だんだんと昇る陽が
私を熱く花開かせる
朝焼けの時にしか会えないオバケが
草むらで淡く発光する
ビビってなんてないよ
ただ少し怖がりなだけだよ
自転車で転んだようなものだよ
笑ってね
 ....
ついに今夜は眠れなかった
午前三時
ひたすら瞑想でストレスを減らしつつ
サーモスのカップに
コーヒー粉
砂糖
水をぶちこんで
がちゃがちゃかき混ぜだ

今日も仕事がある
現 ....
 描き出すもの
  愛も欲望も全部絡まっていて

         ──Grapevine






赤とんぼ夕陽と共に籠に入れ

虫の音やそのお姿は置いといて

名を知 ....
夕暮れの川面に寄り添い

言葉もなく涙を流した

甘く 切なく ほろ苦く

結ばれぬ想いだけが通り過ぎてゆく

映画のようにリアルで

小説のように深く

ふたりは闇に溶けてゆ ....
理想と乖離している現実
指先にも触れていない
シャボン玉のような脆さを
壊さないようにするだけで
精一杯の炭化した燻りが
その暗闇で確かに熱を持つ
直視できずに閉ざそうとする程
胸の中で ....
三つの高さの峰を登らなければならなかった

一番低い最初の峰は登り終えた

けれど、残り二つの峰へのルートが見つからなかった

探している内に夕立が近付いていることを知った

私たちは ....
あなたのG行為を
見せてくれませんか?
手は出しません
ただ鑑賞するだけです
どんな器具を使っても構いません
あなたが果てるまで
傍で見ているだけです
僕自身は何もしません
クラシック ....
苦いコーヒーを啜る
昨日の残滓を回想しながら
黒褐色の液体が食道を滑り胃に落下していくのを感じていた

かすかな期待が薄紅色にときおり光り
羽毛を生やした生き物のように少しだけ微動する
 ....
ブライアンウイルソンは、百姓がにんじんや大根と対話するように、音楽と対話していた。

ピアノを柔道のように演奏するピアニストがいる。
ピアノをポップソングを作るために、演奏するピアニストがいる。 ....
まだ整備されていない、
とても茶色がかった昭和の夢の中を、
ヨウイチ君と一緒に遊びまわって、
一体ぼくは何を忘れてしまっていたというのだろう、
彼の名字がどうしても思い出せなくて、
なんだか ....
教授と寝た?
水色の返答は僕には難解で
秋の空に助けを請う
ハロー、ハロー、
僕の惨めさは恐竜好きの叔母さんゆずり
有精卵だって知っていたかった
丼に落ちる雨だれ
頭悪いな
「フライド ....
そんなもんだよ、なんて分かったような顔したって、飽きもせず生きていくことなんて出来るわけもないし、俺がやりたいのはただ、現時点での俺を更新し続けることだけなんだ、昨日よりもほんの少し違うことをしたい、 .... ここに地球儀がある
私はそれを右回りにも 左回りでも回す事ができる
私は世界の王様なのだ

私は世の中に満足している なぜだろうか
私は目が悪い
私がすぐ満足してしまうのは
身近な世界し ....
気づけば部屋のすみに重なっていく紙のくさぐさ
服用薬品名カード、やら
保険調剤明細書、やら
ほおっておけば粉雪のような埃をかぶって
畳にみじめに融けていきそうな顔をする

教科書サイズのお ....
飯食って飲んでると

どこからともなく

「愛してるよ」

と言葉がわいたので



なんだろね

愛してるよ




自分がおかしくて

笑うのだけど


 ....
君に走り寄ろうとして
転んで思い切り擦り切った
泣いて湿り気で覆えば
傷の治りは早くて
綺麗だったかもしれない
けれど泣かなかった
血小板の力を借りて
乾いて固まっていく体液
新しい皮 ....
ふわっと開いたらしゅるっと萎びたり
しゅるっと萎びたらふわっと開いたり

貴女と云う秋の庭で青々と踊り明かす私 、
              
でたりはいったりひっこんだりひょっこりでたり ....
これはあくまでも報告である。要するに、作品への罵倒という名のもとに行われたとある作者への侮辱とサイト責任者の放置の事実を伝えるものである。

まずはじめに、 B-REVIEW という場所は文学極道 ....
反復する呼吸
少しの重さ
ありふれたことなのに
落下傘だ、と
二人して笑った

微熱の名残りに
わたしちが寝転んだのは
芝生の庭だったかな
覚えたての呪文のように
何度も
 ....
アンダーハイフン

入れているのか、どうなのか

口当たり

ほろ苦くて、爽やかで、どこかぎこちない

右の親指の

皮がむけているようである

血はでていない

ザラザラ ....
繋がり生まれる意味を求めて
無意味な旅を続けているのか
ありもしないのかもしれない
トップ オブ ザ ワールド

匿名の顔の見えない人たちの
名前も知らない北の街に来た

高い ....
集合的無意識

誰かが放った言葉に
自分が発しようとしていた言葉が重なって
なんだかドキドキする
そして先を越されたような気分
このまま自分も発したら
パクってると思われるかなと
余計 ....
今日も世界は青かった
にこりともせずただ青く
深い沈黙のうちに
自ら孕むもの差し出す如く


今日も私は呆れてしまった
自らの我意に振り回され
気付けばあることないこと
貴女に喋り散 ....
美酒に酔い

漁期が終わる明日を待つ

魚影は薄いと知りながら

銀鱗の重みを忘れぬよう

今宵最後の夢を見る
詩はあれで
物語はこれ
そう言える人に憧れる

球数やことばを待っているだけだから
喉にはりつく声や

ひらくのを待っている
ふくのを待っている
泡とちるのを
波によせるのを
口 ....
午前七時、パリはまだ暗い
僕たちが住む
仮の家が面した道路から
車の音が聞こえる

正午、パリには
傘をさすほどでもない
雨が降っていて
大きな地震が来たら
一瞬で粉々になりそうな
 ....
よく眠ったとはいえ
眠り過ぎてつかれた!とも言える朝
コーヒー
ミュージック、ニール・ヤング
安価なドーパミン
最近はドーパミン・デトックスをしていたんだ
だからニール・ヤングの
ひ ....
思い出は寄り添う
犬のように

抱きしめ、
愛おしむことができる
そんな記憶だけを
私は飼っていたかった

だが因果なもので、心の眼というのは
暗く忌まわしい思い出の方に
向いてし ....
目を覚ましたくないけれど意識はしっかり目覚めている
恐る恐る目を開ければ目ヤニがパリパリと
昨日酷使した恨みのバリケードを築いている
体は寝たがっていて布団にしがみつく
今日の空白の予定に敢え ....
すべてはもう終わりながら
自覚無きエゴイスト共の
競い合い殺し合い
此処は既に廃墟なのに、 

 解ってるって 

濃くなる青に冷涼な風吹き抜け
冬の凍結した兵士達の進軍手前 、
  ....
陽向(2躯-30~35)さんのおすすめリスト(649)
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