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言葉を並べると世界になるのに、
世界が並ぶと、言葉にならない。

それでも吐き出す夜空に吐き出す。
曖昧を、混沌を、不明瞭を。
紡いで象り溜めて放って―――
それで壊れる。

色も匂い ....
すべてが偽りの世界で
僕は嘘をつきながら
生活している

本当の事は信じてもらえず
偽りだけが曲がり通る現在
自分でもどれが真実であったか

忘れてしまった
必要ないから
消したの ....
 しみったれたあんたの背中
 パンと叩いて
 さよならしてあげる
 なんてらしくもない小気味良さで
 バイバイ

 ヘッドライト後にして
 なんとか見上げた空の横っちょ
 さっきか ....
好きだったのは
こうして静かに
時計の鼓動を聞きながら
ふたり黙ったまま
くるはずのない奇跡を
じっと待つ時間

それは永遠
無限に続く鍵盤のようだった

あなたがいなくなっても
 ....
誰が為に
僕は生きる?

自分さえ
救えないのに


誰が為に
僕は叫ぶ?

君の声さえ
聞こえないのに


まるで
世界中で

ぼく
一人だけが

すべて ....
こんな関係やめましょう

それは大人の理屈です









それでもずっと続けたい?

それは子供の理屈です。
  日常の扉から ちょっと寄り道して
 
  いらっしゃいませ


  荷物をお預かりしましょうか

  溜息をお預かりしましょうか

  洗い晒しのジーンズを着るように
   
 ....
田圃に水が張られ
田植えもほとんど終わった。

これまでの鉄筋巣箱を捨て
庭付き一戸建て官舎に住んでいる。
職場まで車で5分
渋滞など無縁である。

田圃の上を
オハグロトンボがひよ ....
うそつきは泥棒の始まり
あなたが

かわいい、なんて言うもんだから
私は
あなたが誠実に
嘘までついてくれるのを

どうした
私の疑いスイッチ
どうしてあなたに作動しない

あ ....
ヒトに生まれてきたのでした

死を放った放物線に
何も絡ませる事も無く
時の歪むのも構わず
日を含んだ風に戦ぐ葉に
影をゆらす

私が揺れている
火の声を聞くようになってから
いつ ....
からっぽだから
蒼いの

とうめいな翅を
ふるわせて
飛んでいったから
からっぽなの

埋めようとして
あなたが
抱いてくれたとしても
満たされないの

満たされない ....
ワイパーが傷んでいるから
拭いきれない水滴で視界がぼやける
思わず停めたパーキングで
いらだちが募り空をにらみつけた

そう これが私なんだ
些細なことに感情を左右されて
 ....
空が微かに剥離する
空の剥離する音をきいている

微かに青い香りがしている

カシャっ

生活はいつまでたっても生活で
ぼくは毎日お腹が空いて
そしてぼくは
sexがしたくなってし ....
もう誰も信じないと 壁を作って閉じこもる
過去の日々が足枷となって 軌跡を残す
あの頃に戻りたいと願っても
時間は戻らず 少しずつ煌きを失うばかり
全てを消去出来たなら 
全てを忘れられるの ....
もし いま ここに私がいなかったとしたら

あなたはどうしているのかしら

あなたは

あなたはどうしているのかしら


私のいる部屋と

あなたと出会った世界とじゃあ

 ....
針はやがて
真っ直ぐに
体に 落ちて

朝は はじまるんだろう

道に ふさわしい風が
崩れた後を 戸締りする

大切なものは 隠され
破けないものは 消した

時刻は
 ....
今日から
明日へと
移ろいでいく
この夜に
一人で行う
誕生祭
あなたが
生まれて
こなければ
僕は
出会うことも
愛することも
できなかった
叶わないことも
あった
切 ....
 可憐な花の狂い咲き
 醜いですか?
 愛しいでしょう

 あの恋慕の試練から
 身を守る術を
 無垢な胸は、知る由もなく

 狂った瞳は
 もう彼の人しか映さず
 狂った唇は
 ....
走って行く風船を
追いかけて
ぼくは手を触れるのでした

手を触れたとき
楽しいものがありました
楽しいものはそこここで美しい時間でもありました

それは見えないものでありました
夏 ....
思い出が居眠りをしているのでした
今日も少しづつ暑くなりそうな感じがしています
揺すって起こそうかと思いましたが
そのままに

夏 それぞれの葉が今にも喋り出しそうな
明るさの中で 震える ....
「絶望を{ルビ殺=アヤ}めてください」

広く遠い
わたしの果てで
またたく星が連なって
高く深い
ゆらいだ空に 光射しこむ。

逢いましょう
契る想いは風に乗せて
あなたの流れへ ....
手をつないで
蛍を見に行ったのだけど

あまりにも きみどりの光が舞うから
僕は天地を失いそうになって

繋いだ手を
ぎゅっと握ったのです

そうすると
君もぎゅっと握ってきたので ....
ときはなして
はしってゆく そら

うでをおおきくひろげて
とけこんでゆく
ほしぼしの そら

もう なにもいらない
すべてのかなたに

ひとつだけ
やさしいやくそくを
く ....
むねにすんでる
やわらかくて
せつないもの
いつでも
せんめいに
さいせいできる

いっしょにすごした
さいごのなつの
はなびも
あか、あお
ぱち、ぱち
さらり、さらり
 ....
西の空の
あの薄桃色は
今日を
黙って許してくれる
と いうしるし
明日を優しく
連れてきてくれる
と いう約束
大きく大きく
愛されている
ぬくもり

光る機体が
傲慢に突 ....
予期せぬ通り雨は
水無月の頃

地瀝青の返り熱は
初夏の頃

夜風の冷たさは
去年の今頃

雨つゆで涙を洗い流したい
君を思い出す{ルビ手掛かり=キーワード}は
たくさんありすぎ ....
すぐに姿が見えなくなる粉砂糖よりも

恨みを残すように溶けていく角砂糖のような恋

そういう関係になりましょう??

どぅ??
自分しか愛せないその人は
満足そうに笑いながら
いつも眉間に皺があった
固く閉ざした
プライドの扉の中の
鋭利な孤独で
冷え切った掌で
きっとワタシは
壊されていたかもしれない
 ....
昨日までは夢だと言う
あなたは夏に向けて静かに融解していく
水をたっぷりと含んだ世界で
それはとても自然なことのように


梅雨の中にいる
紫陽花が咲いた


午後にゆっくりと傾斜 ....
今なお
明日
生きる
いいわけを
模索
して
目を
閉じる
フォマルハウトさんの自由詩おすすめリスト(603)
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