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蘇生のイキをするように
そっと虚空に
言葉をはなったとき
言葉はすぐにちりぢりになってきえた
あの日の
あの青空には
二度とであえはしない
....
{引用=
海面からみあげるとこんもりとした森が公園である
ブランコと藤棚のフジ
それからベンチ
蛇行しながら遊歩道の鎌首をもたげる
ぼんやりした外灯がともる
雨ざらしの石段をの ....
{引用=
ふいに落ちてくるのは声
ねむりを破る声
とどまることなく走りつづける
でんしゃのなかを
でんしゃと同じ速度で疾走する男がいて
疾走する男のその努力をもし徒労という ....
うす墨色をした
雨月物語
その雨のない風の気配は
前髪のような柳葉のむこうから
あるいてくる
二人連れのおんなが
ゆうれいだと
ぼくが気づいたのはどうしたこと ....
なき虫であっても
なく虫ではなく
よわ虫であっても
つよがる虫なのである
にがり虫に似た
にがい顔で
本の虫は点とり虫というが
てんとう虫はほんらいお ....
眠らないバスにのった
眠れないぼくは
あの野性化した雲といっしょに
あかるい夏の海辺をどこへむかっていたのだろう
写真でみただけの
マリアナ諸島の鮮やかなブル ....
{引用=
またいつもの
自転車にのって
ぼくがむかっていた
先とは
どこだろう
でも
いまは
どこだろうがかまわないおもいでいっぱいなのは
はたして
ど ....
理来さんの石川敬大さんおすすめリスト
(7)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
失語症から
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石川敬大
自由詩
22
12-1-23
書き記さなければなにも残らないノートに
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石川敬大
自由詩
13*
11-4-28
でんしゃのなかにふる雨は声かもしれない恋かもしれない
-
石川敬大
自由詩
18
10-9-1
夏の夢をとじておもう
-
石川敬大
自由詩
7
10-8-12
虫偏の精神を笑わないでください
-
石川敬大
自由詩
18
10-8-4
うつつと夢の間を縫うバスに乗って
-
石川敬大
自由詩
19
10-7-22
日曜日のカエルは旅好きである
-
石川敬大
自由詩
28
10-6-27
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