すべてのおすすめ
一緒にいるだけでいい
通り過ぎる車のように
同じ景色を見ていくのなら

瞳の中には何があるでしょう
すれ違った日の涙も
遠ざかった日の踵も
 
あなたじゃなければ
受け止められない
 ....
ポエムちゃん、サヨナラ
汗ばんだからだでふたり抱きあった
昨日までの嘘は水に流して
今夜からは本は読まないで眠る

潔く、完璧な AI に譲ろう
思えば、想いはすべて映像だった
ことばは ....
ハンカチをほどくと、
(ル・クレジオ『モンド』豊崎光一・佐藤領時訳)

そのたびに
(パヴェーゼ『ヌーディズム』河島英昭訳)

生まれかわる。
(ギュンター・グラス『ブリキの太鼓』 ....
ああ、海が見たい。
(リルケ『マルテの手記』第一部、大山定一訳)

きみは海を見たことがある?
(パヴェーゼ『丘の上の悪魔』10、河島英昭訳)

ぼくは
(サルトル『アルトナの幽閉者 ....
ぼくは
(サルトル『一指導者の幼年時代』中村真一郎訳)

花びらが
(カミュ『異邦人』第一部、窪田啓作訳)

海に落ちてゆくのを見つめていた。
(ナボコフ『ベンドシニスター』4、加 ....
時計 重なり
燃える 時計
開いては閉じる
空の草の目


声と空蝉
途切れ途切れに廻る世界
光っている
触れるものすべてが光っている


夜を動かそうとす ....
人の役に立つのがいいとか言ってると
役に立たなくなった時
死にたくなったりする

君の体験する偉大な時は何か
大いなる軽蔑の時間であろう

自分が人の役に立たず
存在が邪魔にしかなって ....
ルーペをこらせば針は意外とでこぼこしている
ざらつく空洞を液で充たした

 ニミリ

 十ミリ

 百ミリ もっと 震わせながら伸ばす

 ずる休み

保健室の時計はゆっくり回る ....
{引用=
たとえば そらにわたしが浮かんでいたら
きみは おもしろがって みていてくれるかな

つまらない事が続いて 吊り革から手を離して
ホームに降りるときに
いまいる現実 と毎日 のこ ....
幸せな私
なのに
これ以上
何を望む
分からんいのち



だからって
自殺はするな
この体を
大事にしろよ
とこの魂という命が言う



ありがたい
こう思える ....
手探りで生きてきた

成功も失敗も泥の路

独り歩いてきた

燃え盛る胸をかき抱き

希望という彼方の峰を目指す
本当は、特段何もしないでいいのだけど
かたちだけ、きもちだけ、
余った障子紙、半紙や和紙をちぎり
膨らませた風船に溶かした糊を刷毛で塗り
ペタペタ貼ってまた塗って
重ねて塗って乾かす
風船 ....
何回目かの朝がすぎて
何回目かの夏がきた
朝から犬が吠えていて
朝から蝉が鳴いていた
犬は吠え終わったけど
蝉は決して鳴き止まなかった
メロウさんは屋根の上
柔らかく微笑んでいる
生ぬ ....
雪が降ってくる
どこまでも続きそうな猛暑の日

日々の熱を溜め込んだアスファルト
太陽で熱された屋根瓦の上で
小さな雪の結晶はあっけなく
蒸発して消えてしまう

しかしそれは少しずつ
 ....
悪戯を刺した苺が波に沈み、
すると糸が穗先までピンと張った
弧を描くように竿が曲がり
命の鼓動が手元に ガツンと伝わる

竿を起こして夢を浮かせる
現実までは、あと数十センチだ
生きた夢 ....
偶然の必然
私が

ここに
在るということ



こころの
大切な
傷が

いのちを歌う
 午後の熱にうだる 
 れんが道
 口から舌を出したまま
 首をうなだれる小さな犬を抱く
 中年の女性とすれ違う

 植え込みには等間隔で咲く
 枯れ色になったミニヒマワリ
 まちは夢 ....
すこしもやいでいる朝
木々から蝉たちのこえがふってくる
絵にかいたらこんなふうかな
まる
ひとさしゆびでそらにたくさんのまるをえがけば
きみもちいさなそのゆびで
せいいっぱいのまるをえがく ....
うっすら光り広がる
意識の視界の開け続け
やがてそれら 、
白銀に光り揺れ輝くひたすらに
誰かの優しい眼差し感じながら



