節分

鬼さんこちら 手の鳴る方へ
遠ざかるのは
誰の声 時の足音


ご飯

一人分の 米を研ぐ
冬の大三角
溢れそうな乳白の光

こーひーぶれいく
ですね
いつの間にか眠っていた
開け放っていた窓から冷気が忍び込んでいる
午前2時か3時だろうかと思った
時計の針は10時を指している
煙草を1本燻らせて
深夜のスーパーに買い物に行こうと思った
 ....
真夜中

自転車で無理矢理二人乗り

皆を出し抜いたみたいになった

どこでスイッチが入ったのだろう

タイプではなかった気がする

連れ去られるように走った尼崎の街

我 ....
geŋ-go-jo-ɾʲi-ne-ba-tsɯ-ku-t͡ɕi-n-mo-ku-to-ʃi-te

「春が、さわれなかった」
接触不良の口腔と言語の死角が絡む濃密部位なので、
逆にそれを「触れ ....
 
 幸せなイマジネーションは

 絵空事としか思えないのに



 ネガティブな想像はリアル化しそうで

 不安になるのは何なんだろう



 私が私の足を引っ張って

 ....
小学校四年生のときに読んだ『フランダースの犬』が、すべてのはじまりだという。実際、彼の作品は、神を主題としたものが多い。二十代までの彼の見解は、サドが『閨房哲学』の中で語ったものと同じものであった。「 .... 近くの公園で
詩集を読んでいると
小さい虫がページのうえに

無造作に手ではらったら
簡単につぶれて
ページにしみがついてしまって

すぐに部屋に戻って
消しゴ ....
あさ、仕事に行くために駅に向かう途中、
目の隅で、何か動くものがあった。
歩く速さを落として目をやると、
結ばれていたはずの結び目が、
廃棄された専用ゴミ袋の結び目が
ほどけていくところ ....
散歩うた


毎日は似ているようで違う日々人も変われば立場もかわる

速すぎる子らの足どり尋ねれば実験室を飛び越えて

慟哭はすまいと誓ったあの日より甲殻類の共食い始まり

気がつけ ....
どうしようもなかった
そう言われたらそうだ
それでも見殺しだろう
どのように死んだのか
膨らむ想像が胸に重く
良心が掻きむしられる
後ろめたさも心を乱す
忘れていたことも確か
それでも ....
今までのいつよりも 

今日の私はものごころがついていて


今日より明日

明日より明後日

日毎 呼吸が浅くなって


今までのいつよりも 

今日の私はものごころがつ ....
 
  猫の尻を追いかけてる犬と僕

世の中には一分と待てない人間がいて、あの日の僕がそうだった。

お金の引き出しや振り込みに関して言えば人はクレイジーだ。

  今日引き落とされなけ ....
強がりな若葉が芽生えたから
車を飛ばして海を見に行こう
お弁当はトマト・レタス・生ハム・チーズのサンド
カラシマヨネーズを効かせて

ほら 遠くに洋紅色の貨物船が浮かんでいるよ
きみは う ....
Who’s in your heart now?
誕生日、おめでとう。ぼくはあなたに言った。
全身がおれのストレッチだ! ははははははは!
陽気な日だ、きのうみたいに、特に憂鬱なことはない。 ....
去年の秋のことだ。
老婆がひとり、道の上を這っていた。
身体の具合が悪くて、倒れでもしたのかと思って
ぼくは、仕事帰りの疲れた足を急がせて駆け寄った。
老婆は、自分の家の前に散らばった落ち葉を ....
ボーナス制度とは搾取ではないか。
封建制度の名残である。
賞与は褒美として渡される。
縛りつけるつもりなのだ。
(ボーナス入るまで、やめないでねって。)
給与だけなら12回の手 ....
食べる
空を食べる
それにはまず 雲を食べなきゃ
雨雲を食べる
口の中が 水っぽい
雪雲を食べる
口の中が 凍るよう
赤々と燃える太陽は
さすがに食べられない あっちっちだもの
空を ....
 

