ロボットは町中の人々に
自分はロボットであると言って回った
町中の人々は
確かにお前はロボットだと答えた

しかし、ロボットは
俺はロボットの言うことしか信じない
と言い続け
ある ....
ちゅらさ ちらす ちらさ{引用=(美しさ 散らす つらさ)}
笑って 
と三回繰り返した後
泣き出したのは
どっちだったっけ

まぶや まぶや



ちらさん ちゅらー ちらさに{ ....
『ザリガニの木がなること』になりたかった
生きたままのザリガニを半分だけ土に埋めて
お兄ちゃんと毎日おしっこかけたノニ

別の日にドブ川でザリガニ釣ったり
熱く焼けたまんほーるにおたまじゃく ....
僕の
水色の夢の中に
悲しいキリンは
住んでいて
その静かな凪のたたずまいが
一層物憂げな遠音を
儚むのだけれど
そこはかとなく香る
ヒヤシンスの根の偏西風が
僕のトレンチ・コートを ....
メトロノームの夜
虫のこえにさそわれて
そっと奏でるほそい糸

紺色の扉を開けて下さい
雲の上の優しき人よ
君のそばで会うために
まず言っておかなきゃならない
これを読んでるあなたは
(あなたが誰であれ)
この雑文における「あなた」ではない
あなたと「あなた」は別人である
筆者と「私」も別人である
まずあなたにこれだ ....
青い空 青さにきっと届かない

ショルダーバックに 
一冊の詩集 開かないと知りつつ


金閣寺へ


参道 
しゃがりしゃがりと 修学旅行や外国人
右に左に掻き分けて
観光 ....
いくつもの季節が過ぎて
君の笑顔しか思い出せなくなっていました


田舎へ帰ったと聞いて
いくつものアルバムの中の君を探しているのですが
探しているのは笑顔ではないのです
悲しみを探 ....
お墓参りに行くから早起きしよう
しかも
いつものように バスと電車とまたバス
ということでなく
自転車で行ってみよう。

そのとおり
めずらしくみな早起きした
長男 長女 二男 三男
 ....
こうま
こうま
こうま
こうま
こうま

夢でたべたあのおいしいおいしいお砂糖ピーナツを
マーケットに行けばもう売っていまるか
ふぁみりーに行けばもう売っていまるか(私の祖母は『スーパ ....
嬉しいことがあるたび
大切な日記を出して
ペンで書き記す
何度もくり返し
消しゴムでこすって
消えないことを確かめる

怒りがおさまらない時は
許さない許さない許さない
鉛筆で書 ....
あの頃 あたしはあなたから多大な痛みをプレゼントされて
痛くて悔しくて憎たらしくて殺したいと思って
同時にそんなあなたが叩いてくれるだけで相手にされてる優越感が
あまりに気持ち良かった 数年後に ....
この曲がり角の先にタバコ屋があって
その先にはこのあたりで唯一のお酒屋さん
最近スーパーでお酒販売しだしたから大打撃やね
人の良いおっちゃんとおばちゃんがいてるのに
その前のたこ焼屋さんは安く ....
飯を炊いていると
すごく性交のことを考える
すごい性交のことを考える
湯気がもわっとたちこめて
白濁している
「白濁しているよ」と言う
ずっと鼻を近づけていると
非難の目を感じながら ....
http://po-m.com/forum/upfile/418/070107232821.jpg
poem5
山田せばすちゃん
seba_yamada@hotmail.com

はためくもの

ネパールの
いや、みんながよく知ってるサガルマ ....
明るい
床の上
人頭大の
石ころが
二つ
向かい合って寝転んでいる。
色違いの格子縞のシャツを着たりして
そのくせ
肉体は
無い。

人は誰も
生まれて
死ぬが
詩人
金 ....
この先の二週間ぐらいがとてもつまらなく感じたら
目をしっかりと閉じて
頭の中から全て
掃きだしてしまうのがいい

つまらなく感じるその原因も、楽しみな事も、
好きな人についても、信念もこだ ....
――油膜のような色なんだ、赤にも緑にも見える。

Tはテーブルの上のカップに視線を注いだまま
落ち着かない様子で呟き口に手を当てる
僕は僕で
冠雪して間もない山なみを窓ガラス越しに見ながら
 ....
九段下
秋葉原
木場
清澄白川

