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あなたがいなくなったシーソーに

わたしはまだ乗っている

もともと互いの質量が

違いすぎた為に

あなたへとばかり傾いて

あまり楽しい

シーソーではなかった

今ご ....
(題を決めるのはあなた自身)

空に舞う幾千の星
掬った雨蛙は星を見ている

まるでそこに行きたがっているような、
つぶらな眼をして

でも蛙たちは気がついていない

蛙こそが星な ....
だまってみあげて
ぼくのこと
あざわらうんだろう
わかってるんだ
どこかでわらわれているって
しってるよ

かみさま
そらがわれる
しゅんかんに
あいませんか
いちばんたかい
 ....
そらがなりやまないね
びがびかびかびか
きみがきたのかな
まどをあけたくなった

あめがつよくなったね
ばんばんばんばん
たたきつけるように
ノックするみたいに

まどをあけて
 ....
   半熟卵の茹で時間
   花ふきんの縫い方 
   幽霊は鉄塔を登るということ
   君に教えられたいくつかのこと
   学校でも新聞でも初めて体内を往来した光も
   教えてくれなかっ ....
{引用=


  ? 彼



味噌っかすの子でありました

家での安らぎの場所は押入れの暗闇
たいていそこで うつらうつらと

青空と雲
黄昏の風と 夕焼け
を眺めている ....
闇の中で厳かに

点滅を繰り返す

淡い金色の光

甘美な夢は仄か

極寒の海に漂う

藍色の氷山の群れ

現実は冷徹

孤立している魂

不安が彩どる ....
よく覚えていないが
知り合いの知り合いが盲いたそうだ

その機には親族が集い
里芋や菊の花を毟ったものを
軽々しくさっくりと揚げた

盲いた知り合いは油モノは苦手だったが
その日だけは ....
友達になろうと言う前に
もう友達になってる

デートしようと言う前に
もうデートしてる

つきあおうと言う前に
もうつきあってる

セックスしようと言う前に
もうセックスしてる
 ....
それは夢ではなく
暗闇の中ひとりベッドの上で涙してる自分を
俯瞰から眺めてるデジャブ

突然ひらりとベッドの上から
蝶のように鏡台の前に舞い降りてみて
かみそりを手首にぴたりと当ててみるフ ....
哀しみが霧のように
降りしきる夜
君はただ呆然と
立ち尽くす
僕の目の前で
その瞳を閉じたまま
君は金色の羽根をひろげる
荘厳な儀式のように
僕はひれ伏して
そして君の手に
くちづ ....
雨が降ると誰かが
迎えに来てくれるような
気持ちになります

傘を持っていないふりをして
しばらく軒下に立ってたら
偶然あなたはあらわれました

雨、ありがとう。
あの子やその子の孤独は
柔らかそうで素敵

まるで女神が産み落とした赤子のようで
健やかな膜は健在なのね


この体は 何かが出ては入る循環を好んで
一色にしか染まらないけど存在は莫大 ....
この夜明け
街は忘れていた形を取り戻していく

影が生まれ
新しい気配が景色を横切る
一番透明な時間に
一番透明な予感が
僕を通り過ぎる
寄りかかった壁のその冷たさだけが
まだ夜に属 ....
空が青いから
僕は屋根を焼く
焦げて崩れたその隙間から
青かった空を覗く
思うほど息苦しくもない午後
崩れた屋根は既に屋根ではなく
いつまでも煙を空へと飛ばし続ける

僕は灰空を見るの ....
ああ
また
自分の吐いた
言の葉が
イビツなかたちで
とんでいった

やっぱり
そうだ
着地点をまちがえて
グシャッとつぶれ
ピシャッとわたしにはねかえる

てんてんと
ま ....
私はしらないあさがお
墓石のうえでつるをまく
私はしらないうろこぐも
かぜにふかれてきえる
私はしらない鶏鳥
飛ぶことを忘れたまま
私はしらない子馬
ヒズメを地につきたて
私はしらない ....
きみが森にはいれば
木々は青さを増し
きみが空に手をのばせば
雲はきみに近づこうと雨になり地におちる
きみが猫にふれれば
その三毛猫は、2丁目界隈の王になる

