すべてのおすすめ
  くちびるを貸してください
  そらの絵を描いてあげる
  そらは
  すべての言葉がひびくところ



  心臓を貸してください
  そらの絵を描いてあげる
  そらは
 ....
たとえば 会話はキャッチボールなのに
     いきなり暴投されたときのひとの戸惑った瞳

     それでもボールをひろいに行って
     丁寧に返球するひとの思いやり


     ....
階段の灯りをLED電球に交換した
ちょっと薄暗いけど

四万時間の寿命だという
居間から二階の寝室まで
三十秒あれば昇りきるとして
電卓をたたいてみた
五十年は切れることはなかった
ぼ ....
底ふかい
ながれる霧の
亡失のよあけに
サインのかげりがうかびあがると
ゑづは
狂いはじめ
つよくあしでまといの舌苔
怪訝と
したたりで
烏合を吐きだすつぶてに
そまる


 ....
私は物体だ
鋼鉄となった 私は
この体のない私自身を考えさせられた
でも ああ だけど 人間は嫌いだ


私はいる 夢見ながら
どこかであるそこで
私は生まれたのではない 一本であ ....
それがまるでさいごだってみたいにせつないかおしてくれよ。
願うだけせつなくなることをなんでもして

*

いろいろな噛み心地のプラスチックを食んでいる感覚
自分自身をつみあげた先 ....
水の子ども
鏡にしるしを
つける子ども
今日は 離れて


泡の手と手
ひともとの
すべてがすべてに
あきらかな夢


青と 次の色
半分の径
仕草 ....
  もしもし、
  春になって
  やさしい色の花で
  世界は染まっていったよ
  せつないときには泣いてもいいかい



  もしもし、
  なんとなく今朝
  中川家の漫才を ....
わたしが
いのちをみてるのか

いのちが
わたしをみてるのか

みてるものみな
いのちをみてる

わたしもわたしの
まどのそとを
            110412


ふしだらな
感じやすい
企みを
ひそかに抱き
か細い悲鳴をあげて
かわは流れてゆく
拡がる景色の果て
外国船が汽笛を鳴らし
風が凪いだそ ....
頼りたい
頼られたい
苦しい。

情報の溢れた昨今
蝋燭に火を燈し
骸骨が笑う

食ったら吐いて
また飲み込む
不器用な私
りろんぶそうした
はたらきありが
はたらくことをやめた

りろんぶそうさえすれば
はたらくことから
にげられるのだ

そのきになれば
はたらかなくてもいきられる
そのわ ....
何処かに残っているはずの
理想の欠片が見つけられない
繋がっていたはずの
天球の波動が感じられない
現実的だったはずの
予感は思惑を外れて宙に浮いた
身近に感じていたはずの
神の息吹は遠 ....
なまえのない
はながさいている

そのとなりにも
はな

ことばなくして
よりそっている

はるがきたのだ
ただそれだけ

しずかに
さあ、しずかに

 ....
つばめはこんなに
力強く鳴くんだっけか
君はこれはきこえるのかと問う
返事もせずにいた私

小さな小さなからだのつばめ
遠い場所からきたつばめ
おまえに今がわかるのか
もっと小声で鳴け ....
わたしの背に
連綿とつづく原野
そこに暮らしていた
一匹の仔兎が
今夜
死にました

という
あざやかな寓話を
包帯にくるんで
玄関の扉に
吊るしておきます
けれども街には
 ....
そざつな草むら駆けだしている

雨の窓辺にピアノをたたいている

薄曇りの鏡にあたしがうつっている


夕べは花芯をそよいだゆび

朝には枕にもたれているの

肉の夢をむさぼりみ ....
今日私は
とんでもなく失敗作で
切ない詩をかこうと
切ない詩をよみました

切ない詩は
とんでもなく切なくて
(切なすぎて)
私の瞳を覆ってしまったので
私はなにもかくことができませ ....
テーブルの上に世界をひろげても
あなたの森羅万象は私の目には写らない

