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{引用=
あなたはぼくの気を惹こうとして群を離れて走って行き遠くの森でシ
ロツメクサを摘んでいた。真冬の空はいつになくお天気で大好きな太
陽がやさしく輝きいじわるな風さえも心地よい歌となってぼく ....
‥アスファルトが冷たい

足の裏は今にも凍ってしまいそうで
靴の中で指先を丸まるだけ丸めて
足踏み 右へ 左へ をやめられずに

‥まるでメトロノーム

朝は  朝は  朝は
平等に ....
夜の紺色に
黒ずんだ雲がかかり
死んだような空

どれだけ早く走っても
生まれる風は
どこへも連れて行ってくれない
ただ
頬を氷のように撫でていく


帰ってきてしまう
暖房の ....
時速80kmの車窓
次から次へと景色は流れる

ホームの階段をひたむきに駆け上がる
パリッ!とスーツの新人サラリーマン
けっつまずき 宙に浮く {ルビ縮=ちぢ}んだ4本の手足
車窓から消え ....
分厚い本を閉じて
黴臭いじゅうたんに横たわる

天井に時がうつっている
そうだ
君は正しい

はためくカーテンの向こうに
君のいる世間がある

誰とも会わないので
自分がひとりか ....
夜は閉まらないと思っていたのに
今日は 夜が閉まっている
道の片隅で耳を澄ましても
夜が 聞こえない
夜なんて初めから無かったのかも知れない
夜なんて無い
そんなことを言ってる間に
本当 ....
便利さと言う名目で
色んな物が切り落とされていく
夢の島に住んでいたい
と思うのは女々しさなのか

金額や思惑で秤にかけられて
計算高く世の中は動いているようで
取り残されるのは ....
青く澄んだ大空から
光の翼を持った天使が
優しく笑いかける

飛び方を知らない僕は
彼女の姿をずっと下から眺めている

夜が来ると体がうずく

獲物を追いつめ いたぶり
遂には屈服 ....
静かな 音色が 私の
腕を 釣る
首まで もっていかれ
死は 釣られ
音色は 小川を 走る
十字星 にも 似ている

まだ
まだ 終ってはいない
私の 足が 主のいない
夜道を 歩 ....
吐き出したくてたまらない
感情が
弱さのために
置き去りにされていく

そうして自身は守られている


紛らわす娯楽が
今は溢れていて
でも何かが残る
痛みの無いかさぶたのように ....
ビルマの昼寝と
昼間のカラスは
夜に寝て
謀略する猫
謀略する人
夢を囓るガジラ
犬と猫と人と
個人的な関係は
破綻して
憲法改正
大バーゲン
お店の都々逸
クラクショ ....
試験管の中に
夕陽を詰めてみたりしている

幸せなときほど
言葉少なになって

おじいさん

人はみんな子供だったはず
だよね 

聞こえなくてもいいけど
僕もそこまでたど ....
ぺろり

と平らげてそいつはいった
私は////になるんだ。
そのためには必要なことなんだ。
なんだか辛そうだった

次の日
とても嫌そうな顔をしながら むしゃむしゃと食べていてる
 ....
カタコトン カタコトン
ゆうれい列車はゆくよ
こんな深夜に夜風を震わせ
カタコトン 汽笛は悲鳴だ
ゆうれい列車はゆくよ

血塗られた車両で
仕事を終えた首狩りが
カタコトン 滴る獲物を ....
   ゆらぎ。


   その声に
   その指に
   その、まなざしに。

   信じたいのは
   あなた よりも
   この、アタシ。
 

   アタシ を  ....
 紫色の空がなめらかに

 この地上を染め出せば

 深い森の中で

 梟がゆっくりと目を覚まし

 豊かな知恵を含んだ鳴き声で

 街に向かってささやく

 ビールで染まる街 ....
やわらかい
何かがほしい
温かい
何かがほしい


事情を知らない友達の
変わらない笑み

昔好きだった絵本の
死なない猫

何も無かった日の夜の
窓から漏れる生活

 ....
ギタラ ギタラと鳴り響く
緊急 住民集会 泰山木を撃て
の声

怖い小父さん
舟が出る
乞食の小母さん
骨しゃぶる

北から来た娘
爪を光らせ
恥を塗る 木

北風
 ....
繋いだ手の感触を
消してしまえずに

たとえば、今
この空のあの雲
と 私の指が示しても
あの人にはもう
届かないでしょう



尾とひれのついた
魚の形の 群れが
泳いでい ....
僕の部屋には大きな貼り紙があって
窓と名乗っている
ときどきそいつをはがしては
あっちへ貼ったり
こっちへ貼ったりして遊んでいたのだが
ある日ふとしたはずみに
僕の胸に貼ってしまった
 ....
混沌と虚無

