ひとはひとりで生きてゆくのだと
だれに、いつ、どこで
教わったのかは
すっかり忘れてしまったが、

今は、ひとりでないときは
ないし、

今は、ひとりがあたりまえだと
知 ....
九回二死走者なし
わたしは十七歳だった
バッターボックスで
晴れた外野ばかり見ていた
白線に囲まれて内と外は
確かにそこにあるのに
わたしを囲む輪郭は
ぼんやりとするだけで
虚 ....
まぶたが閉じるのとたたかいながら
キャラメル箱の移動 ゆれる
向こう側の空 灰色
ほんとうは 終らない色

窓開けて あみどに
バッタの子ども
会いに来てくれた
また自分らしくいられる ....
一人で寝ているのに
部屋に人の気配
そちらを見るのが怖くて
背中を向けていると
背中に柔らかいものが触れる
やがてそれは体を覆い
急に重くなる
退けようとするけれど
体は動かず
声も ....
生きること
それ自体が目的

働くこと
それ自体が目的

闘うこと
それ自体が目的

人間生命
それ自体が信仰の対象

そこに人間と自然の調和があり
人間それ自身を目的とする ....
一行目が二行目ならば二行目は一行目ではない これは真である
二行目が一行目ならば一行目は二行目である これは偽である
三行目が一行目ならば二行目は二行目である これは真でもなければ偽でもない
四 ....
生きることは大変なこと
思わず足がすくんでしまう
だがいつまでも嘆いているだけじゃないよ
生きることは戦い抜くこと
この際勝敗は関係ない
戦い抜くこと
それ自体が目的
生きる
生きる
 ....
買い物帰り、袋を持って歩いていると
子連れの母親が「あんなに重いの持って偉いね」と

ありがとう、でもこれ、いい〇こなんだぜ
きれいな顔してるだろ、ちょっと打ちどころが悪か……

昔、入院 ....
すべてがつながっていて
すべてが己の分身ならば
なにを償えばいい

すべてが投影された幻で
すべてが予定調和ならば
いったいどこへ向かえばいい

信じること
深く愛すること
裏 ....
 たとえば、
 コンピューターの、
 彼が、
 計算不要、
 と語る。 

 たとえば、
 いつかの、
 遠い遠い昔の、
 わたしたちの祖先、
 弓と矢をたずさえた、
 獲物をう ....
白く浮かんだ綿雲が涼しげな影を作り、
緑の斑は噴煙のように大地を盛り上がらせた
いつもは動かない巨きな山たちが
突然、立ち上がって天空を掴みそうだ

現実と、非現実との見分けがつかない
遠 ....
 空からぶらさがる朝。眠りの残る背のかたさを気にしつつ、
  やや大きめの欠伸をすると、海面から降り注ぐ陽の光の眩しさに、おもわず、
   海藻に絡めた ....
全て消えてしまえと神に祈ったが
私だけが残り
全てだけきえた
私も消えてしまいたいと祈ったが
私は跡になり
全てもきえた
それはやはり

そうだった

{ルビ伽羅=きゃら}を{ルビ焚き染=たきし}め

熱き胸を{ルビ鎮=しず}める

秋の夕暮れ
男の子の
あすこから
涙がこぼれることもある
まれに
土曜日、
掃除のため工場の窓を開けて、
そのすぐ下を見やる、
とても窮屈な折半屋根のいくつもの溝に、
いつの間にか溜まっている、僅かな土、
そこからひょっこりと生えている、
数本のほそなが ....
大人が子供を買っている光景は
今はもう普通のこと
子供は価値があって使い道があるからね
でも子供達も大人と同じように
知恵があるし行動する力がある
明日かそう遠くない未来に
子供が大人を買 ....
誰かを好きになるなんて
思ってもいなかった

形の違うクッキーみたいな
心と心を抱きしめて

ボロボロ泣いたり
ぺろぺろ舐めたり

自分が生き物だって
初めて気が付いた

寂し ....
{引用=
いつの日か、還る頃合いを待っていた
 ひとけのない停留所に 雨が、降っていた

行き先のないバスに、
いつもの場所で、ブザーを押さずに、

しらない土地へ、行ってみようと
  ....
○「服装」
田舎、小都市、中都市、大都市と
都市になるほど
服装が多様になる
服装で都市度がわかる

○「大きな違い」
田舎と都会との大きな違いの一つは
都会は息抜きができる場所が
 ....
日暮れとともに出港し
太平洋を南下する航路
フェリーの舷側が
海面を撫で
闇の中に小さな白波を立てる

