すべてのおすすめ
深夜の暴風雨が堤防にまた 吹き寄せる
海風が路面を崩壊させる
漁師たちの現れた時
船が また横波にそこで耐えている


灯台が絶望のような光を押し留め
ラジオが そして空に電波を静か ....
この風は
マンハッタンに林立するビルディングの
谷間をくぐり抜けてきたのか

この風は
インド洋に浮かぶマグロ漁船の
舳先を掠めてきたのか

この風は
セーヌ川の岸辺に集う
恋人た ....
空の頂に月のない夜
まなざしは
同じようにはやってこない
待ちぼうけの子どもたちが
眠ったふりをして
息をこらすように
取り巻いて包んで
進行する世界に
オクターブごとに反響する
数 ....
ねえ雨って何色
銀色かな、白かな、黒かな、グレーかな
あなたといる時、雨は見えないの
音、そう雨の音しか聞こえないの

君といる時、雨は銀色に見える
ほら、あそこの窓にも、あの電信柱にも
 ....
うすい羽のはえた夜行バスにのって
月あかりにかがやくいくつもの雲をこえて
あいした理由も
あいされた理由も
すべてあなただったから

いつもの街角、いつものバス停
やわらかな猫の手に夜の ....
風はとても強すぎるよう。ローラースケートやスケートボードを押して坂を下っていた頃は、とても元気なものだったと思う。今でもそんなことをすることは可能だけれど、そんなことをしたとしても、恋愛のように夢中に .... 雪に沈んだ境界を越え
ひとつの足跡が響いている
野と原を野と原へつなぎながら
冬のむらさきは照らされてゆく


ひもとかれ
ただそのままの土が冷え
空へ 息を吹きかける ....
大きな森の
地面に降りた
耳をすますと
聴こえるのは新しい年の風

さて、街の写真館では
カメラが売られていた
フィルムもそのまま
何が写っているのかは
謎のまま

さて、飛行機 ....
今日の太陽は 虹色
うろこ雲の間から のぞいた その光は 
魚のような潤いで太陽の位置周辺に
虹の同心円が見える
いきもののような 空だ

太陽は 天海を漂っては いな ....
私は死んだ
生きている だけど屍ではない 
日記に存在した今日の世界を
私はいないから もう 眠ろう 


草村に寝ころんだ
姿形ではない 人間の形をしている  
水蒸気のような  ....
ことし
蒸し風呂には冷たそうな
淡水魚の夏
交じりあう水は予想外でも想定外でもなく
伝う虎落笛
冬は必ずやってくる
/
たくさんの別れがあり
哀しみを思う))される余韻が苛立つ「 ....
空に浮かんだ白い雲も
涙を抱えて浮かんでいるのですが
独りぽっちの時はじっとこらえて雲のまま
みんなが泣き出すまでは っと
涙を抱えて ぽっかりと

空を飛び回る鳥たちは
空を見ながら飛 ....
赤子のように泣いて
呼んでいるのはだれ
アカの子のように
眉をひそめて嘆いているのはだれ
わからないワカラナイと
耳を澄まして困っているのはだれ
いない いない どこにもいないと
途方に ....
間違いない

これは事実

人工的では無い事実

必然的な自然の末の

人工的では無い事実



視覚と聴覚
やがて陶酔しました
目なんか塩水で保護されています
過保護な ....
レース飾りの白いおんなの子が散って
発生成育は繰り広ぐ
くちびるを誰で染め上げた
誰がこの子を赤く汚した
(見初めたのが間違いでした)



                      ....
わたしはかならず
まいります

            ( わたしなど忘れて
どうぞ握って
こぼれてください
もうすぐ
/わたしの
波打ち際で

ひたすら
ひたすら
なんときた ....
蒼穹も黄金の砂丘も皆寝静まって
全ては動かない
ひと棹の楽器も横たわっている
微風さえもが画布に張りついて
夢の ゆ の字

黒い少女の纏う長衣の
この世ならぬ配色は
仄かに艶めかしい ....
夜空から剥離した星明かり
星騒に眠られぬ夜


人知れずやってくる 孤独は、
ただ一人でいることでも
まして、理解されずにいることでもないのです


それは、答を待ちわびるということ ....
生き物が好きなの
命が好きなの
でも物も大切に
したい。

好きだから
知りたいのです。
好きだから
大切にしたいのです。

好きだから
喜んでもらいたい。
好きだから
役に ....
泣き顔が
僕の世間の片隅で
次第次第に数が増え
しかも奴らはでかい顔
僕の居場所を奪ってく

泣き顔が
僕の世間の真ん中で
どんどんどんどん数が増え
しかも奴らは湿っぽく
僕の顔も ....
 
