鋼の振動、
水色の空、

荒涼 一斉に立ち上がる
力動 一斉に押し寄せる

神様が観ているよ、
向こうの岸辺で
柔らかな湾曲に踊り
透明な静かさに憩い

白い三角、接触する 黒い ....
●それでは●明日のあっくんの「意味予報」をお送りいたします●明日は●午前中ずっと意味が明瞭ですが●昼ごろから晦渋となり●午後から夕方にかけて●ときどき意味不明となるでしょう●夜は●明後日の未明まで .... なにも ない
ただ しずかさだけ

在る、

醜さも美しさもひっくるめ
遠く凍り付き近く熱を帯び

老いた人をみた
諦め切るように
美しい人をみた
輝き出るように

街通りに ....
夜闇に沈もうとする
この白壁の小部屋に
忍び込む肢体 柔らか

球形の乳房、貫く直線
撓り揺れる音響の激化
わたしは知らない、
窓辺に匂い立つ深紅の薔薇

夜闇に浸されゆく
この白 ....
わたしは曇ったガラス窓
指先で書く文字の向こう
許容できない現実が冬の仮面をつける

ひとつの痛点が真空を真中から押し潰す
円く膨らむ響きの肢体 震えの侵食を
包む衣としてまなざしは海
 ....
 カップ麺に熱湯注いで待つあなたの
 お耳を拝借できますのなら
 こそっと お話してみたい

 京都駅から地下鉄に乗り四条駅で降りて
 阪急電車に乗り換えます
 地下鉄の改札を出た駅構内に ....
真っ直ぐ進む
時間の陥没、
力動 垂直に
裂け目入れ

一瞬のマバタキ、永遠の開示

すべて、掴み取られ
時間は瞬間の延長
響き放つ形象の乱舞

広々と、ひろがりのびゆき

 ....
 谷を降ると 邑があり
 邑の奥には 娘がおり

 鳥に囲まれ 竿を矯めていた

 旗を嘗めるのは 炎
 少年を 馬に 飼わせていた

 閉じこめられたんじゃない
 自分から 入った ....
黙って眠っていたかったのに
喋らされた
火焔をつめた この水殻に
うまく着火してよ 音をひく
かくん うなづいて

眠りながら
なにか もの欲しそうだったから
感情に群がる ほそ長い舌 ....
奇妙な輪郭が重なる、

年老いた額の皺
若々しい筋肉の隆起

青年と老人のアンドロギュノス、 

世界を観察し叫びを上げる
世界を観察し歌をうたう声

銀色のアルペジオ
打ち下ろ ....
 晩の嵐の止んだ朝
 どっぷり濡れた
 舗装道路を進み行く

 街路樹の折れた枝が煉瓦の上に
 太さのちがう枝を見る
 散り落ちた若葉が煉瓦の上に
 柔らかな緑は目に強く
 レンガ色と ....
タイムスリップしてる途中に、
私が落っことしたiPhoneが、
アダムとイブの元に降っていき、
そこから死ぬほど、変わりまくる歴史。

フィアンセの姿が自販機になったけど、
そのまま挙 ....
●森川さん●過去の出来事が自分のことのように思えない●って書かれましたが●たしかに人生ってドラマティックですよね●齢をとってもいいことはたくさんありますが●じっさいにそれがわかるのもそのうちのひと ....  犬といる午後
 肉がざわめく
 灰いろのひろがり

 この部屋で
 許しがあったことはなく
 交わす偽り
 弾ける肉声
 どこからが贖いなのか
 どちらが生なのか
 知る迷いはな ....
凍てついた青、しろがねの空

放たれる声はふるえ

「おっかぁ、雪がふってきた」*

哀しみ、

この世界という残酷
引き受けた覚悟の前に

透過され澄み

静謐な思考という ....
 僕の瞳にはオレンジだけど
 君の目には何色なのか

 そよぐオレンジの群れに
 君はお尻を向けて移動中
 ちょうど僕の胸の高さに居て
 翅を広げる
 胸部と腹部の背中がはっきり
 見 ....
のっしのっし
あくまで青い
世界を歩く
大気に透過し
冷気に凝集し
接吻する

あなた

なんにもない
なんでもない
もはやただ
のっしのっし
あくまであおい
せかいをある ....
四足歩行から二足歩行へ、いつの間にか背が伸びて、視界は地面から離れていった
地面を手放して、人工的な空を話す
泥や砂にまみれた手で作った空想は、どこかで今も呼吸しているだろうか

具体的な空想 ....
苔の声の波
静かでいて濃やかな青
甘い気持ち
森の奥まで
敷きつめ

それから虫たちの唇を寄せる
月が光るのには秘密が

人間時間を過ぎ
円やかなデトリタスになって
落ちるまま
 ....
家のこんなちっぽけな基を
雪で濯う問い惑
はだしの記憶
石畳が
こんなに冷たいのだったら
杭の水死辺りで丸くなれないか
小魚を誘なう眠り

よその種では
籠に込めた指を
幻に見ると ....
殻を割って現れたピストル
うぶ声ばきゅんばきゅん
弾は持っていなくても
じっとこちらを見つめ
狙い定める本能

貝にはさまれた文
古紙のにおいを纏う
刷り込み済みの姿は
慕情を昏く縁 ....
光の感覚
思い出のように
余韻 響かせる時、

赤 青 黄
三原色の
鮮やか輝き
騒ぎ出し、

白い未知ゆく白衣の人を陽気に踊らせながら

光のオーラに弾み震え
ぽっかり白月浮 ....
自分のおさないころ、
「おまんじゅう」のつつみと言えば、
「経木」であったのです。

それはいえいえ、「かしわ」だって、
「さしみ」だってなんだって、
つつんでいたのです。

あの ....
朝陽の照り返し、
アスファルト道は銀の黄金の輝き

人は行く、

今日の命の営みに
無常の中に永遠を掴み

人は生く、ひとはいく
 
 線路沿いの路肩に這う茂みは朝顔らしき
 蔓と葉に花を二輪つけていた
 花は控えめでいて澄んだ紫陽花色
 歩み寄る私の指先に
 四枚羽の片側二枚つままれて
 運ばれてきたトンボ

 ....
やわらかな毛布にくるまり
天井に響くヘリコプターの爆音
次第に遠退いて行くのを聴いていた

ずる休みした日に、

学校にたまぁに
どうしようもなく行きたくなくなって 
 
畳の小部屋 ....
荒涼とした原野 広がる

灼熱の太陽の降下、
大河に崩落する氷河の轟音、

旅人は進む 遥か遠い地へ

花咲く丘には柔らかな陽射し、
終わりなき時流に降り注ぐ小糠雨、

巨大な漆黒 ....
これも運命
天の自由だ

真昼の幽霊は言った。
天気雨きららきらら



{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
ほこりひとつほどの穴が

語り始めたという樹木

転がるがそれより痛む

青いリボンに触れる時

手書きの不吉の使者が来る

銀光が告げる時刻

ためた鏡を洗う王

変わる ....
{ルビ蜩=ひぐらし}の歌う
夕暮方に
西の空は 蒼く透けて
予感が
宙に解ける



{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
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