夜半に目が覚め
風にあたろうと
デッキに出る扉を開き
手すりにもたれた
夜空 ....
角がないから、
まあるくなれる、
笑顔という名の、
おまんじゅう、


角がないから、
まあるくさせる、
笑顔という名の、
おまんじゅう、


笑うと目が細くなる、
とぉーっ ....
※本作品はChatGPTが生成した詩である。私は何ら手を加えていない。


「空気を焼くレシピ」

まず、窓を全開にして、風を捕まえるんや。 あんまり激しい風はあかん。そよそよと吹く、ちょう ....
お星さまにとどかない
きらきらひかっているのに不思議
ずっとながめているうち空になってしまった

朝はまだ水がまぶしかった
おなかの模様でちくちく逆だつ毛
たまには吸ってるって知っていて
 ....
 腰は骨を再生でもしない限り良くはならない。だが、ここのところストレッチなどで腰痛はほぼ無い状態と言える。つまり、私は連日勤務で森に分け入っている。山林の灌木や小径木を刈り払っていく除伐と呼ばれる作業 .... ライトゴロを後逸した野球部員のその後
花火大会の最後の1分
河川敷にたくさんの人が集まり歓声をあげる
ワワワワワワワワ
足の爪にマニキュアを塗った浴衣の女
川ぞいに建てられた特別養護老人ホー ....
帰り道でも
     ない道を

通ってアパートに辿り着くと、飼い主のない
猫に好かれて。君の声も、君の顔も思い出せ
ないのに、君の匂いなんて思い出したはずも
ない、あの夜に似てい ....
○「早めの避難」
(年寄り)「八十、九十の足の不自由な年寄りが早めの避難が
     できるわけないだろう!」
(市役所)「だからこそ早めの避難を呼びかけているわけです」
(年寄り)「あんたた ....
自分について多くを語ることは、自分を隠す一つの手段でもありうる。
                  (ニーチェ『善悪の彼岸』竹山道雄訳)

 人は、気のきいたことをいおうとすると、なんとな ....
○「報道官」
アメリカや中国などでは
「報道官」という役職の人がいるようだが
日本の場合はそれぞれ担当している部署の方が
報道官もかねているようだ
例えば政府の記者会見などは官房長官などが
 ....
陽向(2躯-30~35)さんのおすすめリスト(639)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
それが真っ白な大嘘なのだとしても- 秋葉竹自由詩224-9-6
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金縛り- 自由詩4+*24-9-4
人間生命- 渡辺亘自由詩224-9-4
百行詩。- 田中宏輔自由詩13*24-9-4
闘い- 渡辺亘自由詩224-9-4
遊びをせんとや- りゅうさ ...自由詩7*24-9-4
せかいと- 佐野ごん ...自由詩624-9-4
Z3- 湯 煙自由詩5*24-9-4
virtual- atsuchan69自由詩13*24-9-4
SEAHORSE- 湯 煙自由詩4*24-9-4
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五行歌_伽羅香る- レタス自由詩9*24-9-3
涙_- 服部 剛自由詩324-9-3
土の日- 本田憲嵩自由詩924-9-2
昔と今の普通- リィ自由詩1*24-9-2
異星人- ミナト ...自由詩424-9-2
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独り言9.1- ホカチャ ...自由詩2*24-9-1
青と碧- ヒロセマ ...自由詩13*24-8-31
おまんじゅう- 本田憲嵩自由詩924-8-31
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ありじごく- soft_machine自由詩524-8-31
それでも私は山に向かう- 山人散文(批評 ...6*24-8-31
花火大会の最後の1分- 松岡宮自由詩724-8-31
あの夜も- AB(な ...自由詩524-8-30
独り言8.30- ホカチャ ...自由詩3*24-8-30
聖なる館─A_Porno_Theater_Frequente ...- 田中宏輔自由詩12*24-8-29
独り言8.29- ホカチャ ...自由詩3*24-8-29

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