 ロボットは扉をあけた。テラスのおもて、石畳の上
を、コツン、コツン、コツンと、規則正しいリズムで
歩いた。それからロボットは、バラの垣根をくぐり抜
け、青い芝生へ足を踏み入れた。コーンネ ....
遠くで落雷の音

目を閉じて何も見えず

目を開いて見えるのは

殺伐とした現実

運命を前にして

感じるのは自分の無力

神よ天恵をもたらしたまえ

頭上の天と足の下の ....
レモン色のチューリップが
それは雨天のせせらぎであって
顔は飛沫(しぶき)をはじいていたのです

あなたは最初の花ですか
植物図鑑のはじめですか
あなたは「赤」のはずなのに
あなたの夢み ....
情に割れた鏡
病む満月の下
碧い血は流れ
縄張りに疲れた狼は
静かにその役目を終える

月よ 虚仮
あなたの後ろ姿に隠れ
逆らって生きてきた
太陽が笑えば
針は闇と ....
僕は詩人の仕事を知っている
それは薄汚れた靴下の匂いを残したままそのままを裏返しに吐き直し
美術館でこの絵はどうも臭いと鷲のような鼻で素人にはその説明を拒み
賞味期限に剥がれた壁紙の図柄 ....
                 100914





あの
おのが
おののき
おとがい
おののき
お買いになった
音の
整列
映写機がコトコトカタカタ光が漏れる
微 ....
それが一日で終わるなら
(一年に忘れ)
一年をともにするなら
(十年は思い出すだろう)



捨てたのですね
思い出を
あした詩人が
なん ....
オムニバスの森で
どんぐりを叩き割ろうとしていた 。

少年は陽が沈めば死ななければならない運命だった 。

あきらめかけた少年に
運命のひとつが味方をして
もう少し少年を苦し ....
{引用=



ふいに落ちてくるのは声
ねむりを破る声

とどまることなく走りつづける
でんしゃのなかを
でんしゃと同じ速度で疾走する男がいて
疾走する男のその努力をもし徒労という ....
明るく
希望抱いて
元気になる
笑いたくて
楽しく喜ぶ

シャドーボクシング
イメージトレーニング
万が一を想定する。
思いが巡る。

人を幸せにする。
人が寄ってくる。
人 ....
理来さんの自由詩おすすめリスト(656)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
8月の日- 番田 自由詩311-1-15
風の記憶- 佐倉 潮自由詩711-1-14
夜をなぞる歌- あまね自由詩1611-1-9
マスカット- 橘祐介自由詩311-1-9
朝の日記__2010夏- たま自由詩20*11-1-6
正月の街の幻想- 番田 自由詩211-1-2
朝と声- 木立 悟自由詩511-1-1
大きな森- ふるる自由詩9*11-1-1
揺れる_なまざし- るるりら自由詩12*10-12-31
眠る- 番田 自由詩310-12-29
汽水域- アラガイ ...自由詩7*10-12-26
ぽっかりと- ……とあ ...自由詩9*10-12-19
囁き- 結川菜青自由詩310-12-17
エフユーエヌ〜熱烈な身体〜- レイヴ自由詩5*10-12-17
うれたからすうりうれないからすうりからす- りこ自由詩8*10-12-14
あふれるころ_(幻肢の砦たち)- 乾 加津 ...自由詩8*10-11-27
ルソーの月- salco自由詩7*10-10-24
Whale_song- 月乃助自由詩12*10-10-21
生物- ペポパン ...自由詩3*10-10-20
泣き顔- ……とあ ...自由詩5*10-10-15
ロボット- 佐倉 潮自由詩310-10-14
夜明けの雨- ジム・プ ...自由詩1*10-9-23
レモン色のチューリップが- 乾 加津 ...自由詩14*10-9-22
午前零時の碧空- アラガイ ...自由詩1*10-9-22
詩人たちの仕事- アラガイ ...自由詩8*10-9-16
めぐらし- あおば自由詩5+*10-9-14
深いねむり- アラガイ ...自由詩4*10-9-11
どんぐり- アラガイ ...自由詩2*10-9-10
でんしゃのなかにふる雨は声かもしれない恋かもしれない- 石川敬大自由詩1810-9-1
黄金郷- ペポパン ...自由詩4*10-8-28

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