春を彩る桃色の中を
 二人片寄せ歩いた道を
 ....
携帯電話が記憶している君との思い出が
時間とともにどうでもいいメールと一緒になって消えていく

今日もひとつ自動的に消えていく
明日もひとつ自動的に消えていく

そのうち全部消えてなくなっ ....
今起きている現実は
収束と発散が同時に行なわれ
ともに引き付けあいながら
バランスを保っている
心の中もまた
新たなる躍動と既存への安堵を
同時に満たそうとしながら
均衡を保ち続けようと ....
はじめさんの自由詩おすすめリスト(1090)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
追憶- 山中 烏 ...自由詩5*07-3-14
花茶を飲んでいる- 七味とう ...自由詩15*07-3-14
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スクラップブック<18のprose-12->- ウデラコ ...自由詩5*07-3-12
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勇気を失ったサルたち- ぽえむ君自由詩5*07-3-12
同級生- 1486 106自由詩6*07-3-12
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グリーンスリーブス- 多久蘭乱自由詩4*07-3-12
もう- 山崎 風 ...自由詩507-3-12
21世紀的恋愛事情- 436自由詩1*07-3-12
今起きている現実は- ぽえむ君自由詩3*07-3-11

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