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白猫
――=1より
黒犬
涙量-(36.5℃+35.7℃)=空
=0
また
ボーダーの彼=2シンメトリーの彼
となり
Fen ....
今年こそ
サンタさんの お手伝い
したいと思ってたんだけど
まだまだ力不足
家にいるよ
雪の結晶
光
三次元の万華鏡
夜空のスクリーンに映し出す装置があるんだよ
....
崩れた崖にしか
射せない陽射しがある
とがった石くれが こぼれ
風に拾われた 影を埋めた
朝焼けを浴びて 土の奥が泡立つ
浮かばなかった あの想いが
花のように上を向いて
踏 ....
なぜだか
ほんの少しだけ
淋しいのは
どうしてなのでしょう
綺麗な夜景は
思いのほか冷たくて
なぜだか
妙に泣きたくなるのです
悲しい出来事など
捉えてはいないのに
....
あきらめは
落葉に{ルビ埋=うず}まる倒木だ
{ルビ水面=すいめん}に浮かぶ枯れ葉の息だ
全てに対し
後ろめたいことの無い
青い空をあおぐ
倒木も枯れ葉も
{ルビ生命 ....
ただいま調整中
やたらと
犬が吠えると思ったら
今夜は満月だった
クルクル巻いた
オレンヂ色のマフラーや
ヒソヒソ内緒話をする
双子だとか
そういったものには
もう 懲り懲りで
....
柔らかく重なる
雲の色彩は
思う
あなたの
帆走する
今を、未来を
かすかに拓かれる
澄んだみずいろは
呼吸
わたしの
アクアリウム
泡よ、せつなよ
いつのまにか、ふた ....
空の上に 空が あるなら そこは きっと あなたの 空でしょう
ランドサットの 青い圏
ぴえろ・ぎゃろっぷ の空
きょう 望む 晴れた 空は 青が 深い と
かなしい です ひたすらに ....
図書館の本は
公務員みたいに黙って
読まれる、という役目を
少し怠そうに待っている
田舎の図書館は
どうも品揃えが悪くて
本にも覇気が無い
手に取ってみても
抵抗はしないけれど ....
who
おまえは誰だって問われても
わたしって誰なのかな
今のわたしがわたしなのか
ほんとうのわたしは他にいるのか
自分探しの旅路
だなんて聞き飽きた科白だけど
わたしってやつは
....
人間が嫌いだった。
どうしていつも私の邪魔をするの。
人間なんて高慢で、わがままで、欲深くて、身勝手。
花は散るからこそ美しいだなんて。
どうしてそんなことが言えるの。
花は散っても ....
遺伝子から遺伝子へ
手を繋いだ親子の
後ろ姿に寄り添う亡霊
子供が何かを感じて
....
赤くなった紅葉を
散歩のお土産にくれたのは
あまりにも小さな手に思えたからなのでしょうか
わたしはそれを栞にしました
いつかわたしを未来へ繋いでくれる{ルビ娘=こ}へ
贈ろうとした名です ....
ものがたりをしよう
こんな淋しい夜更けには
ものがたりをしよう
青いペアグラスは粉々にくだけ
私の心は深く傷ついた
銀のスプーンを強く噛んで
一人ドアを閉じ貝になる
永遠などない ....
つなぎ忘れた何かを探そうとして
それすら不意に
忘れてしまう
星空は
いつでもその名を受け取りながら
毎夜を必ず終えさせる地図
瞳がうつす一瞬を
嘘かと惑い
ときには真逆に ....
少し大きな動物が
足元に横たわってる
景色にあるどの線にも
斜めになって
昨日からの続きのように
滑らかな呼吸をしている
その鼻先から
しばらく行ったところを
とうがらし売りの少女が
....
あなたが感じた
その美しさを
僕の手のひらで触れることが出来るのなら
あなたが感じた
その痛みを
僕の右足で蹴ることが出来るのなら
あなたが感じた
その優しさを
僕の頬がさ ....
時間は意識しなければ
いつの間にか流れているけど
本当はこうしている間にも
一秒一秒刻々と動いている
僕達はそれに気付かずに
過去にしがみついたり
....
野いちごを食べて、細いけものみちをわけいった。
蔦が絡まる門が、行き止まりを告げているが、
白い壁に覆われた一対の塔をもつ建物は、
わたしを甘い蜜のように誘惑した。
とり憑かれたように、門をく ....
食べ物を摂り過ぎて
体中に凸凹ができる
凸の部分は紙やすりで削って
凹の部分に合わせる
占い師の水晶のように丸くなった体は
光を反射しながら他人の姿を映す
坂道をころころと転がって
純白 ....
朝、ぼくの季節は二十五歳で
ざらざらとした空を
東から西へ
たとえそれが夢だとしても
渡って、どんなにボタンを押しても押しても/押しても
改行できないでいます
ぼくが、ベーコン ....
まだ夜の明けないころ
街は少し壊れた
機械の匂いがする
昨夜からの断続的に降る雨が
いたるところ電柱にも
あたっている
いくつかの窓の中には
ささやかな抵抗と
使い古された ....
過保護な獣は病みやすく
保護なき獣は
{ルビ傷=いた}みやすい
野に{ルビ棲=す}む者よ
たがいの{ルビ荒=すさ}びが
見えないか
涼しさ寒さは紙一重
闇夜も夢も
紙一重
....
空がこんなにも 開けて
甘い曇天が ひっそりと退くと
天空から秋の雲が垣間見え
私は視線もろとも 空へ 飛び込んでいる
空中を滑空する 夢
この秋空のなみなみとした 胸
陽光の ....
小石がはねた
みっつめのところで
沈んでいった
それはそれは
穏やかに
すこし左右にゆれながら
底を目指して
落ちてゆく
水面に
たくさんの輪を残して
さような ....
響くサイレン
遠のく喧騒
静観するのは
聡明な眼差し
疎らな星空
侘しい空気
縁となるのは
心の松明
此処が闇でも
其処が果てでも
勇敢な瞳に
恐れ ....
僕の右手が
何度も触れようとした、空の隅っこは
夕凪に吹かれて
いつも少しだけめくれていたのを
僕は、微かに覚えている。
その話を
黙って聞いていた君が
急に、眠りにつくだな ....
手でも叩こうよ
しあわせであっても
そうじゃなくても
しあわせなら
よりしあわせになるように
そうじゃないのなら
少しでもしあわせに近付けるように
できることなら
あなたの ....
夜の街は
冷たい
君の手を
拾って
僕は行く
遠く
銀河へ
寂しくはないよ
寂しいから行くのさ
寂しいところへ
寂しくないように
遠く
銀河で
星が
駆け抜 ....
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