…読めない

湯島
根津
上野広小路

ひとりきりでのったちかてつは
わたしをねむりにさそったが
いぜんのような安心感はまったくなかった
 ....
枯れた野草は毒を抜かれ。枯れた人は死を選ぶ。


疲れたあいつは、死神を呼ぶ。

そいつに、言う。

「おいらの枯れた魂持ってけ」
「イヤだね。何の価値もね〜。いいか、魂ってもんはなぁ ....
1 自然環境におけるチャンスは人間の想像以上に確率の低いもので
  まず心よりも先に愛しいと感じる全ての器官

{引用=参考資料1「2つの景色」より

マウントするのは
野生における♂が
 ....
今日も桃色のぱんつをはいて
元気にでかけてく娘よ(*1)
雨降りだからといって
勢いよくカサを
くるくる回したりしないように

おまえは
いつもまっすぐ前しか
見ないものだから
かけ ....
目蓋のスクリーンに映る 
真綿の円
闇にヒラク
 雷魚が迷う 落ち着いて

すべての道は 雷魚の尾鰭のあとにつづられ
ゆるやかに くせのない書となる 

 ハンバーガーのように 同じ味 ....
画家が
夜に立っていたので
話しかけた

きっと
目はジャイプールを向き
首から下が
飾り立てた子蛙だったので

「まだ見ぬ恋人」とは
昔の恋人のことですよね?
と 聞きたかった ....
赤頭巾、ほんとうはね

狼さんに食べられたかったの



ある満月の夜、

窓から見えた狼さんはとても綺麗だった

毛並みが月光を浴びて金色に輝いていたの



お婆ちゃん ....
 誰も彼もが遥かな野望を抱いて
 自分の道を進む訳でもないのに
 「最終講義」をされる先生方はみな

 立派な「哲学」を持ち

 その専門分野に
 どんな斬新な風を吹き込み
 どん ....
ひとりきりでいなくなろうと思った
特に悲しみなどないのに橋の上から
飛ぼうかと思っていた
わたしはみかんがだいすきだったので
最後に一つと思ってくちにふくんだけれど
あまりにおいしくなかった ....
牛乳を買ってきたつもりだったのに
袋に入っていたのは
それはそれは立派な
乳牛だった

妻は、こんなものどうするつもり、と怒りまくり
娘は、牛さんが来た、と大喜びをした

毎朝、新 ....
今日は見えないゴミの日だ
見えないゴミの収集車で
見えないおじさんたちが持っていく

見えないゴミのステーションで
隣の岡田さんに会ったけど
見えないので何を捨てているのかわからない
も ....
やぎしきさんのおすすめリスト(700)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ロボットの話- たもつ自由詩703-11-6
まぶや_まぶや- AB(な ...自由詩8*03-11-6
植木のザリガニ- dendrocacali ...自由詩203-11-6
- 青色銀河 ...自由詩203-11-5
幻想夜- 春日野佐 ...自由詩203-11-5
「私」のノンレトリック- 佐々宝砂自由詩6*03-11-5
「小さな虹」と- バンブー ...自由詩303-11-5
君の噂を聞いた夜- AB(な ...自由詩503-11-5
おぼん_’86- 狸亭自由詩403-11-5
こーま- dendrocacali ...自由詩203-11-5
気持ち- アンテ自由詩7*03-11-5
M−性−- 海美自由詩103-11-5
周り- KEIK ...自由詩303-11-4
飯と性交- Monk自由詩403-11-4
なあシロ- 青色銀河 ...自由詩1203-11-4
はためくもの- 山田せば ...自由詩803-11-4
石が話をしている- 狸亭自由詩303-11-4
家を組み立てるように- 小太郎自由詩303-11-3
ありうべからざる色彩- 佐々宝砂自由詩403-11-3
メトロカード- 竹節一二 ...未詩・独白103-11-3
枯れた。- 千翔自由詩203-11-3
虫の生態(AB説)- AB(な ...自由詩9*03-11-3
雨降り- 青色銀河 ...自由詩403-11-3
雷魚の託宣書- 湾鶴自由詩203-11-3
電柱の下_1時間- 山内緋呂 ...自由詩703-11-3
狼さん- 暗闇れも ...自由詩503-11-3
都会のタンポポ- AB(な ...自由詩4*03-11-2
みかん- 竹節一二 ...自由詩603-11-2
一杯の牛乳のために- たもつ自由詩1903-11-2
見えない- たもつ自由詩803-11-2

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