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夜のごみ捨てへ

袋を抱えて

白い壁にヤモリ

張り付いて くねらせて 這って

電灯に抱えた半透明な袋が白く光り

しわが艶めかしく

「ゴミはその日の朝に捨てましょう」
 ....
人魚の名前が アリエルだとしたら
膿ばかり見てきた こんなアリエルも 有り得る
膿には 国境はない 
膿には清濁も いっしょくたん
わけることのない暗い世界で
大波小波 ちぢにみだれ ....
生まれ変わって、小さくなって、街でかわいい服を少しだけ買って、少しだけ仕事して、たまごボーロ分け合って食べて、少しだけの恋愛があって、少しだけ争いと仲直りがあって、春が来て夏が来て春が来て冬が .... 風が入り込み
這いまわり
出てゆくたび
ひとりになる


夜の地に立つ夜の洞
夜を二重に夜にする音
雨は洞を抜け別の夜へゆき
音だけがこちらに残される
 ....
夜をのぞき込む夜が
少しだけ喉を痛くする
壁の虫はどこへゆくのか
おまえはおまえの夜をゆくのか


朝に張り付いた昨日の雨が
陽に刺されては落ちてくる
ひとつの ....
あの青く透明な 透明に一番近い青
いや
二番手もいるかもしれないと

青い海に飛び込む
熱帯魚と泳げば

私はマーメイドかと 錯覚してしまうぐらいの
その瞬間 瞬間
シャッターを ....
空の言葉はインディゴの宿り木で

さらに宇宙から俯瞰して

一太刀 降ろす 優しく 干渉のない姿で

 繊細な聴覚で脳を少し騙しながら
 気取って仰いでいる 風使いの若い眷属
 ....
そこそこ

頑張れればいいのに

そこそこの

毎日でいいのに

そこそこの

顔でいいのに

そこそこの

おこずかいで

満たされる

べきなのに・・・
好きな色だけでなく
そうでない色も

いつの日かカンバスを
汚すかもしれない

そしてそれがまた
素晴らしい絵に
仕上がってしまうかも

絵を書く技術を
持たない者こそ
画家に ....
「アケ烏。」

・休み明け朝陽がカタカナの発音でやってきたので/遮光/

・朝陽じゃなくって朝陽の真似をした烏の鳴き声だったので許容


「精神論」

・サドルの無い自転車を授けよう ....
正月三が日から自称詩を投稿することに
何の躊躇いも感じなくなったら
本格的にヤバいので
入院して下さい
というか家族が心配です
一家惨殺事件の犯人が
自称詩人である可能性が高いのは
FB ....
ふくらめる レンズ
喉で固まって
何度くちびる、噛んだろう
柔らかい毛片
ほこりかぶる列
奪われたあめ色

ぶつかれる 氷晶
固化する汀
鳥達の円錐

夏は溶けていたかった
タ ....
誰もいない
海なら
押し寄せる波で
君を抱きたい

激しくて
離れられない
そんな運命を
信じながら

忍者のように
足音を消して

昼の真ん中で
鏡を見よう

寒そう ....
●桃●って呼んだら●仔犬のように走ってきて●手を開いて受けとめたら●皮がジュルンッて剥けて●カパッて口をあけたら●桃の実が口いっぱいに入ってきて●めっちゃ●おいしかったわ●テーブルのうえの桃が .... 新年、

天空、一段と青く
街、まばらな人影

しずまりおちついた心に
じんじん苦痛の肉、滲む

わたしはやっぱり相変わらず、

絶望もなく希望もなく
ただ心の志し、貫き
この ....
「風の強い日」

ぽっかりと空いた
鳥の空洞に
冬を詰め込んだら

あんなに高くなるんだ
街で暮らす人の目は
うつくしい等高線を
描き出す
いつの間にかの
水溜まり
天気予報 ....
記憶の ぬくもりが
朝のラインに 並びます
いくつかは やわらかく はじらい
いくつかは つめたく ゆるされて

/濡れた空に 水の旗が ゆるやかに たなびいています/



それで ....
眠れずの夜半の僕はといえば
ベランダに丸椅子出して店番す

陳列された星座の数々に反し
なかなか御客も来そうにないが
皇女は嵐を飼っていた
嵐は乳房に纏わっていた

どこからか瑠璃色のヤンマが静かに
目交いにとどまっている

まやかしのような口元が匂う

大路を抜けて山へと折れる道
狂わす水がいざな ....
ぱっくりと
無の深淵が口を開く

僕はただ宙づりで
空の青みを凝視する

いつか紺碧が割れるのを
澄み渡る宇宙が開けるのを
清明がたましいを充たすのを
遠く隔たり祈りながら

〈 ....
実験をしている
足掻くのはやめた
足掻きはこの身の一部となった
ぼくは混沌とともにある

火を舐める
そうなるんだ
神経が虚空深く接続されて
色が混ざる
こうなるのか
透明な手で皮 ....
欠けた刃物のガラクタが
陳列された
壁紙の剥げたじめついた地下室で
グラム・ロック、あれやこれや
わずかに
外界と繋がる
窓に
朝が
遠慮がちに訪れるまで

