全ての詩集が翼を広げ
永遠の空の彼方へ飛び去ったとき
飛び降りた詩人たちの
血だまりがひしめき合い
詩人たちの巨大な墓標
と呼ばれる高層ビルの根元を
群れた無数の血だまりが包み込み
突き ....
前日はマイナスイオンを浴びて
木漏れ日の中で夢を見ていた

翌日になれば儚い過去
抱きしめていたもの
腕の中から消えて

ゴツゴツした現実の岩を
指先と爪先の感触だけで登る

投げ ....
私は
想いながら
   死んでゆく。


喜びに包まれた名を
明かすことなく
内なる焔は
ひかりよりも

まばゆい。


噫、
おもはざるひの無ければ
かぜの音にきみを聴 ....
先ずは詩書き人としての詩の基礎は良い作品から学ぶことではなくて最初からあるオリジンを提出するときまでに分別していくこと。ネット詩サイトにはトランプカード好きな詩読み人が多すぎるのだとは思うがai(ad ....  昨日届いた知人からの喪中ハガキ
 十二月がいそぐ街道で
 歩むわたしの跡に光っている
 薄いオリエンタルブルーの粘液

 これは体のタンパク質と
 多糖分と大量の水分
 角が右も左も交 ....
水炊きにあすはビーフン東京の水はおいしい目はうつろでも アルルカン?ハーレクイン?道理で惹き付けられたはず。それは、猫!道化師!


    どう考えても字余り。失礼致しました。
白いテーブルに散らばった、
古い痛みと哀しみが
碧色のガラスの欠片とともにある
陽の当たる部屋から外を覗く

破れた写真をページに挿んで
永く閉じている本の背表紙に触れる
想い出は、夢の ....
やっと想いも嘘も忘れた冬の夜に
それでも消えない画像だけは
頭の中のアルバムには残る

昔生きた男のさみしい笑顔とか
押しつけられたありがたさを
断れずに無理矢理笑ったこととか ....
 世界は、ただ一枚の絵だけ残して滅んだという。いったい、だれの描いた、どの絵として残ったのであろうか? あるいは、世界自身が、世界というもの、それ自体が、ただ一枚の絵になってしまったとでもいうので .... 松本さんは
おはよう。こんにちは。こんばんは。
精一杯振り絞るように挨拶をする
今までそれも無かったと看護師は言った
回廊でぼくの袖を引っ張り
彼は時計を差し出し
何かを聞きたいらしかった ....
おむすび、
お出かけする、
にちようびの晴れた朝に、
握ってくれた、
台所の海のかたまり、
炊きたての、
白いゴハンの湯気に混じって、
海苔と塩の蒸せるような香りが、茶の間にまで活き活き ....
このログを読んでくれた方々が詩に対して何処かで、より「関心と理解を深め」て
いただけることを期待して、以下、載せておきます わ 、、、ー、、ー、、わん

この問題をテレビやネットで知った ....
磨きぬかれた回廊が朝日に照らされピカピカと輝く頃
眠りに就いていた患者たちは目覚めの一服をふかし
何時もと変わらない挨拶を何回もする
そして名前を呼び合うことで互いを認識するのだ
ぼくはブラッ ....
{ルビ朧=おぼろ}に深まってゆく夜
鏡に映るのは諦めをつなぎ合う僕ら
幾重にも繰り返されたパラダイス・ロスト
進むほどに歪んでゆく羅針盤

僕らの無邪気の夢はとうに喰い尽くされた
誰かに  ....
アサシン養成所の子どもたちは最後の卒業のときに親友と殺しあうページはパターン化している。闇バイト(の情報を聞いて)育っている今の子供たちは細くなりつつある日本経済のなかで育つにつれ暗殺者を認めてしまう .... あるきはじめてから
やっと息をすることを
感じたものだから
四つん這いにすすむことが
やっとで
匍匐前進した先で
どんなに頭を上げても
見えないものは見えないだろうなって
息が上がって ....


