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始発の電車に乗り
網棚に鞄を置いて
クロスワードする
この本のは難しい

待ち受け画面に
彼女の写真見て
笑顔の練習する
自然と頬が緩む

喫茶店でコーヒー
革靴の汚れを拭く
 ....
地球は丸いものだから
平たい紙に写しても
全て正確には表せない
距離を正しくしようとすると
面積がおかしくなり
方角を正しくしようとすれば
形が崩れてしまう

地図は
もともと全てを ....
嵐のあと 
歩道に{ルビ棄=す}てられた 
ぼろぼろなビニール傘 

雲間から射す日射しに 
一本だけ折れなかった 
細い背骨が光る 

あのような 
ひとすじの {ルビ芯=しん}  ....
町外れにある小さな海岸には
波が来るたびに
無数の椅子が打ち上げられる
町に住む子供たちにとって波音とは
木や金属のぶつかったり
こすれたりする音に他ならないので
海遊びをするときは
上 ....
まんっまるの満月だ


夜でもあったかいもう

はある

あはは

さくら
あっちのお山の
桜は咲いたかな
ちらほら
ぶわあって
ねえ
ねえねえ
さあねえ

海 ....
ふと気がつけば
後ろ手の冬

雪の匂いも薄らいで
それとは知らず
陽をまとい

季節は
追い越せないものだとばかり
待ち続けてきたけれど
いつの間にやら
景色は流れて

 ....
木彫りのゴリラを作った
魂をこめたつもりが
こもったのは悲しみだった
真夜中彼はがんがん胸を叩いて吠える
号泣だ
朝、机の上の涙の水溜りに半べそでモップかけてる
あんまりか ....
うまれるまえに
だれだったかなんて
どうでもいいよ

うまれかわって
どうなるかなんて
しらなくてもいいよ

まっすぐまよわず
あるけなくても

きちんとじかんを
つみあげられ ....
知ってるかい。 俺も君も天才だってこと
知ってるかい。 躁鬱病で劣等感と優越感の間を繰り返し往来していることを
知ってるかい。 その振り子運動が生きる力を発生させているということを
知らないだろ ....
針金を折りたたんでいく、と
先には僕らが息をしている家が見える
目を細めれば海のようなものがあって
僕らはそれを海と呼んだ
その前で君はセーターを編み続け
僕は隣でセーターを食べ続けてい ....
脱ぎ捨てたシャツには
汗の匂い
それはそのまま
あすへとながれて

うっすらと
口づけをもとめる
よるの首筋は
片付けきらない部屋の
すべてを横切り
とけてゆく


 ....
          夕方、私達を驚かせたのは黒雲のような
         ムク鳥の群れだった。電線の下を歩く際には
       落ちてくる雷に気をつけなくちゃならない。
     鳥達を驚か ....
きっと みんな わかってる

僕は なにも凄くない

僕を動かす 君が凄いんだ



最初から解ってた


僕が

君に

勝てるわけがないんだ


うにょん  ....
今オバァちゃんが食べ残した
お頭付きの鯛が天に昇っていきます
片身が無いので泳ぐ事も侭ならず
さりとて
昇っていくには
残った片身が重過ぎて
潤んだ瞳を
ますます潤ませ
静かに ....
風も無い夜に フワッと揺れるカーテン
静けさの中に 感じる貴方の気配
ねぇ教えて 今貴方の居る場所
ねぇ教えて 今貴方はしあわせ

遺された思い出は綺麗なまま私を縛り付ける
あの世に通じる ....
東京で暮らすために
新宿に降り立った日のことを思い出す
長旅、といってもたった半日だ
タンクトップをねじるくらいで
音楽をつめこんだ鞄を
肩に食い込ませ
その日を酒を探して歩いた

福 ....
鳥篭を落とす
田圃、鳥のいない
鳥篭だらけの田圃


渇いた積み藁に火を放ち
積み藁に火を放ち、
冬が勃起する


ふくよかな夕焼け覆う、
冬がゆっくりと
深く揺れ
 ....
風の吹かない店内で プロペラが回る
喫茶店の隅っこ 私を優しく包む 木目の世界
雨漏りの音がする夕暮れ 待ち人来ず
軋む床の下からは ガタンゴトン
地下鉄の音がする
洗い物を洗う
皿を重ね ....
空っぽになったぼくの頭の中は
乾いた風しか吹いていなかった
それでも
どこからか歌が聞こえる
初めて耳にするそのメロディーは
どこか懐かしかった
空っぽの頭の中は
それだけで十分だった
 ....
暗闇に
四方を囲まれた
街を
少年は
ひたむきに駆ける
羽ばたきにも似た
その足音が木霊する

