すべてのおすすめ
その確率で失うものがあるのなら
その確率で得られるものも
きっとある

味わった悲しみは
次の喜びを増すためにあると
誰かが言っていました
先日花見にでかけたのですが
今年の桜は遅く満 ....
頭の中で
黒い鳥が暴れるから
良くないことばかり
考えてしまうんだ
この長い夜が
明けるのが先か
それとも
黒い鳥が飛び立つのが先か
朝日はまだ
当分昇りそうにない
秒針が動く
眼は未来を見ていく

君の眼は焼かれてしまったから
未来は見えない

崩れたこの世界
私は君の眼になるよ
君と一緒に
終わる世界をみていこう
「おやすみ」という言葉は
「さよなら」よりも痛い
貴方がたった独り わたしの手の届かない夢に堕ち
幻影達と 誰も知り得ない言葉を仕草を表情を交わすのを
わたしはとめられない

「おはよう」 ....
肩にまわした枝先から
次々に花が咲くように思えたのは
良く晴れた陽のまぶしさでなく
あれはそう
池のほとりから身を投げ出して
舞う花びらをつかまえようとした
少し危うげな
それでいて柔ら ....
   {引用=バージェス化石群のうかぶ
地底の暗がりで
水晶の音を聞きながら
ねむっていた
あなたへ

拝啓}
東北本線の夜行便が
山沿いの陸橋をちいさくわたり
けわしく青らむ空の奥 ....
なぞる
ことしかできないんじゃないかな
あなたの窪みに合わせて
指先でゆっくりと
なぞる
あなたの言葉の輪郭を
胸の中の悲しみを
胃の腑を
なぞる
すると
何かが
うつってくる
 ....
少しだけ悲しいお話をしたあとに
あなたは
少しだけきれいになったようでした

まるでいいことばかりじゃない
そんな嘆きを語っていたわけではなくて
これから先のことをからめて
あなたは
 ....
キラッと光って
すぐ消える

こんな奴に願いを叶える気なんてあるわけがない。
声を出さずに泣いている
心の中でだけ泣いている

いつもは安らぐあなたの顔なのに
今はとても疲れてしまう

一人になりたいなんて
つぶやいている自分がいる

どんなに頑張って笑おうと ....
やわらかくまるめた白い手で
小さな風をつくってみせる

あなたは細く揺れながら
笑うほど
大きく咲いている

感情の枝先にふれれば
おこったようなそぶりで
その
白い身体をしならせ ....
あなたが求めている
融合を
与えてあげたいけど
それはムリなの
外側があるから
ねえほんとは
そんなものはないとしても
現実には
溶け合えないでしょ
夜の片隅で
小さな小さな二人だ ....
受け止めかねる日々が
一日の中にいっぱい
押し寄せてくる
あるいは、波の中にもみくだされ
僕は
思い出の中のせいぶつになるように
ウニャウニャと日々を漂う
生き生きした面影を失った画面の ....
夕闇に
かみひこうき
投げて

どこまで
飛んでいって
くれるのか

思い

馳せる

季節は春めいても
頬を撫でる風は
まだ
冷たい



ふと
隣に居な ....
 一人きりで待っていた
 朝が来るのを
 夜明けが来るのを
 カーテン越しの光はどんより鈍り
 ダブルベッドの隅っこで
 凍えて泣いた
 流れていった何もかも
 君のせいにして眠りに ....
何色の花かわからない
窓のつぼみはもうほころびかけている
明日あたり最初の花が咲くだろう

今度逢えたらそのときに、それは
約束というものじゃなかった

どうしてもあんたに逢いたくて
 ....
こんなにも
ひろびろと
あおいかぜのなかで
ぼくらは
とりになれない

だから
くもよ
ぼくらは
こうしてねころんで
かぜをつるのだ

そらのしずくが
ふたつ
いただきにさ ....
じゃあ ばいばい
そういって地球は
僕と海を
残して
太陽系を去っていきました

ざざあ
ざざあ

波打ち際で
地球が小さくなっていくのを見上げている


…しょうがない
 ....
花は咲くために
水を求め
水を汚す

水は
求められるまま

あなたは逢うたびに
私を求め
私を汚す

私は
そのたびに強く

信じることは
魔法には相違ない
それもひ ....
涙する者は
死んだあと

青いかなしみとなって
宇宙遠方の

つめたいの霧のなかを
何かを考えてるふうに 歩き続けます


ひとが何光年もの希薄のなかを
さまようはずは ないです ....
今日の青空をあなたは見ていますか

いつも二人で見たあの青空が
今日も広がっています

空をつかむ手を伸ばせば
そこには同じ空があると
あなたは教えてくれました

本当の愛とは
心 ....
夕くれに
石版あって

陽炎はところどころで
愛の形を歪めたりする
(それは少しだけ
こころを削る)

(そうして悲しいものだけ
残っていく)
夕くれの
くっきりとした処に落ちて ....
ぼくは
ぼく自身によって
潰されそうになった

ここから

この磁場から
自由になるために

どこまでも
どこまでも

突き抜けていきたい
出会った頃の
気持ちをいつまでも
保ってるなんてできないよ

好きな時や
愛しい時や
それぞれを感じる日がある

・・・でもさ
あの頃の僕と
今の僕じゃ
年も星も ....
こんな雨の日に泣きたいのは気のせいだと思った

この間、久しぶりに友人と飲んだとき
ずいぶんとしあわせそうな顔になったじゃないかと言われた
そのセリフの半分が
励ましだということを
僕は知 ....
ドアを閉めて

もう1度だけ

あなたの名前にさようなら


相談もせず

何もいわず出て行くけれど

これが僕の

最後のわがままで優しさだよ


これが僕の手

 ....
ほしにうつらぬひとがたを
そっとかかえてかがみにひたそ

にじんでこぼれるほしがたを
なみだとまぜてゆめからぬぐを

ほしのかたちはいびつにまるく
ひとのかたちはうすれてくらい

 ....
わたしは猫であったかもしれない
黎明の月にひと声ニャーンと啼いて
死んでしまった猫であったかもしれない

わたしは何万年も前の骨であったかもしれない
アラスカの雪の底に眠る
まだ発見されて ....
ジャック・ダニエルは7歳だった
ジャック・ダニエルは産まれてしまった
ジャック・ダニエルは7歳なのにもう産まれてしまった

世界は一つではなかった
だが現実はいつも一つだ
ジャック・ダニエ ....
笑いながら
人と別れて
生垣に吐いた
犬みたいに土を
被せようとしたけど
そのとき夜が落っこちてきて
フォマルハウトさんの自由詩おすすめリスト(603)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
その確率で- ベンジャ ...自由詩14*05-4-7
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脱出速度- 043BLUE自由詩105-3-22
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こんな雨の日に泣きたいのは気のせいだと思った- ベンジャ ...自由詩11*05-3-22
★131_ドアヲ、シメテ- 貴水 水 ...自由詩205-3-19
つなぐ- かぜきり自由詩15*05-3-18
自己診断- tonpekep自由詩4*05-3-18
ジャックダニエル- Tsu-Yo自由詩405-3-18
落下- チアーヌ自由詩705-3-17

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