襲い来て

僕の意味奪う

超えられぬ

実存

薬の白さより

冷たい雪が

僕の心に降り注ぐ
今日という日は
あなたにあたしを差し出す日
それだけのために今日という日がある
どこからでもどれだけでも
あたしをあなたの思うとおりにしてください

そのためにあたしは
もうどれくら ....
炭酸の泡

コップの汗

小さな心の傷

夏の終わりの空

遠くの電車の音

蝉の鳴き声

気温32℃の残暑

扇風機の風

何一つ足りない物

ないのに

寂 ....
 今日は苦しみから開放されてる
 長く深い夜も静かで心を癒してくれる
 ないものねだりの遊覧船
 終わることをしらない
 身近な子悪魔のささやき
 この夜は幸運にも天使がささやいていて
  ....
 求めても手にはいらない理想郷
 
 なんども自分を確認し

 今いるここに魂の言葉を刻みつける作業

 ここちいい冷たさを身に感じ

 心は穏やか 頭はぼんやり

 とりたて ....
零れる汗に目が染みて
抱えた荷物に途方にくれる
何もかもを投げ出すには
少し遅すぎたのかな

社会人になってみて
背負ったものは責任と
僕の器を蹴破るほどに
膨れ上がった残業時間

 ....
空間を触ってみた。

階段の手前あたりに
暗く空いた穴に

魂を吐く子供
透明な魂を吐く透明な存在だ。
夢みたものは 何でしょう

呼びかけたのは 私だ と?
いいえそれは きっと気のせい

知らない小路に
迷い込んだの?

あやしい影が見えかくれしています
怖いのなら
ついて来ては ....
窓の外は
ひどい風の音です
のどが苦しく鳴るような
うねるような
激しさなのです


思わず私は
自分ののどを押さえます
ひどい風の音です


いま飛び出せば
何を吐き出して ....
目が覚めたらベッドにいたと言う方が
目が覚めたら浴槽にいたと言うよりも
自然なように
あなたの微笑みは
驚異的に自然だ

あなたは別れを告げに来たんだ
というのが今朝の大発見

乾い ....
まどろむ海月さんの自由詩おすすめリスト(596)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
レガート- たかぼ自由詩305-12-17
朝のメトロノーム- LEO自由詩5*05-12-16
寒雷- 自由詩4*05-12-13
小春日和に- 服部 剛自由詩10*05-12-12
行き場- 岡村明子自由詩3*05-12-12
夜は閉まらない- 第2の地 ...自由詩505-12-12
*まいくろちっぷ*- かおる自由詩10*05-12-9
ジキルとハイド- 和泉 誠自由詩3*05-12-9
釣る- 奥津 強自由詩505-12-9
一つにならない- 自由詩7+*05-12-9
フリマのビルマ- あおば自由詩1*05-12-8
しらやまさんのこと(7)- AB(な ...自由詩905-12-8
蝕す- かぜきり自由詩2*05-12-8
ゆうれい列車- なな子自由詩1*05-12-8
スピリット- かおり自由詩3*05-12-8
手のひらの月- 炭本 樹 ...自由詩6*05-12-7
冬の呼吸- 自由詩3*05-12-6
蘇生- あおば自由詩2*05-12-5
空をいく魚の群れに- LEO自由詩11*05-12-4
- たかぼ自由詩505-12-3
鬱病Ⅱ- たかよし自由詩6+*05-11-30
思い通りのために- とびまる ...自由詩5*05-11-30
残暑- たかよし自由詩3*05-11-30
安らぎの夜言- 炭本 樹 ...自由詩205-11-30
今日のらくがき- 炭本 樹 ...自由詩305-11-30
生存証明- 松本 卓 ...自由詩4*05-11-30
空間- 佐藤伊織自由詩4*05-11-29
いざない- 塔野夏子自由詩8*05-11-29
風が季節と流れていく- たりぽん ...自由詩805-11-29
極端に正確な朝- たかぼ自由詩605-11-29

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