闇は
巨大な壁のように
しかし
実態を現さないまま
少年の
行く手に立ち塞がる ....
色の名前を忘れていく
最初に忘れたのは
花の色を真昼の
それにする太陽
そして、ものまねの月

雨の色を忘れていく
濡れるものとそうでないもの
雲の内側では透明の
感傷にも似た
匂 ....
ぼくはまた、
何も生せなくて水を求めるばかりか。

 水をください、舟を洗うから ぼくが
 飲むのではありません。ぼくは
 ほとんど飲まない。
 砂漠で生まれたからです。


    ....
眠りながら歩きながら墓標を背負って歩いていると
ぼんやりしたまぶたにぴしぴし当たるものがある

目を開けると
細かい氷かガラスに似たものが降っている
冷たくはないが地面に落ちるとやがて消える ....
「積み木」(1)   


積み木積んで積んだ高さに驚いて
積み木積めば積むほど寂しくて

(きっかけなんてゆうものは
 ほんのささいなものだから
 一番下のどれか一個引き抜けば
 ....
夜の公園の上 ブカブカ 猫が歩いていく

君が 弾く弦の 音に合わせて

お月さんの前を 猫が横切る

キレイなメロディ BGMに



君を想うと 頭の中

 「君が好きだ」 ....
「愛してください」と言えないから「ちゅーりっぷ、ください」と言った


「あなたが好きです」と言えないから「白いちゅーりっぷが好きです」と言った


たった一つ、あなたから貰った
白いち ....
サテンの光沢まばゆく
風が雲の緞帳を翻すとき
ひととき白日夢に眩む

まだ蕾、とも呼べぬ小さな膨らみは
幼すぎて花の名前を知らない

その風の名残のなかで
わたしは繰り返される春を
 ....
透き通る石が相手なら
わたしの瞳もまもられそうで、
こころゆくまで
あずけて
うるむ

そんな夜には
ゆびも優しくなれるから
ゆめをすなおに飲み干して
爪は爪のまま


 ....
{ルビ微睡=まどろ}んで、乗り過ごすうちに
春まで来てしまった

0番線から広がる風景は
いつかの記憶と曖昧につながっていて
舞いあがる風のぬくもりが
薄紅の小路や
石造りの橋や
覗き ....
僕は男だから
産む痛みを知らない
同じくらいに
産まない痛みを知らない
痛みなんて知らない
ここは戦地ではないから
僕はあなたではないから

幸せになる方法を知らない
幸せにする ....
士狼(銀)さんの自由詩おすすめリスト(1707)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
なぞ解き- ペポパン ...自由詩10*07-3-7
言葉は丸いものだから- ぽえむ君自由詩10*07-3-6
「_壊れた傘_」_- 服部 剛自由詩13*07-3-6
海の話- たもつ自由詩16*07-3-6
兎と桜と満月と- ふるる自由詩15*07-3-6
春風を凌ぐ君- 千波 一 ...自由詩27*07-3-6
- 水在らあ ...自由詩29*07-3-6
うれしい- 松本 涼自由詩707-3-5
狂信者作成- 狩心自由詩10*07-3-5
- たもつ自由詩1407-3-5
いつか旋律へ- 千波 一 ...自由詩14*07-3-5
ムクドリ- プテラノ ...自由詩10*07-3-4
勝てない- 北大路京 ...自由詩6*07-3-4
天に昇れば- 川口 掌自由詩19*07-3-4
あの世の闇に…- @ショコ ...自由詩307-3-4
新宿はさようならと言った- soft_machine自由詩23*07-3-4
鳥葬- はらだま ...自由詩12*07-3-3
待ち合わせ- 狩心自由詩7*07-3-3
空っぽの頭の中- ぽえむ君自由詩11*07-3-3
闇を抜けろ- 川口 掌自由詩9*07-3-3
桜、わすれていく- たりぽん ...自由詩25*07-3-3
光と水、林檎- 下門鮎子自由詩7*07-3-2
消える- サナギ自由詩5*07-3-2
「積み木」_(5作品)- ベンジャ ...自由詩6*07-3-2
ネコの_ひたい- 北大路京 ...自由詩12*07-3-2
「ちゅーりっぷ、ください」- 北乃ゆき自由詩14*07-3-2
さくらいろ- 銀猫自由詩24*07-3-1
水晶になる- 千波 一 ...自由詩20*07-3-1
春のホログラム- 佐野権太自由詩34*07-2-28
花束- たもつ自由詩3507-2-28

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