『サピエンス全史』著者ハラリ氏、日本初講演で「AI革命の真の危機は“人間同士の不信”」と警鐘

https://www.businessinsider.jp/article/2503 ....
ボロボロになった羽を纏い
紅い涙を流しながら
きみは太陽の熱波を目指し泣き叫ぶ
泥沼でもがくぼくは
その悲しみを視界の端で黙って
祈りを捧げる
互いに別の境涯を選び
行く先はいずれも地獄 ....
高級官僚になれますように
七夕の短冊に、そんな願い事が書かれてあった。
デパートの飾り付け。
ユーモアあるわね。
それともユーモアじゃなかったのかしら?
ひばリンゴ。
ひばりとリンゴを ....
 緊縮脳の有象無象と、グローバリズム(全体主義)という妖怪が発する、執着の集合想念の波動を感じたので、「大祓の言葉」を奏上して八拍子を打った。四月一日の早朝というのも何か意味があるのかも知れない .... 銀色のバケツに残された水
明日の朝にはまるい薄氷が張る
そんな冬の楽しみは
氷越しにのぞいてみる
とじこめられた宇宙

あなたのために冷えていました

冬の清涼な日々も
ずっとは続か ....
小さく丸まった背中に
触れようとして
手をのばせなかった
盆の季節までさようなら
しわしわの笑顔で
手を振る人
何度も振り返って
手を振ると
小さくなった姿が
まだ手を振っていた
 ....
既に理解しているところもあるのだろうから、理解している部分を強みと認知してその部分をクローズアップして画像に換えることも創作過程ではときに必要なことなのだろうか?例えば、たくさんジャンルがあるなかでの .... 僕の大切なベビーフェイス
無理に笑わそうとして泣かせてしまったんだ
細く柔らかな髪がサラサラと風になびく
漆黒のカーテンが
涙でクシャクシャになった君の横顔(かお)を隠して
僕から遠ざかって ....
夜が狂うから眠りはぶつ切りにされる、幾つもの夢が混ざり合って、筋書が存在しない奇妙な色で塗り潰される、なぜこんなに身体が強張っているのか、眠ってはいけない理由がどこにあるのか、俺は理解することが出 .... 声高に叫んだ者は消された
目減りしていく銭
識別されれば狙われる
足音は土に沈み
息遣いは風に溶け
フードを深く被り
唇を固く閉ざして
巣の営みを護るため
食料を探しに
電気を作りに ....
 さきほどまで
 秤に載せられていた
 粉薬のわたくし

 脳の 町の
 何丁目かで目醒めた
 可笑しさの わたくし

 みなみなさまは
 きれいな 冬の廊下に
 靴音を 撒い ....
ひとひらの灰
切れそうな電線で赤い鴉が鳴く
あれを訳してみて
意味のない歌のようです
そう

また歩き出す
瓦礫の橋で合成肉を齧る
この川を渡るのですか?
てんとう虫がとまる
 ....
闇夜にも
重ね重ねて
ぼくたちは
ブーゲンビリア
菜の花の夢


























 ....
林 理仁さんのおすすめリスト(776)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
こーひーぶれいく- 梅昆布茶 ...自由詩1525-5-25
お買い物- レタス自由詩10*25-5-24
キツネ目の人- 花野誉自由詩14*25-5-23
yojin- あらい自由詩3*25-5-21
不幸体質- おやすみ自由詩325-5-13
百葉箱のなかの祈禱書。- 田中宏輔自由詩13*25-5-12
100人のダリが曲がっている。__- 田中宏輔自由詩13*25-5-5
THEN。__- 田中宏輔自由詩15*25-5-5
散歩うた- 足立らど ...自由詩7*25-5-3
どうしようもなかった- 自由詩12*25-5-2
ものごころがついたら- 短角牛自由詩6*25-5-1
後藤くん、金髪先生はいつまでも待つよ- 洗貝新自由詩12*25-4-30
五月には- レタス自由詩6*25-4-28
ぼくは、あなたの大きなおっぱいで終わりました。- 田中宏輔自由詩11*25-4-23
横木さんの本を読んで、やさしい気持ちになった。- 田中宏輔自由詩16*25-4-17
懲らしめてやりなさい。- 田中宏輔自由詩16*25-4-10
食べる- 菊花紫煙自由詩825-4-7
_AI革命の真の危機- 足立らど ...自由詩525-4-5
地獄に仏- レタス自由詩4*25-4-5
DESIRE。- 田中宏輔自由詩12*25-4-3
「クレクレ星人の独り言_56」- ジム・プ ...散文(批評 ...3+*25-4-1
つめたいとかあたたかいとか- そらの珊 ...自由詩12*25-3-31
さみしさの封蝋- 自由詩16*25-3-30
この旅は継続されていくのだろう- 足立らど ...自由詩3*25-3-30
幼な髪の君- 栗栖真理 ...自由詩3*25-3-29
冷えた眠り- ホロウ・ ...自由詩4*25-3-29
dystopia- 自由詩5*25-3-29
秤(2025.03.22)- 草野春心自由詩425-3-29
イトナミ- mizunomadoka自由詩825-3-29
牛飼いの花- TAT短歌325-3-29

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