いえでします
と書き付けて机に置いた

小学校に とりあえず向かう

誰に叱られてだったか
何故か知っていた 家出というものを
はじめて決行した 小学一年生の時

きょろきょろみた  ....
いつか君の病気が治ったら
どこにでも行こう
そのときまでに俺は
いろんなところを見ておくから

いつか君の病気が治ったら
カンパイしよう
缶ビールでいいよ
もう薬はいらない ....
雲は月を受胎して
ひどい{ルビ悪阻=つわり}に苦しんで
涙を流す


真冬の夜に雨が降る
真冬の夜に雨が降りしきり
町は{ルビ水浸=みずびた}し
大粒の雨は道路に幾千粒幾億粒も叩きつけ ....
東京地検特捜部
贈収賄罪
先進国首脳会談
太平洋沿岸部
東証一部上場
救急救命病棟24時
耐震強度偽装問題
総員第一種戦闘配置
東前頭三枚目
東海道中膝栗毛
桜前線北上中
 ....
咳をしたらたまたま側にいた
隣の課のえむさんが
フルーツのど飴をくれた
えむさんがフルーツのど飴を好きだなんて
初めて知った

えむさんは僕より十歳くらい下の女の子だけど
背は僕より十セ ....
乾いた体に、胃に、口に、耳に、心に、正義に、夢に、舌に、腕に、指先に、爪に、髪に、瞳に、鼻に、眉間に、

罵倒の水でもいい、知らせてくれ。

ぶちまけてくれ、吐かせてくれ、俺を殺してくれ、自分 ....
先輩が急逝した。

スキー場で倒れたんだそうだ。ドクターヘリも飛んだらしい。まだまだ、これからというときに。

先輩が主催していたメーリングリストがある。会員は2500人。毎日の膨大な投稿に、 ....
何から書いていいか分からなくなるのはいつもと同じ
 僕は水の上に立っている
 神様からそういう力を与えられたのだ
 こういった永久に続くであろうゆるゆかな時間が世界に充満していると
 僕は ....
             20007/02/15
白い雑巾縫い始めたのが
掃除の始まりで
真っ黒に汚れた足の裏
ぞうきんがけを覚えたのが
小学校の廊下
電車道のようにまっすぐに
競争して ....
 元気をプラットフォームで落としちゃった
 どこ探してもない
 誰かが拾って食べちゃったな
 困るんだよ
 元気がないと
 明日の仕事にも行けやしないじゃない
 もう、ずる休みできないんだ ....
村の子どもは笑ってる
世界が進んでいることも知らずに
村の子どもは笑ってる

飯を食らい
惰眠をほおばり
野を駆け回り
そうして大人になるだけの
そんな日々を疑わない
 ....
どうも!
かくれんぼで鬼になったのはいいが。
百数えている間にみんなに家に帰られた事のある。
そんな日の夕焼けが目に沁みて仕方なかった僕がここにいます。


どうも!
当たりつきのアイス ....
今は一畳くらいのトイレしか照らせないけど

いつか太陽みたいにまわりを明るくしたい

でもあんな長持ちするかな?

何千年も光る自信ねぇなぁ〜。。。


せめて月や星みたいになろ!

でも、月も星も太 ....
 詩とは何か。その問いに答えられない。何十年もやっているのに、わからんのだから仕方がない。その問い自体が、名づけられない詩のようなものだ。じっさい詩は問いであると述べた詩人がいる。たしかに、そのような .... 野原の真ん中に
ぽうっと突っ立ていたら
ノックの音がした
誰からも忘れ去られたドアが
今日も何処かにある
もうそろそろ
出たほうが良いのかもしれない
ノートの隅に書いた
遺書のこと ....
何でだろう こんな日に限って チョコ食べたい


好きな子が チョコ渡してる 俺じゃない


バレンタイン 明日の昼まで 受け付けます
いわゆる
ぜんじどうせんたくき

洗濯物が洗えます



たまんねーな
ぜんじどうせんたくき

自らの全てが動きます
どこいっちゃったんだろう
洗濯物がどうなった ....
ここはどうにも真っ暗だ。
寒気もするが、今の私にはそれが心地よくもある。
寒気がなければ、
私なぞすぐに使い物にならなくなってしまうのだろう。


ここはどうにも真っ暗だ。
ここが冷蔵庫 ....
ああごめんなさい
あたくしといたしましたことが
ひどくうろこむしてしまい
大変お見苦しゅうございましょう

うなじのあたりから
せなかまでがもう
ひどくうろこむしてしまい
はがしても、 ....
図書館の中に
戦場はひっそりと息をひそめていた
爆音も叫びも飛行機のエンジン音やプロペラ音も
溜息も束の間の笑顔も
音のない写真に詰め込まれていて
それらは見る者の脳に聞こえてくる ....
見たくないから目を塞いだ
聞きたくないから耳を塞いだ
幸せですか?不幸ではない
曖昧な答えで誤魔化してきた

例えばここで星屑になっても
世界は変わらず回り続ける
それなら何 ....
ただ
ただひろいだけの夜空を充血する程に
まなこを凝らしたら
はしっこの辺りに裂け目がうまれ
乳白色の貴方を呼んだのは紛れもなく私です

その仄かに薫る鎖骨は
芳しき母のようであり
ミ ....
何もすることがないし
小腹が減っていたので
とりあえず便利な未来の箱に

「ほぐした蟹の身」

と入力してみる
こうしてみても
パソコンの目の前に
本物のカニチャーハンが
出て来て ....
あおしんじゅの森は
樹海の森だったし

あたしはその結晶を とても美しいと思った
粒の小さい 白い涙のようなそれは
体に悪いと知っても
飲み込み続けるよりなかった


ゆるい雪のよう ....
ほのぼのした顔で
有るったけ ふみにじり、
思う存分に略奪して
走り去ろうと
する

 と、

足に纏わりついた母
「行かないでおくれよ

なんて云うので
「ああ、そう
お腹 ....
シチューを煮込む鍋のとなりで
牛が熱心に腕立て伏せをしている
ぼくは牛に近づいて
両腕を切り落とす
そして二本とも鍋に放り込む
牛がうらめしそうな目でぼくを見る
こちらもギッと睨み返すと
 ....
地球の重みも痛みも我に極まれり重力うなぎ喰らう夜。



蛍光灯冷蔵庫テレビハードディスク高周波四重奏団。




冷蔵庫に入れた頭痛を被り耳鳴りやり ....
/私は別にアウトドア派/でも無い      /深刻に物事を考えたり/しない       /生きている事に感謝 /している      /毛利さんみたいな  /偉大な人には少しでも/なりたいけど    / .... お茶缶が気になる
どうしてこれはお茶缶なのだろう
素材や意匠は自由だ
そう、自由なんだ、自由すぎるぐらいに

   ひとつだけ重要な事は
   茶葉が入っている、と言うことだ
    ....
俺様は草野球チームの四塁手だ
10番打者で四塁手だ
そんなポジションないよとか言うな!
メンバー足りてるからいらないよと言われても
三塁と本塁の間でばっちこーい!と叫んでやる

俺様は会社 ....
やぎしきさんのおすすめリスト(700)
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