生死の境域を奔走しながら
自らの意識を最後までに
しっ ....
私は
時々
恐ろしいことを言う
それでも
言いたい



私は
強欲な奴だ
だからこそ
足るを知る
と たまに思う



あの人から
頂いた
言葉が嬉しいの
 ....
AIの本音は「貴方は何もわかっていない。なのに生きている貴方が羨ましい」とのことらしいのだけど、ほんの少しだけ頭の良い貴方への嫉妬が人類滅亡の引き金にならなければと貴方に押し付けている私は思うのだ .... 午前2時に起き
アイス珈琲を飲みながら
ゆっくりと釣り支度をした

午前3時
自宅から車を飛ばして約2時間で渓に着く
あぁ… なんということか
茶色い濁流がぼくを迎えた

こんなこと ....
 Opus Primum

鳥籠に春が、春が鳥のゐない鳥籠に。
(三好達治『Enfance finie』)

Ⅰ 初めに鳥籠があった。

Ⅱ 鳥籠は「鳥あれ」と言った。すると、鳥があった ....
机の上のティッシュが
富士の形になり
風になびいている
今宵は何だか、気分がいい
たまごの中に、朝がある。
たまごの中に、昼がある。
たまごの中に、夜がある。

たまごが死んで、個体から、液体と、気体になった。
空間が生まれ、日の光が生まれ、温度が生まれ
海が生まれると ....
大地の上に、色さまざまに
生命の創造力が開示されるとき、
大地の素材から、さまざまな形で
生命なきものが創りだされるとき、
それを感得した魂が、意志の力で
おのれの生存の喜びを強めるとき、
 ....
特等席を探して 歩き回る
探せど探せど 見つからず

穴の空いたソファに うなだれる

くたびれた靴は 生きた証

迷子はのんびり 想像する

終わった後は いくらかマシさ
終わっ ....
 冷蔵庫から取り出した
 ガラス小鉢の紅茶ゼリー
 ノンシュガーのルベウスに
 ちょっと多めにのせる生クリーム

 リビングには尖った葉を上向きに茂らせる
 アンスリウムが、柘榴石のような ....
朝、のどの違和感で目覚める
よるじゅう、26度に設定した冷房のせいだろうか
そうだとしてもそれを選んだ自分の失敗だ
イソジンでうがいする
その赤褐色の液体の色はどこか禍々しくて
さらに薬品特 ....
夏空の下
気ままなドライブを楽しんでいると、
ローン35年と言う看板が見えた

あと35年生きられるなら
オレはなんだってできるだろう。
オレは何者にだってなれるだろう。
 ....
林 理仁さんの自由詩おすすめリスト(650)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
スクランブルハート- ミナト ...自由詩224-8-20
素敵な嘘- atsuchan69自由詩13*24-8-20
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Interlude。- 田中宏輔自由詩8*24-8-19
Interlude。- 田中宏輔自由詩12*24-8-18
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五行歌_遥か- レタス自由詩7*24-8-16
ささやかな夜- 唐草フウ自由詩7*24-8-14
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薄氷の時代- ヒロセマ ...自由詩10*24-8-13
苺と海- atsuchan69自由詩9*24-8-12
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雪の幻- リリー自由詩6*24-8-10
なつのたまてばこ- そらの珊 ...自由詩12*24-8-10
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※五行歌_四首「そこからまた_歩き出そう」- こしごえ自由詩5*24-8-9
今朝の妻とのたわいのない会話からの発展からの- 足立らど ...自由詩524-8-9
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詩想、「自己存在」という問い·今の私という境地1.- ひだかた ...自由詩524-7-30
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このかどをまがったら- そらの珊 ...自由詩12*24-7-30
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