海がみたい、君がときどきそ ....
{引用=↓↓ありがとうございます 一番下から空にむかってお読みください↓↓}














                  ☆






 ....
 街外れに
 セピア色に塗られた
 ポストがある

 セピア色をしているから
 おそらく だれかの
 思い出なんだろう  
あ、と
きみをおもいだすのは
たぶんとても自然なことで
それでいてとてもいいかげんだ

ことばのあいだのくうはくに
わたしたちは寄りかかろうとする
かなしいのかたちをしたよるが
よろけ ....
いつも北を向いている少年について
話をしようとおもってたんですが
ひどい雨が降ってきてしまいました
とりあえず雨に注意を払いましょう
雨のほうが重要です
少年はほうっておいても大丈夫です
 ....
小さな女の子が俺に
だじゃもん ちょうだいっていう
だじゃもん ほしいっていう
だじゃもん ねえ だじゃもん
だじゃもん ちょうだい
だじゃもん ほしい

そういわれ ....
袋があって、それは不思議に光っている
袋の中に光がある

頼りない光だけれど、そっと触れると暖かい

袋は何の変哲もないありふれたものだけれど、
中からこぼれる光が袋をこの世にひとつしかな ....
膝を抱えたまま
心が膝をかかえたまま だ
歩いていても
角の魚屋で刺身用の秋刀魚の目玉に見入っていても
友人につまらないメールを返信していても
いつもの連続ドラマを見ていても
子供たちの  ....
  風吹けば
  薄紅色の水玉模様
  ありがとう
  もう何も考えなくて済む



  閉じこめられたら
  二度と目覚められなくなる
  それがいい



  さ ....
仮面


産まれたての
あの頃に
戻りたくて人は被る








他人を欺きとおせても
おのれの顔だけは

欺けない





頭蓋骨


そ ....
あたしの心は見えません
あたしにだって
見えなくなることがあります

心ってどこにあるんでしょうか?

心臓にあるんでしょうか
脳みそにあるんでしょうか

あたしは思うんです

 ....
溜息すら零せない
その瞬間に愕然とする
どこかで満足しているのだろう
終焉を望んでいるのだから

薄ら寒い笑いに包まれて
不要たる存在としての自己
無視と嘲笑の天秤は
変わらずに揺れ動 ....
夏のおわりが近づいたのだよと雷鳴が耳元で囁いた夜
わたしは小さなわたしの左の乳房にもっと小さな小さなひとつの石を見つけました
まるで岩陰に潜んででもいるかのようなこどもの石です
いつのまにこんな ....
理来さんの自由詩おすすめリスト(656)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
シーソー- 自由詩6*07-6-19
「____」- 白昼夢自由詩3*07-6-13
いかずち- ゆうと自由詩2*07-6-3
いなずま- ゆうと自由詩4*07-6-2
鉄塔を登る幽霊- 錯春自由詩607-5-14
ある親友- まどろむ ...自由詩14*07-5-13
新月の夜- ジム・プ ...自由詩9*07-5-5
陽が沈むころ- 錯春自由詩407-4-30
言う前に- 小川 葉自由詩5*07-4-22
ブランコ- 小川 葉自由詩3*07-4-22
悲しみが- ジム・プ ...自由詩11*07-4-22
- 小川 葉自由詩10*07-4-21
x_と_y- RAVE自由詩307-4-21
夜明け- 八布自由詩1207-4-9
カラスは空にいない- 自由詩12*07-4-1
リセット- 渡 ひろ ...自由詩5*07-2-25
私は- ミネ自由詩7*07-2-21
美しいもの、きみがうつくしくみせるもの- 八月のさ ...自由詩807-2-6
おやすみろけっと- 自由詩15*06-11-6
ポスト- aruka自由詩106-11-3
ユーフォルビア・レウコケファラ- 自由詩7*06-11-2
いつも北を向いている少年- aruka自由詩406-11-1
だじゃもん- 水在らあ ...自由詩34*06-10-18
袋の中で光るもの- akane自由詩506-10-10
- 松嶋慶子自由詩8*06-10-3
春の花- 草野春心自由詩306-9-29
顔_その4- 恋月 ぴ ...自由詩20*06-9-26
コ・コ・ロ- 愛心自由詩606-9-6
偽善の犠牲者- 松本 卓 ...自由詩406-9-4
石_【ici】- 山本 聖自由詩306-8-23

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