それでも世界をひも解こうとお考えであれば
椅子に座って陽が沈むのを待てば宜しいかと

あなたはきっと待ちきれないでし ....
鳥も帰らぬ街の残骸
その真上にも空が拡がる
空には厚い黒雲が犇めき(ひし)
雲の凹凸にたくさんの泣き顔が
泣き出す雨の一粒一粒が
いのちのかけらであったため
泣き出す雨に佇んだ
涙袋が途 ....
{引用=ていねいに、することは、
祈り、をささげることに、
にている、
すばらしいものが、
みな故郷にかえってしまうひに、
売れのこったパンのように、
かわいているのは、
だれのおもいで ....
わたしをゆるしてください

そうやって
かつてわたしのかたちをしていた
うろこをはいでゆく

ときにはたてのようにして
じぶんをまもるためにまとっていた
うろこをはいでゆく

そん ....
シーサーが私を見ている


深い夜 小雨の中 家に帰ると

玄関前に 毛並みの揃ったシーサーが座っていた



私を見ているのはシーサー


静物は 私を洗う


 ....
泥沼 
暗い泥の中 うずくまる 
わたくしの想いは 気泡になって
ゆっくりと のろのろと 浮き上がる
底のない 沼から ゆっくりと 浮上する
ドロドロの水圧に 耐えられるように 螺旋に
 ....
小さな傷には小さなばんそうこうを
大きな傷には大きなばんそうこうを
深い傷には情けないほど無力だけれど
ポケットに入れておいても邪魔にはならないはずさ
自分に使ってもいいさ
誰かにあげてもい ....
  かさ重なった
  野良犬のむくろに抱かれ、
  牛乳を飲んだ。



  嘘をつく唇は
  ふる震えてる、
  蛋白質。



  汗が乾いたあとの
  つめたさ ....
{画像=110315220914.jpg}


*


黒い身体をください。

身体に暗い闇を纏い、
心を閉ざし目を瞑るのです。
黄色い帯を体中に塗ってください。
真っ赤な星をそ ....
描き方は二つあって、

対象を直接に具体的に描くか、

対象を囲む他のものを描いて間接的に浮き彫りにするか。


事態に対して皆がする運動について、

それが是か非かという当否、評価 ....
膿んだ傷のある腕を
長袖の服で隠して
調子の外れたハミングは
いつでも古いシャンソンをたどって
彼女はマリーと呼ばれていた
マリアンヌみたいなコートを
いつも着ているせ ....
おやすみなさい 
お手上げ 手に負えないよ あなたのせい 
おやすみなさい まあお聞きなさい 

赤子が泣いている
泣いてる事を伝えたいのだ 
泣きすぎて泣き声しか聞こうとしない
顔をぺ ....
理来さんの自由詩おすすめリスト(656)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
そらの絵- 草野春心自由詩211-4-19
おそくても- 結川菜青自由詩311-4-19
あどけない話- たま自由詩21*11-4-18
ゆめのゑづ_(幻肢の砦たち)- 乾 加津 ...自由詩14*11-4-18
君のいない部屋の中- 番田 自由詩211-4-17
2006-2007_刺青、あるいは痕跡- はるな自由詩511-4-15
ノート(ひとつ_こども)- 木立 悟自由詩811-4-15
坂の途中- 草野春心自由詩411-4-14
- 小川 葉自由詩311-4-13
ぷらちな- あおば自由詩7*11-4-13
草食性動物- ペポパン ...自由詩4*11-4-12
理論武装- 小川 葉自由詩511-4-12
さいころを振ったよ- ジム・プ ...自由詩3*11-4-9
誕生歌- 小川 葉自由詩1*11-4-5
つばめ- 朧月自由詩311-4-3
Land_Scape_Goat- 雛鳥むく自由詩10*11-3-29
滴るゆびさき- 吉岡ペペ ...自由詩911-3-29
ツン- 朧月自由詩211-3-25
血統- 瑠王自由詩3*11-3-24
見知らぬ街- ……とあ ...自由詩7*11-3-23
帰省- mugi自由詩4*11-3-22
「うろこ」- ベンジャ ...自由詩5*11-3-22
無題- 八男(は ...自由詩311-3-21
言二葉_/_****'04- 小野 一 ...自由詩5*11-3-18
- 茶釜自由詩4*11-3-18
新月- 草野春心自由詩311-3-17
実証するもの_/_伝えたい想い- beebee自由詩711-3-15
いいと思う。- 電灯虫自由詩1*11-3-13
マリー- ホロウ・ ...自由詩5*11-3-13
どぶろくエクスプロー- 民次郎自由詩911-3-12

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