すべてのおすすめ
 {ルビ花=はな}の{ルビ輪郭=りんかく}は
  {ルビ鋼鉄=こうてつ}のようでなければならぬ 
                                         
       ....
 それしかできない
   ごめんねと 書く

       ── 羊文学




夏のバス不審なぼくを皆避ける 🚍

決められずプリンとゼリー混ぜて食ふ 🍮

おっぱいにチップ ....
散る音も転がる音も枯葉らし

寒のみを老野良猫に感じたり

木枯らしや葉っぱ転がる二歩三歩

{ルビ皸=あかぎれ}が嫌がらせする小指かな

ランナーを真似てか岸辺走る鴨

それぞれ ....
コーヒーをやめて{ルビ白湯=さゆ}にす冬の朝

小春日の電車園児に満たされて

ふくよかな大根足の{ルビ娘=こ}もいいね

その音のパリッと淋し踏み落葉

シュッとして冬のゴキブリ安楽 ....
大根断ち白き純情現はるる

鯛焼の尾までうっすら{ルビ餡子=あんこ}かな

鯛焼屋客の多さに目が泳ぐ

鴨のんき見るぼくも又のんきかな

くるりんと体丸めて鴨潜る

{ルビ灯火=と ....
詩の様に小花に秋の小蝶ゐて

食ふ顔も干柿に似るおばあちゃん

靴置き場{ルビ紅葉=もみぢ}もふたつ並びをり

妖精が紅葉を履いてやって来た

ぷるぷるの中に歯ごたへ橡の餅

干柿 ....
この秋の思ひ出かぞへ指を折る

「さようなら」秋の蝶への一行詩

ランドセル並び小さな秋の恋

冬近しあの野良猫も見なくなり

秋寒しゆで卵の火弱くして

秋蝶のふと見失ふ行方かな ....
核の冬まるい地球も腹立てる

ぼくだけのご馳走キュウリ・マヨネーズ

あの秋のテープを指で巻き戻す

白いもの髪に混じりて僕も秋

鯛焼を待つポケットの手も温し

元気よく風で後ろ ....
片足に秋の小蝶の影淋し

野良猫の影のか細く冬隣

基次郎レモンをひとつ置く書棚

さつま芋ご飯をつまむ{ルビ新=さら}の{ルビ箸=はし}

金柑を中心に秘めお饅頭

ふた口で終は ....
ごみ箱にポンと紙くづ冬隣

秋蝶の影消え風の軽くなる

つぶやけば淋し野菊といふ語感

うつむけば青空の色{ルビ牽牛花=けんぎうくわ}

それぞれに名の美しく秋の草

団栗のひと粒 ....
{ルビ蜻蛉=とんばう}の消えて濃くなり空の色

もぐ人に青空近し青蜜柑

虫食ひもまた可愛らし初紅葉

秋の蝶止まる小花の定まらず

切り株に燃え移らむと苔紅葉

名を知らぬ風 ....
秋の蝶どこからか来てどこかへと

砂時計落ち切りて午後{ルビ酔芙蓉=すいふよう}

蟬の殻この世の何にしがみつく

宿題の夜長消しゴム転がす子

得た夢と失った夢蟬の殻

始ま ....
夕暮れや紅葉を冷やす雲の影

流れ星窓に腰かけハーモニカ

色めくは雲のみならず秋夕焼

朝顔に歩み緩めて二歩三歩

朝顔や隣にまはす回覧板

登りきりそよ風のさき初紅葉

彫 ....
色紅葉色付けばもう散りいそぐ

木の実落ち団栗らしき音色かな

手水にて紅葉も色も掬ひけり

吸ひ物に小舟のごとく柚子浮かぶ

アホしてた青春遠く青蜜柑

失恋しずっとレモンを見て ....
風香り木犀と知る曲り角

木犀の香る風折りポケットに

夕刊のあとに夕焼け赤とんぼ

空蟬に{ルビ未=いま}だ命の気配あり

木犀の香り初恋思ひ出す

ぴくりともせず蓑虫はお留守か ....
 心の地図にのってない場所へ
  出掛けてくると君は言う

         ──UA





