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裏通りの月は
ゆらゆらと揺れて
消える事を恐れない

表通りの月は
隠れればライトを浴びせられるから考える事を辞めた


繁華街の円卓に出された七面鳥に名前をつけていた彼女は 食べる前 ....
夜は時間や気持ちが止まるから
普段言えない様な気持ちや感覚や
そういうものが合わさって
色んな種類の欲望や、感情や


通行止めにしてしまえばいい
きみに触らないように鍵をか ....
ホカホカ鍋をつつきましょう。
自分の立ち位置も分からないのに
理論構築に躍起になっても仕方ありません。
ネギが好きなのか、ササミが好きなのか
豆腐なのか、タラなのか、はたまたうどんなのか
そ ....
ブリキの玩具
軒下に

雨に晒され
色あせる

ガラスの箱に
蝶の亡骸

夜更けに嘲笑う
蝋人形

乾いた心は
痛みなどとうに感じず

窪んだ眼(まなこ)は ....
夜が更けていきますね
送電線を伝わって
ふらりふらりと麦畑を行けば
ほら
電線が囁いている
星屑をまとった天使たちが
口笛を吹きながら散歩しているんだ

軍用ブルドーザーに破壊されたガ ....
穴を ほじくってみる
宝のありかは深く 血を
流さずには とどかない
じぶんの言葉で じぶんを
否認できないやつは 信用しない
春を誘う様な陽射しを集め
自然の暖かさを肌で感じる
それは君の温もりに似ていた

珈琲の苦さが口の中一杯に広がり
小さな角砂糖を一つ落とす
真っ白なそれは黒に染まり
形がなく ....
凍てついた大地に
透きとおった花弁。
水晶の葉。
小さくて
脆い棘をもつ
花が一輪。

誰が知るのか。
それはかつて
紅い花弁をもっていた。
棘すらもその身に纏っていなかった。
 ....
月に侵食されて私たち

どこへ向かうというのか

森は遠く雪は深く

車道の雪は歩みを遅め

靴に沁み込む水が

僕を

惨めな気分にさせるんだ

凍りついた雪が

シ ....
自分が肉の一片に成ってしまう夢など
誰が望んでみるものですか


(けれど毎夜、私はふつりふつりと千切れていく)


私以外の誰かが望んでいるとしか思えませんね

この体たらく この ....
ネオンカラーをまきちらそう
悪い夢が覚めないのなら
そのあざやかさで視覚を刺して

あの子はバケツいっぱいの蛍光ブルーをぶちまけた
スローモーションで
白い布切れみたいなうすいドレスが
 ....
影法師の女の子
どこまで歩いても
水槽の底


影法師の女の子
どこまで旅しても
あたまのなか


影法師の女の子
あなたの足跡は
道にはならず

まどろみの浜辺は
うつ ....
泣いていたわけじゃない
でも泣いていると思われた

両腕に抱えきれない
沢山の華に潰された

泣いていないと否定をしても
心に生まれた
小波に揺れる
私の横顔は
濡れていた
 ....
心の中は決して明るくなんかないけど
サクセスストーリーはきっとここからはじまるから
準備しなくちゃって思った
何も無いからってさぼってちゃいけないし

許せないことは
バニラアイスに混ぜて ....
毎朝決まって川沿いの遊歩道を散歩している
古びた 老人ロボットと
ほとんど毎日すれ違っている女子高生ロボットの側で

ガンジールックな哲学者が行ったり来たりしながら
何やら彼にとっては
非 ....
良かった
頭ごなしに否定されて良かった

鍬を振り上げるとその先端が夕日と重なった

そして不条理と不合理とカキ氷の違いが何となく理解できるようになった

君たちの言っていることが全くわ ....
こわしたいのよ いいかげんないいつけを
ほしくずのスープなんか嘘
もう食べたくないの
ひっくり返そうよ

瞳のキラキラも
目を覚ましたらケロイドになっちゃって
そいつがうたうたうんだ 音 ....
轍に映る
音の魚
午後へ午後へ流れつき
雨のように息をめぐる


偽の季節の声があり
激しく隙間多く震え
水と風の
通り道は濃く


頬をすぎる波
くちびるの波
 ....
砂漠の中のテトラポット ただ意味のない 物達が
僕の前をうろついてる、

土が無いのに花が咲いたり
水がないのに魚が泳いだり

ぽっかりと赤に浮かぶ雲がボクを見て笑ってる

”お前の常 ....
波音に耳を澄まし、東の最果てを想ふ
異国で知る祖国に手紙を書き連ね    
今日も過客の群れへ夕暮れと共に埋没してゆく
隣の爺さんや婆さんはもういないかも知れない
悪餓鬼も汚らしい酒屋も、すっ ....
人生には終わりがあります
僕は君の言葉で生きます

恥ずかしい軌道をえがきながら
この時空の果てに墜落するまで

ままならぬ日々を踏みしめながら
常闇に全てが変わるまで

思い出を力 ....
いつの間にか
とは言っても気付いてはいるし
知っていることと、そうでないこととの狭間で
見えているものは見えている

遠天
空が遠くなった
うつむいて歩いても、どこかで触れているような気 ....
空を切る指を
あたしは掴まずちょっと舐めて
堕ちてゆくのを只見てた
丁度太陽が沈んでゆくみたいに


爪にのせた艶やかなピンクベージュ
貴方に捧げるレクイエムになればいいな
足首に飾っ ....
突然、
人間なんてららーらーららららーらー♪

フォーラムの
みんなが歌いだしたもんだから
あたまの中の空気は凍りつき
ザクザクと行進する
軍靴の音が響いてきた
かけがえのない
愛 ....
招き猫が嫁に行った
注文の多い小料理屋には
微笑みも衒いも無くなり
自然
お客の足も遠のいて
入り浸りだった
どこぞの
ペルシャも
シャムも
来なくなった

閑古鳥を捕まえに
 ....
信じる奴しか救わない神様なんてクソ喰らえだ!
と叫びたい衝動をどうにか抑えつつ煙草を吸う
信じなきゃ地獄行きって脅迫じゃねぇか!
と叫びたい衝動をどうにか抑えつつ珈琲を飲む
貧弱な軽自動車を街 ....
光のたびに
滴は昇る
音に昇る
{ルビ胞=えな}に昇る


肌色をした袖をふり
雲をふちどりゆらめく何か
あとわずかでわかるというのに
午後は土の影を見つめる

 ....
私という名の原石は
ダイヤでもルビーでもない
磨きつづけて光ったところで
それは未だ私でしかないわけで


あなたとの素敵な出会いを
親友は笑顔で試着した
店員の「おにあいです」の一言 ....
君のカタチを絵にすることから始めたい
その眼差しを引き受けることもしてみたい

新宿の庭で踊りつかれた君は
まだ笑うんだろうか?

夜がその滑らかな頬を差し出して
僕は挨拶でもするみたい ....
あるとき
あるやまに
一匹のくまが
すんでいました

このくまは
でくのぼうで
やくたたずなので
みなから
ののしられ
ばかにされ
つばをはかれて
いました

しかし
こ ....
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スザンヌ- P.B.自由詩307-1-4
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冬鳴- 木立 悟自由詩406-12-23
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スローダンス- P.B.自由詩106-12-19
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