すべてのおすすめ
何が味方で何が敵でも構わない
幸せであろうが不幸であろうが構わない
傷が増え心が病んでも構わない
偶然であろうが一瞬であろうが構わない
僕が何であっても
ただ君だけには笑っていてもらいた ....
先週
僕らは熱を出し
2人で布団に突っ伏した
「熱いね、風邪かな」
「私もよ」
病院行こうと思ったが
インフルエンザじゃ
ないらしい
「熱いね、何か ....
お前がいまいちばん食べたいものは?
ハーゲンダッツのチョコバー。
なんで?
とりあえずいいお天気だし、
とりあえずおなか空いてないし。
ぱりっとかじりつきたい。
ああ、
ハー ....
狂い始めた思考を
自動制御できない
視界に映る全ては
モノクロームの日常
気違えた私が
何かしでかす前に
あの朝の幸福な
記憶の檻に閉じ込めて
夜寝付けない日が
続いている
高い熱は理性を
無くしていく
だけれど
君に会いたい
タミフルや
解熱剤でも
おさまらない病気に
二人困り果てている
窓を 開けると
素敵な 朝の風
優しき 風が 頬にキス
目を閉じると
雨音が
やさしく響く
朝の音色
慌ただしい朝の
優しき 音色
穏やかさの優しき
雨と風のシンホニー
耳を傾け
こころ静かに
....
子供じゃないから帰らない
(まるで子供のようだ)
室内だから
ちなみにいつまでマスクをし(以下雑音で聞き取れず)
たしま経を折曲余紆 なかなかの
紆余 ....
嫉妬を飼い馴らし
分別のある大人の振り
弱みは世間に見せるものではなく
それすら利用するものとする
誰かに汚される前に汚すだけ汚す
もうこれ以上手の施し様なんてない位
醜態は僕だけに晒 ....
ビュービュー
風は忙しく旅をする
とどまる事もなく。
ただ只管に。
今日も風と話に外へ出る
あぁ、君は去年のあの日に出会った風だね?
一瞬、一瞬だけの会話。
また会える ....
愛情表現はたまに酷であり、たまにつらいものである
見返りを求めない事が愛らしいが
望めぬ見返りはただ切ないだけ
それでも良いと甘受するなら
感情なぞ無いほうが
....
人のつながりは好きだけど
たまに怖いと思うときもある
繋がりが多ければ多いほど色んなしがらみが生まれる
しかも、そのしがらみは全て自分が生み出していく
しかし、それを楽しむ事も ....
【一つ】
あんた動物愛護団体の人の様だね
一度自分の首を絞めてご覧よ
そこにいるのも動物さ
きっと一番どうしようもない生き物だよ
【二つ】
自転の軸を引っこ抜いたら ....
きみのなみだと
ぼくのなみだ
まぜたら
きっと
きょひはんのうを
おこして
いおうのにおいが
するだろう
ぼくは
きれいなきみを ....
神様が間違って作った逆さ虹
空に閉じ込められた天使と悪魔が
我先に、と七色の橋に群がる
左の空に棲む天使
右の空に棲む悪魔
下の世界には何があるだろう
人間とはどんな生き物だろ ....
いつの日からか
気持ちを偽りながら
貴方と距離を置いていた
貴方の知らない魔力が
私をどうにかしそうで
近づくのが恐かった
会いたくて切なくて
悲しい夜も
電話をしなくなってい ....
君の瞳が涙で溢れたなら
僕の指で拭ってあげよう
君の心が闇で閉ざされたなら
僕が君を守っていこう
泣き濡れて君が訪ねてきたあの日から
君は何も知らないまま
僕の腕の中で眠る
そして僕 ....
はなさか爺さんのこぶは悪性の腫瘍だ。
だから{ルビ喫緊=きっきん}に手術を要した。
けれど、爺さんは聞く耳を持たない。
聞く耳を持たないから、耳をナイフで切り取った。
赤いものがきれいに飛んだ ....
スケープゴートNo.18990371
ガンジスに流れる浮体を眺めながら、さらさらの米を{ルビ咽越=のどご}す。
俺のスペルマ1億個は今、明治ブルガリアヨーグルトのカップの底でブルガリア菌、サー ....
木下晶子がランバダを踊る。
腰をくねくねくねらせて、ふりふり踊る。
満月の夜に、人生ゲームはお似合いだ。
オレンジの札束を自慢げに持つ里村の横顔にケリを入れる。
ミセスレーテルを5時間 ....
風が吹いた
今だ!と
風が吹いた
その風に乗れたら
何処まで行けたのだろう?
その風に乗れた人は
何処まで行けたのだろう?
その風に乗れた人は
何処に辿り着いたのだろう?
....
君の弱さが優しさが
君の美しさに傷をつけ
君の寛大さにケチを付ける
それを知って
逆に認めてくれる人なんて
手を差し伸べてくれる人なんて
同じ立場を境遇し乗り越えた
余りあ ....
夜を待つドライバーが眠る
黄色のタクシーが連なる駅までの道
すれ違うのはいつも仕事帰りの疲れた
サラリーマンかOL
しみったれたこの通りとも今日で最後なのだ
花束には真冬に不似合 ....
シマウマの
背中のたてがみは
かっこいいね
乾いた大地で
凛とした立ち姿
整然と並ぶ縞模様は
ガゼルたちの土煙にも
動じない強さ
地平線の奥に
夕日
道路沿いに
閉園後の動物園で ....
あなたの唇と
わたしの唇は
近づけば引かれ合い
重なり合います
だからわたしたちの引力は
この地球よりも強いのです
月の引力で
潮の満ち引きが起こるように
あなたに近づくと
....
何の為にと言う疑問さえ飲み込んで
ただ生き延びる事だけを目的に
たまに吐きたくなる愚痴も飲み込んで
安酒で心を誤魔化す日々が続いてく
何をやってるんだろうなんて
そんな疑問を抱く事で慰め ....
お散歩 スキップ 桃源郷
クルミ オレンジ セカンドハウス
シュークリーム あいしてーる
つい ジュテーム
猫追いかけて 君と一緒にカフェ
食べようドーナツ ふたりでドー ....
屋上にいると からだはんぶんずつ消えていきそう ゆうしてっせんが空をてっぺんから
だめにする、僕のあしもとのおもみがなくなり、飛んでいく鳥の骨を抜きとってしまった、
「ひる」口にできない。つた ....
木がいさぎよく裂けてゆく。
節目をまばらに散りばめている、
湿り気を帯びた裂け目たち――みずの匂いを吐いて。
晴れわたる空に茶色をばら撒いて、
森は、仄かな冷気をひろげる、静寂の眩暈に佇む ....
太陽は旅人に微笑んだ
旅人は異国の地の砂を一掬い
病院で眠っている少女の枕もとに置いた
サラリーマンは缶コーヒーを片手に地面を見る
いつの時代だって影は黒い
グループから追われた女子高生 ....
さくらの便りが届く頃にいつも思う
4月が新年度だからか
裸ん坊だった樹々が
色を着飾っていく時期に呼応するように
春は変化のとき、旅立ちや新しい出会いが
その大事な一歩を踏み出す為に ....
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