夜に
眠れないあなたに
ひとつの歌を届けましょう


哀しみを
癒してくれる
そんなこともあったかも
夜に泣かせてくれる
すこし冷たい涙が枕を濡らすかも
それくらい
我慢 ....
トリプルコーク1440という技は
確かに凄い
鳥肌もんだ
雪景色の澄んだ青空に飛び出して
回転する姿は何よりも美しく
素晴らしい

しかし、私には
もっと凄い技がある
トリプルコーク ....
荒涼とした
この地に独り立ち
君の傷ついた足を洗う

地獄にも似た静寂が辺りを覆い
暴威の呪われた異邦の声が響く
冷えた原色の広がり、渦巻く虚空の灰

君は微笑む
いつまでも微笑んで ....
雪が止み
東京はいつもの晴れ
祝日の人々で
駅前は混雑している
駅前を外れ住宅街には
紅梅が満開で
そのしとやかな小さな花の房を
吹き抜ける北風に揺らしている

日常の変わらぬ光景が ....
思想的骨格なんてないんだ
生活の輪郭は薄葉のように
透けて見えているさ

命の混迷はシナプスの独語にすぎない
教育は幸せの基礎を教えてくれる

ルール。道徳。
大好きな理科。

ち ....
しんだいのち

ことをおもって
よく
ないている
どうしようもなかった?とだれかをせめて
どうか
あなたはしあわせであってよ
訥々と繰り返される心音が冷える大気に反響し
舞い散る雪は別れの予感に打ち震えながら
ゆっくり大地を濡らしていく

誰もが不安と虚無におののく夜
鳴り響くアンセムにすがり付き
自らの行く末を ....
透明にゆらぐ火炎の秋
あなたは雲り空の斎場で
ひとり密やかに焼かれた
紺色の重力を振り解き
垂直に あるいは
灰白の螺旋を描いて
懐かしい星の郷へ昇る
秋のフラグメント達
けれど残され ....
私の
冴え返る
闇を
聴くと
光る魂




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
「急がば回れ」と
あのひとが
言ってくれた
あの日は
今日につながっている




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
無数の鳥が羽を散らし 冬の花に熔けてゆく


羽音だけを残して



浅瀬に見え隠れする魚は鱗に触れる水を文字のように火で濡らす

揺れる水の傍らで
魚の影は濁り

流され ....
何処までも澄んだ声が響く
この夕暮れ
西の地平にうっすらと
青いシルエットを晒し
富士が佇む

明日は大雪、底冷えする夜

仲良く手を繋ぎ
お眠り、子供たち
詩を通じて
たましいの交流を
してくれる
みんなへ
ありがとうさま




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
夜を手球にとるほどには柔らか過ぎて
愛を味わうほどには幼なすぎる真理子

きみの歌を聴こうそれからふたりで
誰かのためのレクイエムを奏でよう

地球の形をきみに説明する能力のない僕は
厳 ....
その大きな屋敷にわたしの兄姉はいた
少しだけ血が繋がっていたので
わたしは右手で彼らは左手と思うことにした
左手を使う時彼らを思い出した
出されたデザートの皿は欠けていた

兄はとても器用 ....
赤ワインと睡眠薬
その助けを借りて君の腕の中へと戻る
安っぽいセックスと悲しい映画
その助けを借りて自分の居場所へと帰る
君は頭がどうかしているんだよ、多分
手紙を送り続けるのはやめてくれ
 ....
詩人はたまに発掘される
死人はときたま以外には埋葬される

しょーもない音楽が僕のちからならば
ときどきとおるきみの声がとてもいい

貫通しないトンネルはいまもあって
とても大好きな僕の ....
どんなに化粧したって
着飾ったって
きみはきれいじゃない
生まれもっての
整った顔だって
お金を掛けて
直しまくった顔だって
きみはちっとも
きれいなんかじゃない

きみ自身から
 ....
空は晴れて
沈黙している
僕はぼろぼろの大地を進む
目から草木の緑を喰って
僕はぼろぼろの大地を進む

地球は退化しつつあった
死は迫りつつあった
一条の光が震えていた
僕はベストを ....
二〇一九年五月一日 「パソコンを買い替えたので」


 パソコンを買い替えたので、ネット接続がいちいち面倒なことになっている。ルーターがくるまで、パソコンを使わないので、4、5日か、一週間ほど、 ....
帰る場所はないのです
しんしんと降りしきる雪に
身も心も冷えきって
帰る場所はないのです

底の底で揺蕩うわたしの
向き合う時間はあとどれくらいだ?
ゼイゼイあえぐたましいに
残された ....
 
ふいに淋しく/なんて口にしながら/随分と
正体も無くして/やがて眠りにつく

ひとの子の様で/子猫の様で/寝息とその顔は
野に咲く花が/白い野の花が揺れていた畔と
蝋燭の記憶/人間の記 ....
乾燥肌の娘を皮膚科に連れていく
娘はおでこをひっかき血が出ている
父と母と娘と三人で車に乗って
これが家族だ、と
父は急に気づいてしまう
三人の間に緊密な連携があって
三人の間に消すことの ....
聞いた風な言葉が
ふわふわと漂う
そこには
何の新鮮味も
感動もない
不安すらない
ただただ安心な言葉が
吐き出されては
消えて行く
安心が生活を
つまらなくさせていることに
誰 ....
雪は身じろぎもせず降っていた
無人駅のホームはすでに雪で埋め尽くされ
その明るさはほんのりと
ともし火のように浮かんでいた

ストーブを消し、鍵を閉める
無人駅の除雪番からの帰りしな
積 ....
冷えきった
孤独が敷き布団の上で
待機する
砕けた空、深夜の悪夢
見知らぬ人が出入りして

青みを帯びた夜の溶解は
哀しみの渦に霧散し
見知らぬ人が
心の廃墟を弄んでいる

やが ....
つらつらと つららのことをおもってみていた
軒先に根をはやし
重力に逆らいながらも
きりりと尖ってうつくしい
冬がこしらえた期間限定のその造形は
猫とじゃれたあと
うつらうつらしているうち ....
心の支柱はプライド
お年寄りの自慢話は
たとえ繰り返し聞かされた話でも
しっかり聞きましょう
うちの親父も家のなかに
農業関係の表彰状や感謝状を
いっぱい飾っていた
あれが心の支柱、プラ ....
「おはよう!」というと
「おはよう!」とこたえる
「おはようございます!」というと
「おはようございます!」とこたえる
「お帰り!」というと
「お帰り!」とこたえる
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あった
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アトランティスが
首 ....
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