四人のリベラルサヨク
雲の見えるタワマン暮らし
ときに女装して
釘バットをもち
憎しみをこめて
裸体が映った鏡を叩く
駅伝の号砲が鳴るまで
一人はうつろ
一人はがらんどう
 ....
幸福の纏わりついた夜の衣を脱ぐ
ジャージにウィンドブレーカーを羽織り、
フリースの手袋をし、小さなライトを握る
外へ出ると冷気が両頬をビンタした

星空の朝は、町中の窓がまだ眠っている
信 ....
まっ青に晴れた空の下
うなりをあげた風と共に
ちょっと前の未来からやってきた
小さな落下傘部隊が
地上に舞い降りてくるけど
今しか見えないにんげんには見えていないらしい
彼らは透明の弾を連 ....
マガモがシベリアからやってきてはにぎやかに鳴いている
人造湖に多くの渡り鳥達が群れていた
赤い大きな橋のたもとにあった古い山小屋旅館は解体されて
長い年月に蓋がされた

昨日今日、ほぼ今年最 ....
やたら屁は出るし
その屁はとてつもなく臭いし
腹の底には何かあるだろうな、
と思ってたんだよね。

コールタールだった

そんなに厚くはないが
しっかりとこびりついている

言葉は ....
せっかく地球に生まれたのだから
歩くことが目的のはずだった
世界は広く
散々 than than
どんどん自分が小さくなり
動作もぎこちなく
それで
歩き方を忘れた
匍匐前進するには体 ....
テレビに映るにこやかな笑顔
介護の大変さなど微塵も見せず
嬉しそうに成功した親の介護を語るゲスト

母と私はため息をついた
(介護ってそんなに生易しいものじゃない)

祖母を介護していた ....
 ○豆腐

しかし。
まがいものにあふれたこんな世の目と鼻の先を一歩二歩三歩……とことこ歩いたすぐ横丁にあるスーパー。顔なじみの店員。
 「いらっしゃい」 
 「どうも」
 「いつもの ....
解ってる
解ってる
解ってる
解ってる

非道いひと
嘘ばかりついては“ちょろい”と嘲笑う

それなのに
どうしても憎めない
愛しさが込み上げてくる

解らない
解らない
 ....
  

どれほど孤独を気取っても
想えばオレはこれっぽっちも
ひとりっきりじゃあ
なかったなぁ

獣のようなガラスの気持ちを
持ってたわけでも
なかったなぁ

ただ、
甘え ....
君はそれを愛であると信じたかった
僕はそれが愛でないことを知っていた

それが愛であると
嘘でも君に云うことができれば
君は幸せになったんだろうか

だがその幻想を信じる君を
見たくは ....
きみ、
蜜柑、
しろいほっぺたに、
ふたつの蜜柑、
甘い匂いに釣られて
現実が熱で炒られ
無邪気に弾ける夢は
ポップ蝶になる

フィクションの映像流れる館で
夢魔がポップ蝶を喰らう

煽る熱は現実を狩り続け
力が尽きるまで
ポップ蝶 ....
陽向(2躯-30~35)さんのおすすめリスト(639)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
AI――詩人と詩の終焉――- 鳥星自由詩424-12-10
月曜日- 自由詩9*24-12-9
Hallelujah- りつ自由詩6+24-12-8
トランプカード- 足立らど ...散文(批評 ...524-12-8
街角のかたつむり- リリー自由詩11*24-12-7
料理短歌- 足立らど ...短歌5*24-12-5
猫、道化師。- りつ短歌3*24-12-5
碧の欠片- atsuchan69自由詩19*24-12-4
ひとりでゆくけれど- 秋葉竹自由詩224-12-4
THE_GATES_OF_DELIRIUM。- 田中宏輔自由詩15*24-12-4
【病棟日誌】_凸凹- レタス自由詩7*24-12-3
おむすび- 本田憲嵩自由詩1224-12-1
パワハラ知事問題の根っこ- 足立らど ...散文(批評 ...624-11-30
病棟の朝- レタス自由詩6*24-11-29
rouge_so_sweet- 塔野夏子自由詩4*24-11-29
闇バイトのニュースをみる子どもたち- 足立らど ...散文(批評 ...624-11-27
- wc自由詩14*24-11-26
吉岡実をもっと吉岡実にするために- 室町 礼自由詩6*24-11-26
冬の目覚め- atsuchan69自由詩14*24-11-26
フリスビー- そらの珊 ...自由詩9*24-11-25
初冬の夕刻- 山人自由詩16*24-11-24
コールタール- りつ自由詩5*24-11-24
than- 自由詩6+*24-11-23
リアル- 栗栖真理 ...自由詩1324-11-23
光、往路、- 湯 煙自由詩6*24-11-23
愛という呪縛- りつ自由詩2*24-11-23
獣のうた- 秋葉竹自由詩124-11-23
They_call_it_Love- 塔野夏子自由詩3*24-11-23
蜜柑- 本田憲嵩自由詩724-11-23
ポップ蝶- 自由詩7*24-11-22

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