二匹目に通り過ぎた ....
空が曇り始めている
白髪がだいぶ増え
床屋の前掛けに落ちてゆく
時は着実に過ぎ
すべて、すべてを追い越し
追いすがるすべはなく

そして雨が降り始める

間断なく、容赦なく
そして ....
愚か者になりたくはない
愚か者になってしまうのだ

愚か者がここにいる
愚か者がここにいる

愚か者は愚か者で有ることに
気づかずに
愚か者のまま
朝飯
昼飯
夕食

愚か者 ....
彼の生活を、わたしはしらない
だけれど
きっと彼は排泄もせず
星のしずくを飲み
まれに息をするくらいな筈だ
そんな感じで
ネット詩人は生活をするでもなく
人差し指から滲み出る灰色のインク ....
二〇二〇年九月一日 「転移」


『猿の惑星』を書いたピエール・ブールの単行本『ジャングルの耳』が、Amazon で5983円してた。ぼくは、3000円でネット古書店で買った記憶がある。3000 ....
私は不思議でたまらない
土に種を蒔くと
芽が出てくるということが
私は不思議でたまらない
うちのワイフが
私と何十年も付き合っているということが
私は不思議でたまらない
私がこの世に生を ....
ああ
初々しい顔して
夜が来た
ひんやり涼しい
風も吹く
向かいの家では橙の
灯りが点り
人影が
それは忙しく動いている
わたしは独り寝の床を整え
さっきからじっと座っている
昼 ....
日々は坦々と過ぎてゆくようにみえても
沢山のトラップの集積なのかもしれない

科学は未だ心を捉えられないまま
運命の神にすべてをゆだねている

誰も閉塞してはいけないと思う
誰をも不幸に ....
コロナ
コロナる
コロナれ
コロナれば
コロナります
コロナる時
コロナろう
コロナった
コロナるまい

令和3年の地球はコロナ禍で窮屈
コロナウィルスはヘンタイす ....
陽向(2躯-30~35)さんの自由詩おすすめリスト(647)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
隣りの部屋のクーラーの音がうるさくて- 秋也自由詩423-9-19
こんなアリエルも有り得る- るるりら自由詩9*23-7-21
プーチン来世- 片野晃司自由詩11+23-7-18
夜_消える夜- 木立 悟自由詩723-7-17
雨の街と夜- 木立 悟自由詩323-7-17
人魚- ルルカ自由詩2*23-5-11
風の言葉の私- 朝焼彩茜 ...自由詩4*23-5-8
そこそこ- ルルカ自由詩2*23-4-28
日曜は絵の具を- やまうち ...自由詩323-1-4
three__pieces- ちぇりこ ...自由詩323-1-4
晴れやかな気持ち- 花形新次自由詩123-1-3
凍夏- soft_machine自由詩3*23-1-3
春ニシテ君ヲ想フ- ミナト ...自由詩223-1-3
ROUND_ABOUT。- 田中宏輔自由詩13*23-1-2
新年に- ひだかた ...自由詩5*23-1-1
冬/短詩群- ちぇりこ ...自由詩9*22-12-29
小箱のなかで- 青色銀河 ...自由詩322-11-24
店番- クーヘン自由詩7*22-8-8
鬼女遠景/石と花- ただのみ ...自由詩4*22-6-11
深淵と青空- ひだかた ...自由詩5*22-6-10
火蜥蜴- 凪目自由詩122-6-10
透過の雨- ホロウ・ ...自由詩1*22-6-9
床屋にて- ひだかた ...自由詩822-6-7
愚か者- こたきひ ...自由詩422-6-7
ネット詩人A- 山人自由詩8*22-6-7
詩の日めくり_二〇二〇年九月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩17*22-6-6
私は不思議でたまらない- zenyama太 ...自由詩8*22-6-4
独り寝の夜- ひだかた ...自由詩8*22-6-4
ニュートラル__ソング- 梅昆布茶自由詩1522-1-11
コロナる- 鵜飼千代 ...自由詩9*21-12-12

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