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夕暮れの歩道橋で見ている風景
行き交う人波が思い思いに辿る家路
西と東と北と南を結ぶ交差
自分の影と誰か達の影が
重なってはゆっくりと離れていく
言葉を交わす事さえ無い
デジタル時計は ....
ブロック塀の微かな綻びから
雑草が太陽を求めて背伸びする
大地とはかけ離れ場所に根を伸ばし
少しでも高く登れるように
もっと光を浴びれるように
梅雨も明けた七月の末
夜の内に蓄えられた ....
まどろみの中で
自由に走らせたペンが
どんな言葉を生んだのか
引き戻された現実には
何一つ確かなものは無く
書き上げたその時
心から染み出た安らぎは
今は思い出す事もない
きっ ....
溜息すら零せない
その瞬間に愕然とする
どこかで満足しているのだろう
終焉を望んでいるのだから
薄ら寒い笑いに包まれて
不要たる存在としての自己
無視と嘲笑の天秤は
変わらずに揺れ動 ....
冬の曇り空の隙間
陽射しが差し込んだ先を
追いかけて走ったけれど
たどり着く頃にはいつも
寂しげな笑顔を拾って
空を見上げたとしても
気ままな風が運ぶ雲
視線の先で分れて消えて
....
北風の声が少しずつ
冷たさを増す12月
いつもと同じ帰り道
佇むように咲いていた
小さな体いっぱいに
陽射しを浴びてのんびりと
場所を間違え根を伸ばし
季節を忘れて咲い ....
零れる汗に目が染みて
抱えた荷物に途方にくれる
何もかもを投げ出すには
少し遅すぎたのかな
社会人になってみて
背負ったものは責任と
僕の器を蹴破るほどに
膨れ上がった残業時間
....
まどろむ海月さんの松本 卓也さんおすすめリスト
(7)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
平凡な旋律
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松本 卓 ...
自由詩
3
07-7-31
雑草以下
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松本 卓 ...
自由詩
1
07-7-26
夢詠詩
-
松本 卓 ...
自由詩
4
07-1-28
偽善の犠牲者
-
松本 卓 ...
自由詩
4
06-9-4
いつか春を掴む日まで
-
松本 卓 ...
自由詩
2*
06-2-14
白菫
-
松本 卓 ...
自由詩
5*
06-1-21
生存証明
-
松本 卓 ...
自由詩
4*
05-11-30
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