手紙書くきれいな気持ち小鳥来る

秋風を連れ去るもまた秋の風

鳥渡り{ルビ ....
 描き出すもの
  愛も欲望も全部絡まっていて

         ──Grapevine






赤とんぼ夕陽と共に籠に入れ

虫の音やそのお姿は置いといて

名を知 ....
 正解は今僕が変えてみせるから

         ──羊文学




夏祭り夢見て帰るおんぶかな 🏇

油断して気付けば大人ソーダ水 🧋

裕次郎部下もいろんなサングラス 🕶️ ....
ほろほろと

独り飲む酒

肩を抱く
もう駄目だ

レッドカードは

は手のひらに
    春風やわーくきやつぷをかぶりおり



    ふわりわーくきやつぷ水の上春の上
伽羅の香を
独り静かに
聞く夜は

墨すりて
香る龍脳
沁みる夜

白檀の
甘き香りに
酔い深く

龍涎香
男はいざと
紅求む
密やかに
眠りに就いた
きみ想う

銀幕に
きみの姿を
映し観る
らぁ~! らぁ~! と 叫んだ夜は沈みゆく

静か過ぎて聴こえない

破短調{ルビ奔=はし}る{ルビ宵=よい}に酔う

突破する壁は厚くて泣き濡れた

ドクドクと胸は彼方に飛んでゆく
 ....
真夜中に
グラス傾け
訃報しる

酔い酔いて
一杯二杯
もう一杯

ウイスキー
琥珀は誘い
誘われて

あまやかな
味たる酒は
琥珀色
あばかれようが知らんぷり決め込む

雲隠れしたい気持ちになる

謎が多すぎて扱えない女

今からじゃ遅い すでに決着ついている

生足に自信あるのは わかるが素足じゃ寒かろう

 ....
名月を背にして仮面舞踏会
林 理仁さんの俳句おすすめリスト(27)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ぼくのおっぱいは好き?〜二匹目のどじょうはいるか?- 森田拓也俳句15*25-7-9
ぼくはおっぱいがすき_〜愛ゆえに- 森田拓也俳句18+*25-6-9
冬の童話たち- 森田拓也俳句17*24-11-22
誰かの冬の物語- 森田拓也俳句13*24-11-13
冬に唄えば- 森田拓也俳句11*24-11-11
もみじナリティ〜。- 森田拓也俳句13*24-11-6
ぼくに似た誰かに- 森田拓也俳句10*24-10-31
禁句・クリムゾン〜迷作アルバム_part_1- 森田拓也俳句7*24-10-25
夢泥棒- 森田拓也俳句9*24-10-24
今を置き忘れて- 森田拓也俳句10*24-10-22
タモリステップ〜Go_to_the_レインボー- 森田拓也俳句9*24-10-14
途中下車の日々に- 森田拓也俳句9*24-10-13
ピーマンの部屋- 森田拓也俳句8*24-10-9
れもんれもん- 森田拓也俳句7*24-10-8
風を折る- 森田拓也俳句9*24-10-6
言ノ葉の彼方へ- 森田拓也俳句7*24-10-4
おじいさんになっても- 森田拓也俳句14*24-10-2
お言葉ではございますが- 森田拓也俳句7*24-9-24
- レタス俳句7*24-9-16
退場- レタス俳句3*24-9-10
わーくきやつぷ- 湯 煙俳句3*24-3-29
- レタス俳句2*24-1-10
真夜中に- レタス俳句4*24-1-10
よるのうた- レタス俳句3*24-1-9
友の伝言- レタス俳句2*24-1-8
自由律俳句_「誘ってるとしか思えん」_2023.01.04( ...- ルルカ俳句2*23-1-4
名月を背にして仮面舞踏会- 北大路京 ...俳句421-1-22

Home