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銀色の星屑を集めたスプーンを空から切り離し
宇宙を知ったかぶりする
星をとろうと手を伸ばす
あと少し
子供心があれば取れたかもしれない
大人になりきれず
空想も減り
夢にも限りがあり
 ....
いたらない
わたしが
なきながら

てのひらにうけた
こもれび

なにがよくて
わるいのか
おしえてくれた

あしもとにおちた
こもれび

そこをみつめて
そこからはじま ....
右も左もわからなくなったら
手のひらをみればよい

右の手にはひらがなで
「て」と書いてあるから

そうやって教わった
あの頃まで振り返る

何かこの先に進むための
ヒントがあるよ ....
僕の口から出るあれは
すべて出す必要はないのだろう

締まりのない思考が
余分な脂肪のように
ぶくぶくと脳ミソにつき始める

これ以上
頭でっかちにならないよう
必死に余計な言葉を
 ....
ひとり部屋の中

 あなたを想う


恋だと思っていた赤は
食べかけの林檎みたいに
淋しい音がした
カギっ子を見た

21世紀のこの時代に
まだカギをクビからぶら下げているんだな
って、感心する一方で
とてもなつかしい記憶がよみがえった


かく言う僕もカギっ子だった

両親が共 ....
わかりあえない
という
隙き間を

麻痺させるために
キスを する

まぶたを閉じるのは
酔いしれるためでなく

誰かを
明確に思い出すため


ある種の昆虫は
だ液と漆 ....
ジャララ
6月の弾力はぼくらを弾ませる水力が
そこらじゅうで揮発する
近すぎる誤解を向日葵の種の側に埋めたりする

ジャララ
太陽の方角を追い続けていくことも
ぼくらには必要なことかもし ....
あなたが苦しんでる
何かしてあげたいのに

何も聞けない
何も言えない

抱きしめてさえもあげられない

ただ膨大に伝わってくるあなたの不安だけが
私の心を浸していくの

どうす ....
心のしっかりしている時間が随分増えた
しかし私は揺れ続けている
「世界は海のようなものだ」
という比喩は見事だと思う
それを受け入れるなら私はその海のどこにいるのだろう
海はひとつか
海の ....
すべてが終わると
その町にも銃を担いだ人たちがやってきた
彼らはこの国の言葉や
この国の言葉ではない言葉で話すものだから
町の人々はますます無口になった

少年は喧騒と沈黙でごったがえ ....
はっぱをめくればなめくじ

みんなにきらわれて
しおをまかれたりする

おまえなめくじ

うまれてからずっと
からだじゅうでないている

おれだっておなじ

みんなにきらわれて ....
ゆきどまりのない
なっとくのいかないせかいで
しずかに たちどまる

はなかざり かざってみたり
へたなうた うたってみたりしても
つづいてゆく ふじょうりを
ごまかしきれなくて

 ....
キミの笑顔が懐かしくて涙が出る
そんな午後

キミのくれた手紙の文字が
奥にしまった記憶を揺り動かす

もう声すら思い出せないのに

ただキミの指差す方向には
いつも
青い空があっ ....
夜のアンモナイトは仄かに蒼く光る。
海の恋人を想い出し、蒼くさめざめと光る。


遙か遙か白亜の海の底、アンモナイトの恋人達は。
手をつなぎ、心をつなぎ、ちゅらと散歩。
 ....
あなたがいないと
笑い方を忘れて
しまう
あなたがいないと
毎日どしゃ降りの
雨に
なってしまう
あなたがいないと
愛するってこと
わからなく
なってしまう
あなたがいないと
 ....
将来のことが不安で、とかじゃなく
ただ、ただ単に
明日が来るのが怖い
って夜がたまにある

なぜだかは分からないが

ただ無性に明日が怖いのだ

夜はひたすらに眠れず、かと言って
 ....
ただの独り言だから
気にしないでください
郵便受けに溜まった新聞が日焼けしていた
古い日付は、風に晒されて
更に風化した遠いあなたの
背中に張り付いて 
帰ってこない のに


201号室の、窓から入る西日を受けながら
忘れて ....
それは
いまにもきえいりそうに

ふわふわと
ぼくらのまえにあらわれ

ながれにおち

みずいろにひかりながら
ながされていったけれど

あのひ
だれにしられることもなく
ひ ....
きみは知らない
きみの昔が
わたしの中では 鮮やかに暮らしていて
きみの手を振るものが
ほんとうは
わたしではなく
きみであることを
わたしが悲しいのではなく
きみが悲しがっていること ....
誰からも好かれるような
人間になりなさい

ごめんなさい
それは
私には無理でした

約束も破ったし
嘘だってついた
できもしないことを
できるっていった
ことばより先に
キス ....
「苦しい」の言葉一つで
泣きそうになるよ。
この手は
いっつも伸びきって
ながれる水もすくえないから

連れていって。
「なんでもないんだから」と言いながら
むずかしい話は、今日はよそ ....
このうそつきの唇は
あなたの耳に嘘をつく

このうそつきの唇は
あなたの唇に素直になる。
3・2・1・ポン
で死ねるなら死んでもいい
って思ってた昔
もし、タイムマシンがあって昔に戻れるなら
そんな自分をぶん殴るだろう

「死」ってのは
とても実感が持てないもので
何らかの ....
恋をしたら
ひとはみんな
詩人になるっていうけれど

詩人のつもりのぼくなんて
いつまでたっても
恋ができないのでした


六月の
ベルベットの小道を
今夜もぼくは歩きます

 ....
悲しい夢を見たあとに
声を上げて泣いてしまったのは
その夢が悲しかったからではなく
その夢が現実にほど近い
記憶だったからかもしれません

昔のことですから
もう数えきれないくらい繰り返 ....
気が付けば、漂流している目覚め
手を伸ばすその先
十センチメートルで
落ちるばかりになっていて
とりあえずここに、漂っている


どうやら
世界の端は滝になっているらしい
落ちてしま ....
自分の言葉で
自己嫌悪にいたる
激痛
遠くなっていきますものが
小さなものと大きなもので
知らないものがたくさんできて
そうして見知らぬひとになってゆくのでした

ありがとうがとても透きとおって
私の前で響いているのでした
 ....
フォマルハウトさんの自由詩おすすめリスト(603)
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